2009年4月11日と12日、信玄公祭りでは「賑わい城下町」とタイトルして近県各地からB級グルメが甲府市中心商店街の「かすがも~る」に集結。
私は(社)山梨県調理師会による「戦国時代めし」に注目していました。
「武田信玄公の時代にあった食べ物を再現。」とのことで、お話を伺うと甲陽軍鑑に記載されている事を参考にして当時の調味料は何が使えたかなども考慮し、制作された3品が供されました。
「めし」とは言ってもご飯ではなく焼肉(鹿の代りに鶏肉)とつみれのような味噌を使ったものと野菜あえ(伺った内容の記憶が曖昧です)。これを文献調査だけで作られたことに驚きました。
もう一つ試食したのは、埼玉県
行田市から参加された「ゼリーフライ」でした。
リーフレットから拝借すると、『おからと蒸したじゃがいもに人参と葱のみじん切りを混ぜて、小判形にして素揚げして、ソースにくぐらせたら、ハイ出来上がり』 だそうです。
日露戦争に従軍された行田市出身の方が戦地で中国人から野菜饅頭の作り方を習い、それを行田に持ち帰りアレンジしてゼリーフライが生れたと伝承されているそうです。
2個1パックで販売されていて量も少なかったので食しました。コロッケとも違う、さっぱりして美味しかったです。『小判の形をしているところから、「銭フライ」と呼ばれていたのが、いつの間にか「ゼリーフライ」になった』と書かれているWebページもありました。検索すればいろいろ出て来ます(^o^)
かすがも~るに南側から入って行ったのですが、最初の店で銀座通り入口に近く位置していた「富士宮やきそば」の行列にびっくりしました。
どの店もこんなに並んでいるのかと恐ろしくなりましたが、他の店ではそれほど待たずにすむような雰囲気でした。
他にも試食したいものはあったのですが、ここでお腹に入れてしまうと次の予定地で食べられなくなるので我慢して通り過ぎました。すなわち軽くすむ「ゼリーフライ」と「戦国めし」だけにしたのです。
この企画は大成功じゃないかと思います。こんなに賑やかな「かすがも~る」は初めてみたような気がしました。
主催された「こうふ食( こうふく)倶楽部」さんに拍手!