ICT工夫
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山梨日日新聞の記事、2009年4月24日で中心街品ぞろえ「不満」48% 市の消費動向調査 「満足」を初めて上回る 6割が郊外SCを利用が出ていたので気になって甲府市サイトを調べてみました。
地域消費動向調査結果があります。地域消費動向調査報告書(平成21年3月) (1.83 MB) が該当すると思いますので、後日記事にしたいと思いとりあえずリンクのみ。

この調査開始以来の時系列をまとめて山梨総合研究所あたりで分析した記事があるといいな。統計から将来に反映させる計画を組み上げるのでなくちゃ経費も時間も無駄だ。甲府市中心市街地活性化計画について調べていた時、この「地域消費動向調査」というデータに言及した話は出ていなかったように思う。委員の皆さんはこれまでの調査内容はご存じで、それを前提にした会議をなさっていたのでしょうけど、一言くらいデータの所在を書いておいて貰えると部外者でも話の中味が見えてくる・・・

中心市街地活性化計画では歩行量調査については話が出ていたような気がします。2006.12.19 甲府衰退の原因と対策と記事にしていましたが、その後甲府商工会議所で時系列データは調べていません。最近の記事では「歩行者通行量」を目標にしてはいけないがありますが、quolaid.com ではしばしばこの事が取り上げられていて私もそう考えるようになっています。だから一過性のイベントで人集めしてもそれが終われば街はなにも変わっていない、個々のお店の問題ということが消費動向調査では出ていたのだと分かりました。この調査は昨年9月、オギノ撤退が報じられたのは12月です。そしてその甲府銀座ビルの所有者が何を考えているか私はそういう情報に未だアクセスできない・・・



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2009年4月24日国土交通省のニュースリリース、平成21年度地域活力基盤創造交付金 第一回配分概要についてから

(1) 配分の考え方
 地域活力基盤創造交付金の配分については、今後、地方公共団体から提出頂く計画に基づき、決定する予定ですが、その際、現下の厳しい経済情勢に対する取組み等に支障が生じないよう、平成20年度からの継続事業について、平成21年度予算の一部を先行配分することが必要です。
このため、早期執行が必要な事業に係る地方公共団体の要望を踏まえ、配分額を整理し、第一回配分を実施します。
(2) 配分額 国 費 : 671,101 百万円
今回の山梨県分は、9,805 百万円 でした。

横内知事は記者会見(平成20年12月3日)で、『(知事) まあ一般財源化になりませんが、しかし道路だけではなくて、地域の判断で、その地域の活力の基盤になるような、広い意味の公共事業ということになりますけれども、そういうものに使えるということになればいいのではないのでしょうか。それは大変に使い勝手のいいものになるのではないかと思います。
 現実に各都道府県は、自分の道路の特定財源、それから国から来ている地方道路整備臨時交付金以外に一般財源も道路整備に入れているわけですから、これが膨らんでいけば、今まで入れていた一般財源を入れなくていいという理屈もあって、その分をたとえば医療とかにまわすこともできるわけですから、いずれにしてもここが充実したということは、地方財政にとって、道路とか公共事業がいいというわけではなくて、その他諸々の分野にとってもプラスの効果があると思っております。』
とおっしゃっています。

ガソリン税問題の時に、道路特定財源なんておかしいという意味のブログ記事を書きました。2008.02.29 道路特定財源、その他色々とか、2008.03.05 道路よりカネだ!!と、高知県などです。
山梨県ホームページからどこを見ていけば地域活力基盤創造交付金について書かれているのかわかりませんが上記知事記者会見はヒットします。その他検索していたら衆議院議員 山本拓さんの記事がヒットして、地域活力基盤創造交付金の先行配分が決定しましたが読めました。なるほどこういう事なのかと少しは理解できました。

山梨県の借金が多いという話は先年の知事選でも大きなテーマになっていましたが、2009年04月25日の朝日新聞山梨版が報じた「直轄負担91億円 大阪府知事らとは一線」などから私にも借金が増える理由が少し判ってきたような気がします。
『現行の負担金制度は、国から負担分の詳細な内訳が、自治体に明らかにされておらず、横内知事は、十分な情報公開や説明の必要性も指摘している。だが一方で、地元負担が法律で定められていることを挙げ、「一定の合理性がある。制度がある以上、払わないということは原則的にすべきではない」との見解も示している。』 これも結局のところシステム設計がおかしいのでしょう。日本はバグだらけのプログラム全体を根本的にリストラしないと持続できないように思えてくる今日この頃です。リストラを誰に委ねるか、それを決める時期は間もなくなのですね。地域活力の基盤は道路だと思い込んできた地域に、この新しく名付けられた財源は単なる着せ替え人形では無いこと、誰が何をどのように説くか、そこをインターネットで見ていきたいと思っています。



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