ICT工夫
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2008年7月1日に毎日新聞の記事からリンクされていて山梨版記事がでていたことに気が付いたので読んでみました。
『国の04年度調査では、喫煙する男子高校生の8割以上が自販機でたばこを購入。県警少年課の調べでも、喫煙で07年に補導された未成年は過去5年で最高の2099人に上っているだけに、未成年の喫煙抑止に期待が寄せられる。』と始まる山梨版の記事は未成年者喫煙の防止に焦点を当てた記事になっていました。

(山梨県警の)少年課によると、喫煙による未成年者の補導者数は▽03年=1804人▽04年=1737人▽05年=1992人▽06年=1910人--と増加傾向にあり、07年は2000人を上回った。
なかでも高校生は▽03年=844人▽04年=810人▽05年=983人▽06年=913人▽07年=874人--と毎年半数近くを占めた。

飲み屋さんには駐車場が必要だという土地柄でも法改正と共に飲酒運転は激減しているようにも思えます。おそらくどこの地方都市でも同じではないかと思います。それを考えれば未成年者の喫煙についてタスポで防ごうという発想も分からなくはないのですが、もう一つ忘れていることがありそうです。
タバコを吸う方ならご存じですがタバコの箱一つ一つに書かれていること(手元にある MILD SEVEN では)、『喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります』(これに簡単な説明と厚生労働省ホームページのアドレスも記載)、『妊娠中の喫煙は、胎児の発育障害や早産の原因の一つとなります』(同上)、これに加えて『未成年の喫煙は法律で禁止・・、身体・学習機能の発達に障害・・』のような文言も追加しておくことが先だったように思えます(^o^) すなわち文言は何でも良いですが、法で禁止した根拠を明確に示しておくことです。成績が落ちて進学にも差し支えると思えば吸わなくなるでしょう、それでも吸うなら成人喫煙者と同じマナーだけ守らせれば良い。

毎日新聞によれば、『カードなしで購入できるコンビニでも、未成年者にたばこを販売しないための取り組みを進めており、甲府市内のファミリーマートは「年齢確認実施中」と明記したポスターをレジの脇に張った。』とあります。『これまでも月に約10件は未成年者への販売を断っているコンビニの店長は「未成年者に売らないよう今後も一層心がけるだけ」と話している。』 当然の事を淡々とこなす、それで十分なはずなのにそうなっていない世の風潮が目につきますから、この店長さんの発言がキラリと光ります(^o^)

私が数年前に甲府にきた時に、道路沿いが商店街というより飲食店街、飲み屋街になっていて、それぞれに駐車場があることを強く印象づけられました。その第一印象が未だに尾を引いてはいますが、街の姿がだんだん見えてきた最近では、ここにこんなお店があるという素敵な街のイメージが増えてきているのです。
飲み屋さんの方でもお客様の飲酒運転防止に注意していると聞いています。公共交通が無い街で運転代行という仕事もきちんと機能しているそうです。
私がいつも気にするインターネット・セキュリティの問題もそうですが、関係する全ての人々に正確、的確な情報が伝わるようにシステムを組むこと、そして最後のところは本当の意味での自己責任に帰するのだという個人としての自覚が育つようにすること、それしかないと思うのです。
知らされた問題を自分で処理できない場合には、それを依頼できる組織、機関を示しておくことで年齢層を問わず全ての人々に対応できるはずですし、そういう仕組みを作ることが行政やNPOその他社会的な活動をする組織としてのあり方だとも思います。私が一番嫌いなのは声の大きな人だけが楽をする世の中(^o^)



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