浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

この指摘を考えたい

2020-08-31 22:02:19 | コロナ
「笑える。」女性医師が痛感した日本医療の絶望的な男女格差

 女性の中でも、男たちに認められたくて目立つことをやって騒ぐ人もいるけれど、着実に仕事をこなすのも女性である。
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離れてみていること

2020-08-31 09:21:31 | 政治
 れいわ新選組という政党、どこまで頑張れるのか、一応注目していた。

 ひょっとしたら、れいわ新選組が人々と一緒に現在の閉塞状況を変える力を持っているのではないかと思ったこともあった。そういう気持ちが私のなかに起きたとき、知人のなかにはれいわ新選組の支持者として積極的に入り込んでいった人もいた。浜松駅前で、山本太郎の街頭講演会があったときも参加したようだが、私は行かなかった。

 私はそういう「熱血」を持ち合わせていない。いつも何かしら疑いをもちながら、ものごとを見つめるクセがあるからだ。

 そうこうしているうちに、大西つねきという人が、驚くべき発言をした。れいわ新選組は、体に障碍をもった人二人を国会に送るという快挙をなし遂げたのに、老齢者には早くこの世から去ってもらいたいというような発言であった。私は何らかの発言をするときには、その発言が自分自身にも返ってくるかどうかを吟味する。大西という人も、今は56歳でもうすぐ高齢者の仲間に入る。となると、自分自身を葬ることを考えなければならなくなるはずだ。まさか自分だけは例外とすることはしないだろうが、もしそうなら大西という人の発言は議論の対象にならない。そこのところをどう考えているのかを知らない私としては、あの発言で、大西という人への疑問をもち、同時にれいわ新選組というのはどういう政党なのかという疑問も持った。

 すると、れいわ新選組は規約もきちんとしてなく、政党としての意思決定のプロセスも明確でないという情報が入ってきた。

 となると、集団で構成する政党として支持の対象にはならないと、私は判断した。集団による意思決定のシステムが働いていないと、そこには独裁、専断という、少数者による意思決定が存在せざるを得ず、構成員はその少数者に従う隷属者ということになる。

 大西つねきという人を除名したようだが、その際に政党としてのあり方を検討した様子も見えない。山本太郎という人物とその取り巻きだけが突っ走る、その姿を人々に見せながら支持を集めるというスタイル。

 どうも私の感覚とはあわない。

 またれいわ新選組に対して批判するTwitterを読んでいると、そこには悪罵ともとれる表現が見られる。また逆もある。

 私は、安倍晋三の最大の悪は、ことばというものの信頼性を破壊し、ことばを無視ないし軽視してもよいものとして、実体を持つべきことばの価値を下げ、最終的にことばを破壊したことだと思う。

 そうした状況が社会に蔓延しているように思う。

 私はTwitterはやらない。短い文で、みずからの考えを伝えることは難しいという思いがあるからだが、短い文で批判しようとすると過激な表現を伴ってしまうこともあるからだ。

 一時の熱狂についていくことほど恐ろしことはない。離れてみていることも大切だと思うのだ。
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仕事

2020-08-29 21:46:29 | その他
 ここ数日、夕方畑に行く以外、ほとんどパソコンの前に坐っている。9月はじめまでにやってしまわなければならない、ひとつのミスも許されない仕事をしているからだ。それもふたつ、である。

 さらに他人の文章を点検し、また31日迄にA4二枚のコラムを書かなければならない。

 だから本も読めないし(注文した本は送られてきているのに)、芥川龍之介からも遠ざかっている。

 また、もう5、6年前に書いた原稿の初校が来た。他の人の原稿が遅れたから、というのが理由である。

 だから安倍晋三が辞意を表明したことについて、いろいろ書く時間がない。私は、安倍が「もう嫌になっちゃった」ということがもっとも正しいと思う。

 安倍晋三=自民党・公明党政権は、稀代の悪政権であると思う。この政権がやった悪行をリスト化したら、すごい数になるだろう。

 A4のコラムは、それについて書こうと思っているが、私は彼の一番の罪は、ことばを破壊した、ことばに対する信頼をぶち壊したことだと思う。それを主題としたい。
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川根茶

2020-08-29 14:40:06 | その他
 わが家のお茶は、ずっと川根茶の煎茶である。川根茶の歴史は古い。しかし古いだけではなく、茶業に関わってきた先人たちの、努力の結果である。

 私も川根茶の歴史を書いたことがあるが、地域の産物として、彼らは手を決してぬかずに、川根の茶業を維持発展させてきた。

全国茶品評会 大臣賞に相藤直紀さん/掛川中央茶業研究部会

 私も相藤農園で購入している。
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もう嫌になっちゃったよ・・・

2020-08-29 10:25:10 | 政治
安倍首相が会見で語った「病状」が矛盾だらけ!「潰瘍性大腸炎の兆候」「体調異変」と説明した時期に連日会食、しかも仏料理にステーキ

 やめるのは歓迎するけれど・・・要するに国民のために汗をかこうというつもりで総理大臣になったわけではないのだ。 COVID-19の流行で、国民にも不安が広がり、経済も沈み込んでいるこの時に、「何とかしよう」と奮い立つのが本当の政治家である。

 全く予想もできなかった事態が起こり、どうしてよいかわからない、みずからの思考力をもともと発揮させたことがないので、もうこんな状態なら「ボクちゃん、やめるよ」ということになったのだろう。

 さようなら、何の成果も残さなかった安倍晋三。そういえば、オリンピックからも見放されたね。
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厚労省の医系技官の犯罪

2020-08-28 10:05:26 | コロナ
 これが実現されたら、たいへんなことになる。

療養費は自己負担 コロナ「2類相当」見直しで生まれる弊害
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レナウンの破綻

2020-08-28 09:08:33 | 社会
 レナウンという服飾メーカーが破綻した。ブランドとしてダーバン、イーエックスクラブ、アーノルド・パーマーなどがあった。これらの製品は主に百貨店で販売されていた。

 在職中に購入した私の服は、レナウンのものが多い。セーター、ブレザーなど、今も着用している。昨年あたりからネット通販で、大幅に値引きされた商品を販売していたので若干購入もしている。

 しかしもうこの種の服は、買うつもりはない。必要性がないからだ。どこに着ていくのか、ということを考えると、 COVID-19流行下、行くところもほとんどなくなったし、公式的な場もなくなった。

 だが私が働き盛りの頃は、男性は百貨店で服などは購入していた。私の場合、高校の同級生が百貨店の紳士服売り場の部長をしていたので、彼のノルマを含めて、しばしば買っていた。彼から生地の見方などを教えてもらっていたので、道路脇の量販店につるしてあったものの品質には疑問があったので、そういうところでは買わなかった。

 今は、働いている人の給与は右肩上がりでもなく、若い人の給与は低いから、百貨店で買うことができなくなっているようだ。

 レナウンやオンワード、山陽商会など、百貨店を主要な売り場としている企業は、働く人々の給与が上昇していくように努力すべきであったのだ。それなしには売れるわけもないし、さらに今後は少子化が一段と進む。

 もう以前のような「中間層」は消えているのだ。どの分野でも言えることだが、「中間層」が厚くないと、経済も文化も廃れていくしかない。

 新自由主義者が支配する自民党、それに金魚の糞のようにくっつく公明党は、経済が上向くような施策を打ち出してこなかった。「中間層」は下方に向けて剥落していったのである。

 輸出企業ばかりを支えてきた彼らの責任は大きい。
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情けない!

2020-08-27 22:43:12 | コロナ
 東京都250人、千葉県45人、埼玉県69人、神奈川県66人、静岡県は12人。

 毎日毎日新規感染者の数が伝えられる。政府自治体など公的機関は、新規感染者を減らそうとしているのではなく、連絡があった感染者らしき人、あるいは新規感染者の「濃厚接触者」だけを検査して上記の数をだしている。

 公的機関は、新規感染者を減らすためには何もしていない。感染者がでたら対応するだけである。まったく受け身である。

 公的機関は、ただ人々に自粛を求めるのみだ。東京では閉店時間を22時にしてくれ、そうしてくれたら15万円を支給する・・・

  COVID-19の流行が抑え込まれていないが故に、飲食店などはたいへん困っているから、そういうカネを支給するのは当然だけれども、新規感染者をださない、減らすためにもっとカネをつかって、 COVID-19の流行する前の日常に戻そうではないか。
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「感染症ムラ」の体たらく

2020-08-27 13:14:55 | コロナ
  COVID-19について『日本経済新聞』は、良い記事を掲載する。「感染症ムラ」は官僚組織、その一角を担う「国立感染症研究所」の COVID-19関連の論文数は少ない。何でも、論文を書く順番が決まっているので、先に出すべき人が書かないと出せないらしい。それだけでなく、同研究所に集められたデータは部外には出さないので、部外の医学研究者は同研究所のデータを使えないので、別の手段で研究をするしかないそうだ。

感染情報、遅い共有・発信  日本の研究機関、米・独に大差 リスク管理の発想欠如

 その書き出し。

「まだ調べられていない」「そこは自信がない」。先週、都内で開いた日本感染症学会の学術講演会で、国立感染症研究所の脇田隆字所長は会場からの質問にたびたび言葉を詰まらせた。

新型コロナウイルスの国内感染が広がりだしてから半年以上たつ。しかし、日本を代表する専門研究機関の感染研や、多くの患者を治療してきた国立国際医療研究センターの情報発信は不十分なままだ。

感染拡大を防ぎ治療法を探すにはウイルスはもとより、患者の遺伝子データや症例の詳しい報告が欠かせない。付属病院に来る感染者らのデータを収集、分析する基礎医学系の大学教授は「感染研と協力したくても情報共有がなければ話にならない」と突き放す。

意図的な情報隠しはなくても「縦割り組織で限られた専門家がすべてを引き受けようとするため、作業が追いつかないのだろう」とみる。結果的にデータや成果の囲い込みを招きかねない。

図表更新は隔週

感染研がホームページで公表する国内の感染状況は、発生からかなりの遅れがある。最新の「直近の感染状況等」は8月5日現在のものだ。14日公表の「積極的疫学調査の結果」は6月3日時点。傾向の把握に役立つ図表の多くは2週に1度程度しか更新されない。

日本の新型コロナ情報の収集・発信力の貧弱さは米国やドイツと比べれば歴然としている。米疾病対策センター(CDC)は当初、PCR検査キットに問題がみつかるなどして批判を浴びたが立ち直りも早かった。
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犯罪的な厚労相

2020-08-27 13:14:55 | コロナ
 厚労省の医系技官は、とにかく国民のためにはカネをつかいたくないのである。彼らはおのれの出世と利権にしか関心はない。

 厚労省の医系技官は、驚くべき策謀を練っている。

【コラム】患者「野放し」で治療も自己負担、新型コロナ「2類相当」緩和で起こること

 彼らは、 COVID-19対策を放棄しようとしているのだ。
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安倍晋三=自民党・公明党政権のでたらめ

2020-08-27 13:14:55 | コロナ
 私は、安倍晋三=自民党・公明党政権や厚労省の医系技官ら「感染症ムラ」をまったく信用できないので、信頼できるマスク、アルコール消毒液を積極的に購入しているが、その話しをすると、手に入らないという人もいる。特に後者が入手できないそうだ。

  COVID-19が流行を始めたとき、マスクやアルコール消毒液が手に入らず、高額で転売する者がたくさんでてきた。そこで政府は、転売を規制したのだが、

マスクや消毒液の転売規制 29日に解除へ

 だって。

 他国のように、 COVID-19を抑え込もうという対策ではなく、with coronaという、今後も警戒しながら COVID-19と仲よくしていきましょうというのが、安倍晋三=自民党・公明党政権と「感染症ムラ」の方針であるから、今後もマスクやアルコール消毒液は必要である。

 となると、また高額のそれらが、転売屋によって売られるのか。

 最低の政治家、最低の官僚が、いまの日本を動かしている。
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コロナ対策

2020-08-26 21:56:21 | コロナ
 最近は何度も同じことを書くことがいやになってきた。日本国民は、 安倍晋三=自民党・公明党政権と厚労省の医系技官ら「感染症ムラ」が推進するCOVID-19対策のもとでは、いつまでもマスクをし、手洗いを励行し、閉鎖空間にはできるだけ入らないようにし続けなければならない。いつまでも感染の恐怖をもちながら生活せざるを得ないのである。

 with coronaという官製用語は、要するに COVID-19対策を積極的にはやらないよと宣言していることに等しい。

 PCR検査を積極的に行って感染者を割り出し隔離して、非感染者に感染させないようにする、私はこのことをずっと主張し続けてきた。これしか、 COVID-19の感染を抑え込む方法はないのである。だから世界各国はそうしているのだ。

 だが、いつまでたっても、その動きは始まらない。世田谷区が一歩歩み始めたくらいだ。

 私と同じ発言をし続けている上昌広さんも書いている。


日本がコロナ第3波を避けられない決定的弱点 「無症状者に検査は不要」の方針は大いに疑問だ
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2020大杉栄・伊藤野枝・橘宗一墓前祭

2020-08-26 19:06:20 | 歴史
 1923年9月16日、大杉栄・伊藤野枝・橘宗一の3人が、甘粕正彦ら東京憲兵隊によって虐殺されたが、その墓が静岡市の沓谷霊園にある。

 毎年9月、午前11時から墓前祭が行われ、その後2時から追悼講演会を開催してきた。

 しかし今年は、新型コロナウイルスの流行が終息しないため、地元の者だけで墓前祭だけを執り行うことにした。9月12日である。

 翌日は、名古屋市の日泰寺で、橘宗一墓前祭が行われる。ここも、墓前祭だけを行う。13時からである。ただし、日泰寺の墓域はとても広いので、案内者がいないとたどり着けない。

 いずれにしても、今年は感染を避けることが優先されなければならないから、参加者も少ないはずである。
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わからない、なぜこんな不合理を

2020-08-25 09:42:18 | コロナ

コロナ・インフル 混乱懸念 双方検査で患者集中 厚労省、対応診療所拡大へ 

 「懸念」があるなら、なぜ COVID-19を抑え込もうとしないのか。もう書きたくもないが、新規感染者数を減らしていく態勢をつくるのが先決ではないか。

 なぜ「感染症ムラ」は、PCR検査をさせないのだろうか。またそれにメディアも協力している。

 合理的な判断ができない日本。日本の COVID-19対策は、ガラパゴスである。
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【本】島尾敏雄・吉田満『新編 特攻体験と戦後』(中公文庫)

2020-08-25 08:54:57 | 
 8月は、メディアが戦争をとりあげる。1945年に終わった戦争を忘れてはならない、ということである。

 私も8月は、戦争に関する本を読む。その一冊がこれである。

 ふたりの対談により構成されるこの本の著者は、すでに亡くなっている。二人とも学徒兵であった。島尾敏雄は奄美の加計呂麻島で、特攻艇震洋の隊長であった。もちろん命令があったら、米艦に体当たりして死ぬことを求められた。吉田は、戦艦大和の乗員であった。乗組員の多くが亡くなったなか、数少ない生き残りであった。生き残った吉田は、特攻を志願し、敗戦時は四国にいた。

 島尾も吉田も、死の間近にいて、みずからの死を凝視しながら、同じように死を強制された兵と共にあった。

 敗戦により、二人は生きることとなった。しかし特攻の体験は、その後の生に深い深い刻印を記した。その体験がいつもかれらの心にあった。

 彼らが共通してもったものは、戦争というものの「虚しさ」であった。しかしその「虚しい」戦争で多くの人が亡くなり、また自分もその際にあった。

 その体験を、どのように昇華するのか、吉田は『戦艦大和ノ最期』などを書き、島尾は『出発は遂に訪れず』などを書いた。だからといって、彼らのこころが晴れ渡ることはなかった。いつも、特攻体験がついてまわった。そしてそれは重く、虚しいものであった。

 だから、解説を書いた加藤典洋は、こう記した。

「言葉を変えれば、特攻体験をそのまま受けとめる限り、そこから「感動」に結びつく物語は生まれてこない、ということになる。」


 特攻は、「感動」とは結びつかない事実なのだ。
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