浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

コロナウィルス

2020-01-24 22:42:18 | 社会
 中国武漢で発生したコロナウィルスによる肺炎患者が増えている。危険な肺炎が起きたときにすぐに対策をとれば、こうまで広がることはなかっただろう。民主的な制度があるわけではなく、中国共産党が独裁的に権力を握っている国家である中国では、地方の国家機関の役人たちは失敗を恐れるあまり、真実を隠蔽しようとする。それはすでに専制的な国家と成り下がった日本の官僚の姿を見れば明らかである。

 真実を隠蔽すればするほど、事態は悪化していく。民主的な国家こそが、柔軟な効果的な対策がとれるのである。

 この肺炎は、もっと広がるのだろう。
 中国政府の対策を見ていると、打つ手が遅すぎるように思う。武漢の人たちには、コロナウィルスの蔓延を防ぐために、一時的に外に出ないようにしてもらうしかない。しかしそうした動きは昨日くらいに始められた。

 私たちも警戒しなければならない。

すでに数千人が発症か、中国の新型肺炎、疫学者らが発表
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私物化、私物化

2020-01-24 08:35:27 | 政治
 新自由主義という考え方は、究極的には富裕層や特権階層・大企業に富を集積させていく、というものである。富裕層や特権階層・大企業は、そういう政策を推進させるために政治家を買収した。政治家は、多額のカネをくれる彼らのために、様々な施策を展開していった。アメリカではレーガンを当選させ、イギリスではサッチャーを当選させ、日本では自民党を買収した。

 新自由主義政策が展開される国家は、まさに富裕層・特権階層・大企業の「私物」なのである。

 さて日本はさらにまたその上をいくようになった。安倍政権である。安倍政権は、森友・加計問題に見られるように、安倍晋三・昭恵いう人物と個人的につながる人々を、官僚を使って、国家の財政を出動して特権的に便宜を図った。まさに私物化である。

 その私物としての政府を維持するために、みずからの選挙区の人々を「桜を見る会」に招待し、国家のカネをつかって飲み食いさせてきた。

 さらに、広島で明らかになったように、自民党内で自分の仲間を増やすべく、選挙費用として1億5千万を投入した。自民党候補者には1500万円が普通ということだが、その10倍もの大金を特定の候補に投入する。

 まさに自由民主党の私物化である。

 自由民主党には、政府から多額のカネが政党交付金として投入される。

 国民は税金を払って、国家を経由して、富裕層・特権階層・大企業にカネをあげているばかりではなく、安倍晋三の仲間にもカネをあげているのである。

 恐ろしい私物国家である。こういう状態にピリオドを打たないと、日本はさらに腐朽していく。

 あなたの鼻に、腐臭は届いていないだろうか。

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