浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

森友事件を忘れない!

2019-03-31 23:25:22 | 政治

このままでは終わらせない…“森友事件”のいま
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元号

2019-03-31 21:54:59 | その他
 元号が新しくなると騒いでいる。私にはなぜそんなに騒ぐのか理解できない。

 私は現在の天皇に対して批判的な意見を持ってはいないが、天皇制という制度はなくすべきだと思う。皇族の人びとは、働かなくても生きてはいけるが、なかなか厳しい、自由がない生活を余儀なくされる。人間としての生き方が大きく制限され、制度的なしがらみで苦しめられ、好きな人とも結婚できない。そういう人間をつくりだすべきではない。

 元号は、もともとは中国の制度であり、一世一元の制度も中国の明王朝がつくりだしたものだ。中国を悪く言う人びとが元号に賛成している姿を見るが、それは一貫していないだろう。

 日本は、明治になってから一世一元の制度を導入した。それまでは、天皇の在位とは無関係に様々な理由で元号は変更されていた。

 また歴史を勉強するとき、元号だと「何年前」ということがなかなか言えない。「元禄」って言っても、いつ頃のことか分からない人がほとんどだろうと思う。

 私は西暦を使用している。やむを得ない場合しか元号はつかわない。元号は歴史的認識を歪める側面をもつ。天皇の代替わりによって歴史に大きな画期が生まれることはないのだ。

 だからもう元号はやめよう。元号を発明した中国はもう元号をつかっていない。

 新自由主義の現代、どこもかしこも「効率」、「効率優先」と叫ばれているが、元号の存在こそ非効率の象徴である。

 元号はもうやめよう!!
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「民営化」の本質

2019-03-31 09:49:06 | 政治
 小泉もと首相は、首相の時代、「民で出来ることは民に」と叫んでいた。自治体など公的な団体が行っていた業務を、民間企業にやらせるという新自由主義的な政策の中で、たくさんの業務が「民営化」された。
 
 この政策は、民間企業のために金もうけの場を増やしてあげる、というものである。その端的な事例が最近明らかにされた。『毎日新聞』の記事である。

 「ティッシュ高すぎ」 594円、一般の4.5倍 大阪刑務所に弁護士会が勧告
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外国人

2019-03-31 09:13:21 | その他
 どこへ行っても外国人を見る。電車に乗っても、買い物に行っても、日常も生活において、外国人を見る機会が圧倒的に増えた。

 先日、新幹線で岡山に行ったが、京都でたくさんの外国人が降り、姫路にも下車し、帰途はその逆であった。

 私の近所にもブラジル人が住んでいる。働いているのだが仕事の時間はまったく不定である。いったいどんな仕事をしているのか。ウラのアパートにもいるが、中学生の双子の子どもをもった夫婦は、夫は夜、妻は昼間の勤務をしているという。アパートは6世帯だが、そのうち外国人が3世帯である。

 労働力の、低賃金で働く日本人の労働者よりも、さらに低賃金の労働力を得んがために、門戸を拡げてきた日本政府。

 ヘイトスピーチを叫び、暴力的な言動をくり返した在特会、今やその在特会が地方選に立候補者を立てて公然とヘイトスピーチをしている。しかし、警察官はじめ自治体も、それらを規制することなく、逆に守っている。ヘイトスピーチを行う集団とアベ政権は、おそらく価値観を共有しているから、そうした政権の下では、警察も政権の意向通りに動くのだろう。相模原市や川崎市で、彼らは公然と排外主義・民族差別を主張している。それも聞くに堪えないことばをつかって。日本語がかくも卑しめられてることに、私は心を痛める。

 さて今日の『朝日新聞』に「寛容の風よ、新時代に吹け」というコラムがあった。フランスの文人グールモンのことば、「女を悪く云(い)う男の大部分は或(あ)る一人の女の悪口を云って居るのである」(堀口大学訳)をもとに、排外主義的な風潮を戒めるものだ。この文の「女」のところを「外国人」としてみよ、というのだ。

 「外国人を悪く言う人の大部分はある一人の外国人の悪口を言っているのである」となる。

 まあ「一人」ではないかも知れない。集団としての外国人。

 今日本にはたくさんの外国人観光客が押し寄せている。成田空港など混雑を極めているという。キャパシティをオーバーしているのではないか。

 日本の労働者を低賃金にする、という1995年に開始された政策が功を奏して、今や日本の労働者の賃金は下がり続けている(最近、その逆の統計結果が公表されたりしているが、隠蔽や捏造など朝飯前の安倍政権下の官僚たちによる統計操作により、日本の統計はまったく信用できなくなっているから、その統計はおそらく噓だろう)。したがって、経済成長しない日本の物価は相対的に安く、日本に来た外国人は「安い、安い」といってたくさんの買い物をしていくのだという。

 観光客として、低賃金労働者として、たくさんの外国人が日本に住んでいる。外国人との共生は、今や待ったなしである。

 そういうなかで、在特会とそれにつながる日本第一党が、外国人に対する、とりわけ中国人やコリアン達に対する憎悪をかき立てている。

 そのコラムは、イチローの「アメリカに来て、外国人になったことで、人の痛みを想像し、今までなかった自分が現れた」ということばをもとに、「・・・誰もが多様な人間同士だ。平成に続く新しい時代に寛容の風を吹き込みたい。憎悪の軍門に降(くだ)ることなく、イチローさんの言葉のように。」を末尾にしている。

 憎悪は憎悪を生み、人びとの精神に深刻なキズを残す。憎悪の奔出をおさえなければならない。しかしアベ政権は、それを利用している。そのキズを深くしないためにも、アベ政権は倒されなければならない。日本の未来のために、日本人の未来のために。
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デタラメな日本

2019-03-26 14:54:06 | 政治
 厚顔無恥が跋扈する日本。

日本政府主催「国際女性会議」の閉会挨拶に安倍昭恵が! 山口敬之を擁護していた首相夫人を起用する異常
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ヒドイ判決である!

2019-03-26 10:15:46 | その他
準強姦で起訴の男性会社役員に無罪判決 地裁久留米支部

準強姦無罪判決のなぜ その経緯と理由は?

裁判官のジェンダー教育及び性犯罪の厳罰化を!
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世田谷年金事務所の葛西さん、勤務中にヘイト・デマ

2019-03-25 13:25:34 | その他
世田谷年金事務所の葛西幸久所長(@kasaikun)、公務中に税金で差別投稿を繰り返す→無事更迭される
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嘘つきアベ政権

2019-03-24 11:22:16 | 政治
消費税増税分「84%が使途不明」 山本太郎事務所が突きとめる
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泥酔

2019-03-24 11:09:43 | 政治
 泥酔して事件を起こす人がたまにいる。

 厚労省の官僚が、大嫌いなはずの韓国に行き、金浦空港で空港職員に暴力を振るった事件が大きく報じられた。
 この官僚、武田康祐という人で、何でも通常ではない出世をしているとのこと。安倍内閣では、ネトウヨ的な人物が出世するので、官僚の多くはネトウヨ化しているという。

韓国の空港で「韓国人は嫌いだ」とヘイトを叫んだ厚労官僚はアベノミクスの旗振り役! 安倍政権下で進む公務員のネトウヨ化

 官僚とか公務員の多くは、上司の意向をひたすら伺い、上司に付け届けするなど、タテ関係を忠実に守って出世を果たしていく。おのれの思想はないのである。

 また世田谷年金事務所・所長の葛西幸久なる者も、Twitterでひどいヘイトデマを流していた。罵詈雑言を放っていた本人が葛西幸久であると突き止められてしまったら、とたんに平謝り

 いやいや、アベ政権の下では、こうした輩が出世していくのだ。なぜなら、安倍晋三と同じ考えだからだ。

 こちらの葛西は、もちろん泥酔せずにヘイト・デマを流していた。

 
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浜松市のこと(1)

2019-03-23 21:55:21 | 政治
 新聞におり込まれてくるチラシと共に、「新しいまちをつくる会」のチラシがあった。その会の住所や電話番号は記されているが、ネットで検索してもまったくヒットしない。このチラシを発行するためのみにつくった「組織」名かもしれない。

 チラシの内容は、現行7つある区を3つに減らそうという住民投票に賛成して欲しいというものであった。スズキ康友現市長の政策であるが、これを強引に進めようとしてきたのがスズキのトップ・鈴木修氏である。

 鈴木康友市政は、スズキ会長修氏の手中にある。一企業の経営者が、かくも自治体政策に介入するところは、おそらくないだろう。前北脇市長の時代、毎週水曜日、商工会議所のメンバーと市長はじめ市幹部との政策調整の会議が行われていた(水曜会)。北脇市長はこの会議を廃止した。そして次の選挙で、北脇市長は落選となった。スズキはじめ商工会議所の意向を汲まない市長は排斥されるというほどに、浜松市政は市民ではなく、スズキをはじめとした企業群の方を向いた政策が行われているのである。浜松市が担っていた公共事業が次々と民間企業へ丸投げされる。しかし自治体によっては、公共的なものは直営でやるべきだという姿勢を堅持しているところもあり、浜松市のように何でも民間委託にしているわけではない。水道の民営化計画も、その流れの中で出されてきた、と私は考えている。
 ところで、スズキ市政はこの4月、審判を受けることになる。スズキ市政が取り組もうとしている大きなものとして、区の再編と水道の民営化がある。私はこの二つの政策に対して強く反対する。したがって、4月以降、スズキ康友市長が市長職にとどまらないことを心から望んでいる。
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キャリア官僚の蛮行

2019-03-22 21:10:21 | 政治
 日本の官僚は、こうして日本への信頼をなくしている。

 3月1日の韓国独立運動記念日の頃には、訪韓しないほうがよいと政府は言っていたが、それについてウーマンラッシュアワーの村本さんは、こう言っている

外務省の、韓国に行っちゃダメだ、危ないから!ってのは日本人が危ないことするからってことなのね。わかりやすい。
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誤報をくり返すNHK

2019-03-22 21:04:04 | メディア
 この永田浩一さんのインタビューは読むべき。

なぜNHKは政権による嘘と誤魔化しに加担するのか<永田浩三氏>
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DAYS JAPAN 最終号

2019-03-22 20:38:36 | メディア
 DAYS JAPAN 最終号が届いた。すべて読み終えた。

 この号は、第一部と第二部に分かれている。第一部は広河隆一氏の性暴力報道に関する調査報告であるが、氏は事態をきちんと正確に把握しようとせず、甘えの中にいるという感じである。広河氏自身は、わかりたくない、わかろうとしない、という姿勢でみずからを守っているという感触を得た。

 第二部は、林美子氏が編集したもので、私自身教えられることがたくさんあった。林氏の「広河氏の性暴力をどう考えるか」、大澤祥子氏の「自分の持つ影響力や権力に自覚を」、「同意がない性的行為は性暴力である」、牟田和恵氏の「セクハラを周囲が黙認することは加害者にお墨付きを与えていること」など、男性はすべからく読むべきであると思った。今までセクハラについて真剣に学んだことがなかったので、かつての自分自身の行動について考えさせられる内容であった。

 また、白石草さんの文に、DAYS JAPANの休刊は、広河隆一のセクハラが問題化されていく中で急に出されてきたのではないか、ということが指摘されていた。確かに、急に経営状況が悪いから休刊するという情報が急に持ち出されてきたので驚いたことを思い出した。『週刊金曜日』は経営状況の悪化を知らせながらまだ刊行を続けているが、DAYS JAPANの場合は突然であった。その可能性は高いと思われる。

 斎藤実奈子さんの文からは、この最終号の編集体制に対する疑義が出されている。広河氏への責任追及に積極的であった編集長や編集部員が退職する中で、この号が編集されたことについてである。

 DAYS JAPANは、これで幕引きをするつもりでいるのだろう。この後、最終的な調査報告を何らかのかたちで行うと記されていたが、その方式では今まで購読していた私のような読者すべてに伝わらないだろう。せっかく第二部で、伝えられなければならない論点が示されたのであるから、被害者の声を踏まえての報告が詳細になされるべきである。

 これを契機に、私は手元にあるDAYS JAPANのBNを処分する。DAYS JAPANの功績を全否定するつもりはないが、このような読者への「裏切り」は許せない。
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DAYS JAPAN 処分

2019-03-22 00:47:51 | メディア
 私は創刊からデイズジャパンを購読していた。しかし最後の最後になって、中心人物の広河隆一氏のセクハラ問題が露見し、最終号では検証記事を掲載するということだった。未だ最終号が来ていないが、山口智美氏のTwitterを読んで、最終号でも検証がなされていないということがわかった。

 私は、手元に残っているDAYS JAPANのBNを処分するつもりである。
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山の中に生きる

2019-03-21 19:52:59 | その他
 しばらく留守にしていた。パソコンを持参しているので、その間、Amazon primeで見られる「ぽつんと一軒家」をずっと続けて見ていた。時間があれば、本を読むよりこの番組を見ていた。

 効率が至上価値となっている現代社会で、不便な山の中、それも周囲に人が住んでいないようなところに住んでいる人々。テレビ局が、そういう人びとを突然訪問して撮影し編集する。

 一度見たらやめられなくなった。

 というのも、そこに住む人びとには、そういうところに住む哲学があったり、あるいは家族の歴史があったり、教えられ、考えさせられることが多いからだ。

 なぜあえて辺鄙なところに住むか。そこには必ず深い理由があり、その理由が効率優先の社会に生きる私たちに考える契機を与える。

 こういう社会になる前、山の中にもふつうの生活があった。山の中であろうと、平地であろうと、人びとの生活はあまり変わらなかった。しかし高度経済成長政策により大きな変化が、とりわけ山の中に引き起こされた。現金収入がないと生きていけなくなったのだ。多くの人々は、山を降りていった。

 しかし降りていかなかった人びともいた。その理由が、私には理解できる。家族が長い間暮らした時空の「現場」を捨てられない人びとがいたし、今もいる。

 私も今は実家を離れて生活しているが、実家には無数の思い出が刻印されている。兄弟も子どもたちもいなくなっている家だが、私はほとんど毎日行っている。窓を開け、草をとり、植木を刈り込み、近所の人びとと会話し・・・・この家をなくしたくないと考えている私を見つめる。
 この家には、毎年夏、それぞれが家族を連れて集まる。今はばらばらに住んでいるが、この場所に共通の思い出を持つ、

 最近、「現場」というか場所は、単なる場所ではなく、そこに蓄積された時間や空間が存在するところであるという気持ちが強くなっている。年齢を重ねたせいかもしれないが・・・

 この番組を見る前から、そういう気持ちを持っていたが、この番組によってより強くなってきた。この番組で取りあげられる人びとは、蓄積された時間や空間を、自分の代で切断させたくない、継続させたいという暗黙の情念がある。

 そういう暗黙の情念が、歴史を支えてきたのではないかと思う。

 それぞれの場所に蓄積された歴史の時空から人びとを切り離し、「個」ではなく「孤」に分解する政策が進められている。根を失った人びとは、流浪の民となるしかない。その民を資本が「物」として金もうけの手段とする。

 終末期、それをテレビ番組が記録しているように思える。

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