事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

龍馬伝~第23話「池田屋に走れ」

2010-06-06 | テレビ番組

Hiraokayuta02 第22話「龍という女」はこちら

前回の視聴率は19.5%で全ジャンル中5位。誰も期待していないサッカー戦がトップにあったとはいえ、上位5番組はすべて日曜日。在宅率云々というより、地上波のステイタスが下がり続けていることがわかる。こりゃ、平日は「ゲゲゲの女房」の奮闘に期待するしかないか。

陸奥宗光登場。クールで功利的に見える彼が、のちに龍馬のために激発するあたりまでは描かれないのだろうな。演じているのは平岡祐太。「スウィングガールズ」の、あのお兄ちゃんがねえ……。あ、貫地谷しほりとはあの作品でつながっているし、福山雅治と佐藤健とはアミューズつながりか。

大河ドラマの魅力は、「のちの○○である」という具合に偉人の若き日がむき出しに描かれることだ。陸奥にしても、三菱を興す岩崎弥太郎にしても、そして龍馬にしても、若いころはおよそ何者でもない。ただ単に「生まれた時期」「いた場所」「いっしょにいた人間」が結果として偉人にその人物を引き上げたのだとしても、同じ条件にいてもなにごとも成さない人物もいただろうな、と視聴者が思えるあたりが醍醐味。今回の龍馬はちょっと正論吐きすぎですけど。

ついに池田屋。この、一種の警察行動が歴史に残っているのは新選組の名をとどろかせたことによる。近藤勇も土方歳三も、その時点までは単なる田舎侍にすぎなかったのに……

第24話「愛の蛍」につづく。草刈民代再登場を祝して、今度こそ21%と読みました。

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カモシカ騒動その2

2010-06-06 | まち歩き

Yamagatacherry1_2 その1はこちら

酒田のカモシカ保護~けがなく、山林に戻す

酒田市中心部に出没し、逃走していた野生のカモシカが4日、北に約7キロ離れた同市本楯地区に現れ、無事保護された。

 酒田市では、3日に市中心部の住吉町や船場町などでカモシカが現れたが、捕獲網をかいくぐって逃走した。

 4日早朝からは、本楯地区で目撃され、市職員や酒田署員ら約15人で捜索。同日正午前、JR本楯駅周辺で見つけて追跡を続け、獣医師が空気銃で鎮静剤などを注射、捕獲した。

 捕獲したのは国の特別天然記念物・ニホンカモシカの1歳前後の雌で、体長約120センチ。けがはなく、同市の八幡地域の山林に戻されたという。

 市危機管理室の吉田吉信室長は、「市民に被害が出ないうちに捕獲することができて良かった。山で静かに暮らしていてほしい」と話していた。
(2010年6月5日  読売新聞)

……さすがカモシカ。1日で30センチも体長が縮むあたりは怪物だ。でも、このカモシカについてわたしはなにも知らなかったのだ。

「カモシカって、鹿じゃないんですよね」

うちの職員がボソッと。

「またまたぁ、鹿だろぉ?」

「いえ、確か牛に近いはずです。」きっぱり。

調べてみよう。こんなときはウィキペディア。

広義には、ウシ目(偶蹄目)ウシ亜目(反芻亜目)ウシ科ヤギ亜科の、ヤギ族以外、すなわち、サイガ族・シャモア族・ジャコウウシ族の3族の総称。8属10種が属す。
シカの名が入っているが、シカの属するシカ科ではなく、ウシやヤギと同じウシ科に属する。したがって、シカとは違い、ウシ科のほかの種同様、角は枝分かれせず、生えかわりもない。

ホントだっ!カモシカって牛だったんだ。知らなんだー。

「どうして知らないんですか、山形県の獣なのに」

「え。カモシカって県獣なの?」また検索だ。

……まさしく、県獣でした。

「よかったですね採用試験に出なくて」

面目ない。ついでにわたしは

県の木(さくらんぼ)

県の花(紅花)

県の鳥(オシドリ)

酒田市の木(ケヤキ)

市の花(トビシマカンゾウ)

市の鳥(イヌワシ)

など、何ひとつ把握していないことまで露呈してしまった。これでも地方公務員。そしてこの夜、わたしはもっとものを知らないことを痛感したのだった。

以下次号

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