浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

Ghosnの報復が始まる

2020-01-07 17:55:14 | 社会
ゴーン被告「日本の司法に憤慨」米TVで主張 「追放」関係者の実名公表へ

 このGhosn追放は、経産省案件だということは当初から言われていた。日産がフランスの会社ルノーのものになることを阻止しようとしたところから始まる。

 しかし、日産が経営危機を迎えたときに、日本の資本家や政府は助けようとしなかったじゃないか。なんで今ごろ・・・と思う。

 日産を労働組合のトップ(塩路一郎)が経営者と一体となって支配していた頃から、あれはダメだと思っていたから、日産車には一度も乗ったことはない。

 日産は、体質的に独裁者が君臨する会社、ということはそこで働く人々にとっては地獄であるということだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】福永文夫『日本占領史』(中公新書)

2020-01-07 17:06:11 | 
 5年ほど前に出版された本である。必要があって読んでみたのだが、新書にしては内容が濃く、必要十分な記述になっている。とりわけ、米軍に占領された沖縄の歴史を、本土の占領と対応させながら記述しているところがよい。戦後の日本は、分断された沖縄とセットで存在したことを忘れてはならないという問題意識があったのだろう。
 とはいえ、本土の沖縄化と日本政府による沖縄の米軍基地拡大が同時に進むという、占領時代への回帰が強まっている、おかしなもんだ。

 現在の日本は、連合軍としての米軍による占領から始まっている。占領ということがどういうものかをきちんと知っておかないと現在の日本を理解することもできない。

 本書は、知っておかなければならない事項を過不足なく叙述している。占領期の在留外国人の動向についてまとめなければならなくなったので読んだのだが、コンパクト(といってもなかなか内容が濃い)にまとまっている。占領期の日本の歴史を学ぶには手頃なものである。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする