浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

私物化、私物化

2020-01-24 08:35:27 | 政治
 新自由主義という考え方は、究極的には富裕層や特権階層・大企業に富を集積させていく、というものである。富裕層や特権階層・大企業は、そういう政策を推進させるために政治家を買収した。政治家は、多額のカネをくれる彼らのために、様々な施策を展開していった。アメリカではレーガンを当選させ、イギリスではサッチャーを当選させ、日本では自民党を買収した。

 新自由主義政策が展開される国家は、まさに富裕層・特権階層・大企業の「私物」なのである。

 さて日本はさらにまたその上をいくようになった。安倍政権である。安倍政権は、森友・加計問題に見られるように、安倍晋三・昭恵いう人物と個人的につながる人々を、官僚を使って、国家の財政を出動して特権的に便宜を図った。まさに私物化である。

 その私物としての政府を維持するために、みずからの選挙区の人々を「桜を見る会」に招待し、国家のカネをつかって飲み食いさせてきた。

 さらに、広島で明らかになったように、自民党内で自分の仲間を増やすべく、選挙費用として1億5千万を投入した。自民党候補者には1500万円が普通ということだが、その10倍もの大金を特定の候補に投入する。

 まさに自由民主党の私物化である。

 自由民主党には、政府から多額のカネが政党交付金として投入される。

 国民は税金を払って、国家を経由して、富裕層・特権階層・大企業にカネをあげているばかりではなく、安倍晋三の仲間にもカネをあげているのである。

 恐ろしい私物国家である。こういう状態にピリオドを打たないと、日本はさらに腐朽していく。

 あなたの鼻に、腐臭は届いていないだろうか。

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