餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

埋蔵文化財センター

2024-03-13 12:41:00 | 映画

12/5分です。
映画『「ウルトラマンタロウ」庵野監督セレクション』を見て来ました。
見ていたはずなのに記憶にない。確か頻繁に兄弟が受難に会う鬱展開だと思っていましたが。タロウが熱血バカ。兄さん頼りの末っ子の甘えっ子だったとは。兄弟の役者が揃うのが嬉しい。ゾフィーは人間が出ないのね。超獣が2体ずつ出るのが豪華。基地から2機飛び立つとき正面から2機出るのではなく左右に出るのがかっこいい。翼に穴が開いているデザインなのね。オープニングが見れば見るほど色の違うサンダーバードに見えて来ます。ヘルメットに狐耳があるよ。仮面ライダーギーツみたい。変わったところと変わらないところがあるのね。
大澤夏美「ミュージアムグッズのチカラ2」読了。
前に1巻を読んだとき不思議に思ったことがありました(11/15参照)。最近はその博物館のオリジナルグッズって増えて来ましたが、ちょっと前までそんなになかった気がします。特別展の物は色々作られているけど。でもこの方の収集はかなり前からの気がする。それにこの広がり。美術展によく行く人は地方の昆虫館には行かない気がします。逆に昆虫館によく行く人は他の地方のオシャレな現代美術館には行かない気がします(私個人の偏見です)。美術も歴史も昆虫も水族館も動物園も押えている。公文書館って存在すら知りませんでしたよ。今回コラムでわかりました。この方は大学でメディアデザインを専攻。学芸員の資格を取るための博物館実習で昆虫をテーマにしたミニ展示を作ることになったそうです。これがすごく楽しかったと。網を持って蝶を追いかけ顕微鏡で観察、展示用の標本作り。舞台裏を知ることができたと。雑貨など物にも興味があったし、デザインも生かしたい。それでミュージアムグッズに取り組もうと大学院で博物館経営論を修め、ミュージアムグッズをテーマに修士論文を書いたと。それはすごいと。デザインを経営面から考えられるんだと。
尾道市立美術館、いつの間にかケンちゃんとゴッちゃんのぬいぐるみまでできている。あの美術館椅子がいいのよね。行きたい。


棟方志功風金魚渋滞

2024-03-13 12:32:08 | 金魚

12/4分です。
水が冷たいのでメダカはまったく水面に近づかなくなりました。底を這っています。紅葉ですらちょっと躊躇しています。今朝は謎の粉が浮いていました。黄砂でも来たのかな。今?振動で天井のペンキが剥げたか。でも粒子は細かいので埃かな。水を足してこぼしました。寒い寒い。
江口春畝「つくってたのしいもらってうれしい 消しゴムはんこのアイデアと技法」読了。
作者は篆刻の人かな。一般的な消しゴムはんこの本ではなく棟方志功的なものを感じます。基本的な彫り方、押し方の後延々と技法が出て来ます。漂白剤や牛乳を使った白抜き方法や、塩をまいたりインスタントコーヒーをまいたり。蝋を使った書やエンボスパウダーを使ったキラキラ版画。スクラッチにステンシル。ドロッピングにドリッピング。デカルコマニーにフロッタージュ。マーブリングにしぼり染め…何の本でしたっけ。ちょっと芸術っぽいです。
素敵なのはあちこちに金魚が。青と赤の団扇で手前の赤い団扇に白抜き金魚「猛暑お見舞い申し上げます」。水紋に金魚と水草を押した紙をキーレタックでなみなみに「残暑お見舞い申し上げます」。ちょっとでっぷりした中国風赤い金魚2匹に水紋と水草の背景にゴミ取りフィルターで水玉をスプレーで入れた「暑中お見舞い申し上げます」。洋紙に水分多めの紺の絵の具を流し吹いて乾かしその上から紺の蓮の葉を3枚と赤い金魚を列で押した絵。青いパステルを前面に塗って水紋を消しゴムで消し、型紙を置いて葉っぱを2枚緑のパステルで、色を止めてその上から赤い金魚をぺたぺたの絵。全体に薄い墨でマーベリング、その上にでっぷり赤金魚を2匹、水草をわさわさの絵。水色のマーベリングで口を縛った袋の形に、赤いリボンで縛って袋の中に赤い金魚が4匹の「暑中お見舞い申し上げます」。三尾の中華っぽい赤い金魚と緑の水草と黒のポイを押し、ポイの内側に一部破れた薄い和紙を張り、その上から赤い金魚をもう1匹押した「猛暑お見舞い申し上げます」。団扇にも涼しそうな中華風赤い金魚3匹と水草柄がありました。うん、満足。