事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

古畑任三郎を全部観る Vol.26「古畑任三郎 VS SMAP」

2009-02-20 | テレビ番組

Ishiimasanori01 第25話「消えた古畑任三郎」はこちら

1~2シーズンの総集編「消えた古畑任三郎」のオンエアが1996年4月9日。視聴率がコンスタントに25%超というお化け番組となった古畑任三郎は、ほぼ三年後、1999年の正月にスペシャル版で復活した。

ゲストは人気絶頂のSMAP。彼らを“同じ孤児院出身の運命共同体である5人組”として犯人役に起用したのだ。フジテレビらしい仕掛け。古畑任三郎のイベント化はここに頂点を迎えたわけ。

三年もたっているので、キャストも仕切り直し。

赤か青か」で爆発物専門家を演じた木村拓哉は、もちろんスマップの一員として。

さよなら、DJ」でラジオ番組のディレクターを演じた宇梶剛士は卑劣な恐喝者として。

いたるところに出演していた梶原善は、弁当屋「梶善」(笑)の配達係として、それぞれ再登場する。

そして、もはや制御不能となった今泉慎太郎に代わる古畑の助手に、アリtoキリギリスの石井正則が起用された。これは三谷幸喜のたっての希望だったようで、“身体に似合って”コマネズミのようによく気がつくアシスタント役はぴったり。(誰も言わないけど)けっこう長身でスマートな西村雅彦とのアンサンブルもいい。

さて、今回は草なぎ剛を脅迫する宇梶を、5人全員で(アリバイをお互いに補完しながら)殺すストーリー。5人のなかで、誰かが計画を妨害しているという伏線も用意されている。

三谷幸喜は役者のキャラに合わせて書くのが好きなので、制約の多さはむしろ歓迎だったろう。いい子ぶる中居、ダンスのおぼえが悪い稲垣、切れるとみさかいがなくなる香取、しょぼくれる草なぎ、そして傲慢な木村……ジャニーズ事務所も脚本に苦笑していたのではないか。

「ぼくたちもオトナですから」と主張するスマップを「オトナじゃないから心配してるんじゃない!」と叱咤する敏腕マネージャー(戸田恵子)は、実際のスマップのマネージャー(ジャニーとメリーの娘との間で壮絶なバトルをかましているとか)がモデルになっているのだろうか。

スマップのことなど知らないふりをして、しかし「稲垣さん、『青春家族』拝見してましたー」とテレビっ子ぶりを見せる古畑がおかしい。

 ただ、やはり「古畑任三郎」には、田村正和に拮抗できる“役者”が必要なわけで、ドラマ的には少しもの足りない回だった。だいたい、多少の恐喝なんかであの事務所が動揺などするものか。

第27話「黒岩博士の恐怖」につづく。

あ、ひとつ忘れてた。この回には小林千香子という元ホリプロのタレントが出演していて、すごく魅力的だったのだ。でも今は結婚して引退しているのだとか。そうかぁ、お幸せに。

Kobayashichikako01

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わたし怒ってます~全国最低7

2009-02-20 | 受験・学校

83n83l83b83gtop PART6はこちら

今回のレスは強烈ですよ。

「教員」が障害者なのは「あり」、受け入れてくれるはず。でも、「事務職員」は現状では難しいだろう、ということです。「周囲」が許す環境じゃないだろうと思うのです。なんていうか、事務職員が教員に「迷惑」かけるのは許されないって空気ひしひし感じるので(苦笑)

……これ、そう思っている人は多いんでしょうね。というか、障害者の多くはそう考えているんでしょう「迷惑はかけられない」とか。でもこんなレスも来た。

こういうところは、アメリカの方が日本よりもはるかにbetterなようですね。というか、先進国の中で日本が遅れている、と。

……まったくだと思う。初めてアメリカに行ったとき、入国管理の女性がいきなり障害者(サリドマイド関係だと思う)だったし、そういうのが普通なことに何より驚いた。アメリカはそういうところを強引にすすめていて、しかし知る限りそれを誇るふうでもない。逆に言うとアメリカの『市民』というカテゴリーはその意味でかなり力強い。わたしはよく考えるんだけど、国のやることってそういうことじゃん。少なくともそんな“普通の国”になってほしくてわたしは税金払ってるぞ。

障害者に対する見えない壁はまだまだ日本では強固で、なぜ見えないかといえば“それが当然だとみんなが思っている”からだろう。身体健康な人間しか教育にたずさわれないという発想こそが不健康だと、日本人が、その中でもひときわ山形県人がとらわれていると全国最低の数字は語っているのではないか。

県職員採用試験に身体障害者二人合格

和歌山県が今年度から初めて実施した特別枠での職員採用試験に身体障害者二人が合格しました。和歌山県人事委員会によりますと、合格したのは一般事務職で受験した女性1人と学校事務職で受験した男性1人の合わせて2人です。合格した2人は 今年の4月1日に県職員として採用される予定です。身体障害者の採用試験は受験資格の1級から4級の身体障害者手帳の交付などを受けている人を対象に和歌山県が特別枠として、今年度に初めて実施したものです。一次と二次試験が行われ、受験者数は一般事務職14人、学校事務職10人でした。
【2009年01月07日・和歌山放送ニュース】

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