浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

【本】『随想 2011』(日本経済新聞出版社)

2012-11-30 19:30:46 | 日記
 日本経済新聞に掲載された「随想」を集めたもの。この中に鄭義信のものがあるというので、図書館から借りたのである。

 2011年といえば、3・11の「三重の災害」が起きた年である。したがって、三月以降の「随想」には、3・11に関わるものが書かれているのだが、そうではなく、まったく関係ないことを書いている人もいる。

 ここに掲載された長田弘氏の文、もちろん文章のうまさは言うまでもないが、それだけでなく幅広い教養を背景にしながら、「福島」に焦点を絞った、素晴らしい内容に心打たれた。長田氏の文は、『私の20世紀書店』(中公新書)から、よく読むが、広汎な読書に裏打ちされた「知」がメタファーとしてつかわれながら、氏の主張を照らし出す。あくまで間接照明である。

 梯久美子氏の「インタビュー」のあり方も、とても参考になった。梯氏の作品を読んでみようと思った。

 それぞれの人が、それぞれの「想い」を綴っているのだが、そこにも「無知の知」を悟らされた。まだまだ、ボクは「無知」である。

 この本から示唆された本を、ボクはまた読んでいかなければならない。
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小沢、オザワ、OZAWA・・・

2012-11-30 18:45:48 | 日記
 マスメディアの関係者は、小沢一郎という政治家がよほど嫌いなのだろう。ほとんどのメディアの背後には、「小沢憎し」がある。

 私も、小沢一郎という人物を好きではない。なぜなら小選挙区制導入に道を開いた「政治改革」に、大変熱心だったからだ。小選挙区制が導入されることによって、民意が国政に反映されなくなった。

 マニフェストに書いてないことは絶対にやりませんと叫んでいた野田が、首相となったら平気で消費税の増税を図った。

 二つの政党が多数の議席を占めるという民意を切り捨てる選挙制度を導入した張本人として、私は小沢一郎を信用できない。

 しかし、最近無罪が確定した裁判については、まったくおかしい。検察官や官僚は、自民党議員も同じようなことをしていたのに、なぜか小沢だけを問題にし、しかし色々調べたけれども起訴できないとなったら、今度は検察審査会で起訴させた。

 検察の動きを追うように、マスメディアも、小沢一郎を真っ黒に塗り上げていった。まあ、メディアは、基本的に検察や警察の発表を鵜呑みにして、いずれの冤罪事件においても、犯人ではないのに、犯人扱いして真っ黒に塗りたくる。

 しかし冤罪が明らかになったところで、一応反省はする。

 だが、小沢一郎の裁判の場合、無罪が確定したのに、検証記事は見当たらない。マスメディアの「小沢憎し」は、一貫している。

 今度の「日本未来の党」でも、そこに「国民の生活が第一」という民主党から分かれた党が合流するとなったら、あたかもウラで小沢が糸を引いているのだと否定的に描く。小沢一郎という政治家が関わると、すべてをマイナスイメージで染め上げようとする。

 マスメディアは、自己反省がない。

 ボクは、メディアの報道には疑惑を持って臨む。しかし、なぜか日本国民は、先日報じたように、NHKをはじめとしたメディアを信用する。

 メディアも、現在の権力を担う重要な機関であることをしっかりと認識しよう。みずからが甘い汁を吸うことが出来る態勢が崩れないように、メディアもがっちりと「体制固め」をしているのだ。
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総選挙と沖縄

2012-11-30 16:53:07 | 日記
 一般住宅に囲まれた普天間基地、そしとそこを拠点に飛び回るオスプレイ。沖縄における米軍基地問題は、総選挙の争点にならなければならないし、しなければならない。

 この点については、天木さんも指摘している。

http://www.amakiblog.com/archives/2012/11/30/#002451

 今日、社民党から民主党に鞍替えした、あの前原氏と仲がよい辻元清美前議員のニュースが送られてきた。社民党時代、浜松へもきてもらったこともあるし、彼女の選挙区へ行ったこともある。

 沖縄問題など、シャープな話で信頼していた。しかし、民主党政権のもとで政治権力の一翼を担う立場に招かれ(あの対米隷属派の前原議員に引っ張られて)、権力をふるう魅力にとりつかれた辻元前議員は、社民党を離れて民主党へ。そして、消費税増税法案にも賛成するなど、かつての己の信条をどんどん捨てていった。

 社民党を離れるとき、沖縄に行き、自分の進退を考えたという辻元前議員、今日送られてきたニュースレターには、沖縄の「お」の字もなかった。

 民主党の政策の枠内での政策が並べられていた。権力に認めてもらえる枠内で、といってもよいだろう。

 TPP、脱原発(これに関しては、発送電分離と使用済み核燃料を減らす、だけ)、消費税増税、沖縄、オスプレイ、非正規雇用問題・・・・への言及はいっさいなし。

 その代わり「実績」として、「国土交通副大臣」(この時の国交大臣は前原)、「首相補佐官」、「与党の国土交通政策担当者」時代のそれが並ぶ。

 辻元さん、顔も変わりましたね。

 みずからがもつ「原則」を一旦捨ててしまうと、次々と変わってしまう。時には、かつての仲間と敵対することもある。

 「変節」、「転向」。そうしたほうが、確かにこの世は住みやすいかもしれない。だが、一度うちたてた「原則」は、捨てないこと、ボクはそう思いながら生きてきたし、これからも生きていく。辻元さんとは、生き方はまったく異なる。

 ニュースレターとともに入っていたはがきに、「変節した辻元さんは支持しません」と書いて送った。
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坂本龍一さんたちからのメッセージ

2012-11-30 10:29:43 | 日記
 このアドレスにアクセスして下さい。いろいろな声が聞こえてきます。

http://skmtsocial.tumblr.com/

 それぞれの写真にマウスを、そしてクリックすると、それぞれの訴えを読むことが出来ます。
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制服向上委員会が歌う

2012-11-29 21:43:22 | 日記
 下記にアクセスすれば、すべて(?)聴くことが出来る。その歌詞の意味を考えよう。

http://www.idol-japan-records.net/live/index.html
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AKB48より、制服向上委員会

2012-11-29 21:14:22 | 日記
 社会の様々な問題をグループで歌っている少女たちがいる。「制服向上委員会」である。

 先日、「維新」の本質を衝く動画を紹介したが、今度はこういうのはどうだろうか。

 https://www.youtube.com/watch?v=YtQ0O7Q2Qlc&list=PL63447E6596E0F652&index=2&feature=plpp_video
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なかにし礼さんの重要な発言

2012-11-29 20:44:25 | 日記
 テレビをほとんど見ないボクにとって、いろいろなブログは重要な情報源だ。

 なかには、テレビで発言したことを、文にして流してくれる人がいる。そういうなかに、とても貴重な意見がある。ここでは、なかにし礼さんの素晴らしいコメントがある。

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2578.html

 なかにし礼さん、確かテレビ朝日系の昼のワイドショーに出ている。なかにし礼さんは、作詞家、小説家。

http://www.nakanishi-rei.com/

ぼくもね、第9条というのはすごく大事だと思いますね。
これがまず基本的人権をそのまま守っているわけで、

国防軍になってしまったら、我々個人の上にね、軍というものがボンと来るんですよ。
つまりね、基本的人権が侵されるわけ。
上に軍がきて、軍の都合によって我々の生活というのはすごい左右を受けるわけでね、
憲法そのものが、もう、崩壊するんですよ。

ですから、これは何としても、個人としては「阻止しなければならない」ということと、
それから、その・・・・
その後には当然徴兵制も来るしね。

「この日本の憲法を改正の時に国民投票に問わなきゃならない」と今亀井さんはおっしゃいましたけれど、憲法そのものは、国民が権力者を拘束する、これ、ルールですから。

国民からこんなものを何とか改正したいなんていう事を言い出す必要は全く無いんですよ。
だから、それに拘束されている権力者たちが、
「どうも身動きが窮屈だから、憲法を改正してもらいたいなぁ」と、ま、言っているわけ。
でもそれにはいろんな圧力とか都合があるわけで、
「そうはさせないよ」と、国民が本当は言うべきなんです


 今度の選挙は、平和を維持するための、とても大切な選挙になる。

 君たち、棄権するな!

 一刻一刻の今が、未来へとつながる。「未来」へ!!

 
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【本】『電通と原発報道』(亜紀書房)

2012-11-29 17:43:40 | 日記
 この本は、表題にかかれているテーマについてはほとんど言及がなく、その周辺を、著者みずからの体験から記しているだけだった。書評を見て購入したのだが、期待はずれ。
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No Pasaran

2012-11-29 12:21:45 | 日記
「ノーパサラン」とは、1930年代スペインにおける反ファシズム統一戦線が掲げたスローガンである。「奴らを通すな!」という意味である。「自民党」や「維新」はファシストではないと思うが、しかし強権的な手法で政治を行おうとする面々だ。

 「自民党」、「維新」、いずれも、現代の様々な問題に対し、強権を発動して「解決」を図ろうとしている。しかし、強権の発動で物事は解決するのか。

 たとえば拉致問題。小泉政権の唯二の成果である「平壌宣言」(もう一つは、ハンセン病者に対する賠償訴訟で国側が控訴しなかったこと)。それに基づき友好的に解決を図ろうとしたから、拉致された人びとが帰国できたのではないか。その後、安倍政権になり強硬姿勢を示したことから、それ以後まったく進展がない。安倍の選挙演説を聴いていてあきれた。民主党政権では拉致問題は解決しないと批判していたのだ。あんたが首相の時、解決したのかと問いたい。民主党政権も、自公路線で強硬姿勢を維持したため進展はなかった。

 友好的な話し合いを粘り強く行い、信頼関係を醸成することにより、物事は解決に向かうのである。

 今日の『中日新聞』に「維新」の政権公約が出ていた。「自主憲法の制定」、「集団的自衛権の行使などを定める国家安全保障基本法の整備」など、石原慎太郎の国家主義的な信念が色濃い内容だ。

 嘉田滋賀県知事を中心に「日本未来の党」が結成された。「自民」や「維新」のような、危ない政治団体に権力を渡さないために、まさに「統一」して選挙戦を闘うというものだ。ボクは、「日本未来の党」に賛同したい。

 彼らに権力を渡してはならない。ノー・パサランである。

 そうした声があちらこちらから伝えられる。

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2012-11-29

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/

 これで、安倍や野田、橋下ばかりがマスメディアで報道されることはなくなるだろう。
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たかりの構造

2012-11-29 09:05:36 | 日記
 原子力ムラの懲りない面々は、仕事をつくってカネ儲け。税金だから、自由に使う。消費税増税されたって、どうせ「社会保障」になんかつかわれない。官僚や独占企業が、喜んで使うだけ。

 あの復興予算が被災地ではなく、全国の土建業などにばらまかれたように、消費税の増税分は支配層により山分けが行われるはず。

 しかし、日本国民はお人好しなので、なぜか消費税の増税に「理解」を示す人が多かった。

 嘘つき政治家や、利権まみれの官僚には、疑いの目を向けなければならない!!
 以下は「共同」配信の『東京新聞』の記事。

事故調の報告書要約に2300万 国の交付金、原発業界に流れる

2012年11月28日 20時23分

 原子力規制委員会が所管する独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)が、東京電力福島第1原発事故をめぐり、政府や国会などが設置した事故調査委員会の報告書を要約するだけの業務4件を計約2300万円で外注していたことが28日、分かった。

 JNESは「人手が足りないため」と説明しているが、各報告書は公表されており、多額の資金を投じる必要性に疑問の声が上がりそうだ。

 受注4社のうち2社は、原発メーカーの三菱重工業(東京)と関連会社。JNESの予算規模は約200億円で、ほとんどが国からの運営費交付金。規制される側の原子力業界に交付金が流れている実態が浮き彫りになった。

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笑い飛ばそう、「維新」

2012-11-28 23:11:33 | 日記
 「二枚舌のマーチ」という、たいへんよくできた動画が出回っている。you tube で「二枚舌のマーチ」で検索してみよう。

 笑いながら、「維新」の本質がよくわかるという代物。また「解説編」もわかりやすい。

 全部で7編。7つ全編みる、をクリックすると、次々と見ることが出来る。

 さあ見てみよう!!

https://www.youtube.com/results?search_query=%E4%BA%8C%E6%9E%9A%E8%88%8C%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81&oq=nimaijitano&gs_l=youtube.1.0.0i4l2.8914.11071.0.13153.11.11.0.0.0.0.253.1428.7j1j3.11.0...0.0...1ac.1.-1cIR78Ii2E
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東京都を変える!

2012-11-28 17:13:40 | 日記
 石原慎太郎を、なぜ多くの都民が都知事としてきたのか、ぼくはまったくわからない。東京の高等学校は、自由と民主的な雰囲気が蔓延していて、ほんとうにうらやましいと思っていた。しかし石原都政は、そういう雰囲気を一掃して、管理体制を徹底的に強化した。

 都民は、そうした実態を知っているのだろうか。

 今度の都知事選挙に、弁護士の宇都宮健児氏が立候補するという。是非当選して、東京都政を変えて欲しいともう。

 こういう若者も支持している。

http://www.youtube.com/watch?v=YBJhzbzdNU0&feature=relmfu
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NHKの偏向報道について

2012-11-28 16:57:41 | 日記
 私は近頃NHKのニュースをほとんど見ていない。見ていないボクがNHKのニュースを批判するのは気が引けるが、しかし見なくなった原因はNHKの国営放送的なスタンス(政府に批判的な姿勢が皆無。政府の政策を宣伝する内容をひたすら報じている、など)を強く強く感じたからである。

 さて、NHKに対して批判的なのはボクだけではない。下記に醍醐聡氏のブログのアドレスを記す。

 報道内容に即した厳しいNHK批判の文が綴られている。こういうNHKが国民から受信料をとっているのは許せない。政府や自民党からの資金で運営すればいいのではないか。

 国民の受信料に支えられながら、民主党や自民党に利するような報道は、おかしい!!

http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/nhk-1622.html
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福島、三重の災害下の実状

2012-11-28 09:38:28 | 日記
 現状を報告する写真が載せられたブログのアドレスは、下記。

http://asama888.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-709b.html
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「NHKは国営放送」

2012-11-28 09:30:44 | 日記
 NHKのニュース番組は、偏向している。国家権力の意向やアメリカの意思などを代弁しているような内容が多い。だから見ない。ボクが唯一見るのは、ETV特集である。

 だいたいにして、ボクの家にはテレビ受像器はあるが、それはDVDを見るためのもの。アンテナはない。

 また民間放送についても、愚民化政策かと思うほどにバカらしい番組がずらりと並んでいると、テレビを見ようとは全く思わない。

 さて、NHKに対する批判が、関西地区で多いという指摘がある。それがNHKの受信料支払い拒否につながっているようだ。その記事は以下。

http://mediawatchblog.seesaa.net/article/304121746.html
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