餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

描いた光や本当の光

2024-03-12 23:21:41 | アート・文化

12/3分です。
「テート美術館展 光-ターナー、印象派から現代へ」に行って来ました。
テート美術館の所蔵品の中から光にまつわる作品が来ていました。ターナーってぼんやりした水彩画のイメージがありますが、建築家だったので元はきっちりした絵を描いていたんですよね。大学で講義するための図がありました。遠近法とかこの物体にこの方向から光が当たると影はこうできるとか。今はCGでしたりすることが手書きでした。他の人で神が光を作ったとか大洪水とか神話の世界とか、ヴェスヴィオ山の噴火とか身近な灯台や空の描写とか。室内の光でハマスホイを初めて見られました。実験写真があったり。何だか草間さんっぽい作品だなと思ったら草間彌生さんだったり。ジェームズ・タレルの部屋がありました。直島以来です。やっぱり不思議。青い光の部屋に入って帰ろうとすると黒かった壁や出口が真っ赤になっていました。ネオンのような作品とか。見終わったらちょっと目がチラチラ。面白い展覧会でした。


コンクールシェフ!

2024-03-12 23:06:17 | 本と雑誌

12/2分です。
五十嵐貴久「コンクールシェフ!」と寺西恵理子「わくわく! 夏の思い出 貯金箱をつくろう」読了。
「コンクールシェフ!」YBG(ヤング・ブラッド・グランプリ)は料理人歴十年未満という若手料理人の登竜門です。料理のジャンルは問いません。決勝に残った六人のファイナリストたちの物語です。フレンチ、中華、ポルトガル料理、フレンチ、和食、イタリアン。すでにスターシェフもいるし、有名シェフの娘もいるし、脱サラして40才で料理界に入った44才の料理人もいる。多彩ですがポルトガル料理って何?気になりました。優勝しないといけない人、美味しいものを作れればいい人目指すものも違います。背景も様々ですが料理がどれも美味しそう。料理の鉄人を思い出します。テレビ慣れしていない鉄人だけど。
「貯金箱-」夏休みの工作ですが、作り方のヒントが色々。自分のオリジナルを作って自信作が出来たらコンクールにもチャレンジしてみましょうと、「ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」と「こども手づくり作品コンテスト」のHPが紹介されています。この本に掲載されている作品は応募できませんと(そりゃそうだ)。箱の中に海で拾ってきた貝殻や砂を入れた貯金箱とか素敵ですが、貝の上に小銭がたまって行くのか。切ったすいか型もいいです。入れるところが左右にありゆらゆらします。紙粘土のカブトムシが集まった切り株型とか。型紙付き。
金魚の貯金箱がありました。水色に塗って歯ブラシで白の泡を散らした紙皿2枚、片方にコインを入れる穴。張り合わせて片面にセロファンの金魚赤2匹黒1匹貼ります。緑のセロファンで水草も。コインの穴の上下に両面テープを貼りopp袋に入れ、ずれないように洗濯ばさみで下を止めます。下の両面テープをはがし、袋を止めたら洗濯ばさみをはずし、コインの穴をカッターで切ります。袋の口を絞り丸ひもで結んだら出来上がり。お祭りですくった金魚になっているのね。しかしこれ、お金がたまったらバリバリ壊すのか(使うなって)。


まつりのセッション

2024-03-12 15:02:17 | 映画

12/1分です。
「劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの」を見て来ました。
時間的にこれか「首」か。和やかになれるかなとこっちにしました。何事も起こらないほのぼのした話だろうなと。結構波乱万丈じゃないですか。フレアのおかあさんがすごい。プロ並みです。お父さんのケーキの腕もすごいけど。フレアも何でそこまで上手に編めるのとか。末の弟がピタゴラ装置作っているし。シベリアンハスキーのスナフキンがいるし。CGですがすごくシルバニア感はありました。服のレースが服に対して大きめでそうそうこのサイズだと。服が生地が硬目で体のラインにそうほどテロテロじゃないとか(どこを見ているの)。癒されました。


続けて金魚番組が?

2024-03-12 15:00:32 | 本と雑誌

11/30分です。
「櫻井・有吉THE夜会」で金魚愛好家照英さんが水槽の金魚の数が当てられるかチャレンジしていました。小赤と黒出目とコメット。当てられなかったけど水槽の金魚わらわらを見ているだけで癒されました。その後「所さん!事件ですよ」で外来生物のことが。奈良の猿沢の池のことが出ていたので金魚だと思ったら、カダヤシのことでした。でももとはと言えば放生会で金魚を放していたのでここなら放して大丈夫と色々な生き物が放されたようです。水中の金魚わらわら映像も。うーん、問題だけど金魚はゆるしてくれないかな(ダメか)。
相川真「京都岡崎、月白さんとこ 星降る空の夢の先」読了。
父を亡くした女子高生の茜と妹のすみれは、戚筋の若き天才日本画家の久我青藍の住む「月白邸」に住むことに。第六弾です。茜は大学を目指すことにし、青藍は月白の残した遺品を開ける決心をする。遺品の中には月白とその師匠の青月の写真が。その写真の茶室を探すと月白の扇子、最後の一本が青藍に残されていた。これは最終回なのかな。それぞれの目指す道が決まって行きます。おめでたいけどちょっと寂しい。


シュールと幻想の間

2024-03-12 01:09:15 | 映画

11/29分です。
映画「スラムドッグス」と「Wakka」を見て来ました。
「スラムドッグス」テッドのチームだそうですが、テッドよりひどいかも。健全な青少年には見せられないというか犬なのでいいのか。保育園で名前を尋ねられた児童が「お母さんは『早くしなさい』と呼んでいる」というのを思い出しました。いつも言われていると名前だと思うのね。いや、そう言われてもと思いつつ、いつの間にかやっちまえ、になっているのが怖い。うん、可愛がってくれる人に飼われてね。
「Wakka」アイヌ語で水のことだそうです。最初のあたり男の人がプレハブのドアの前で手を挙げたのでベルを鳴らすかドアを叩くのかなと見ていたらそのまま太極拳のような型を始めたので「やらないのか」と思わず昨日のガクトのような突っ込みを入れていましました。長い鉄管付きの蛇口を担いで枯野を歩いている男。ずっと水の音がしていて、時折男は地面に鉄管を突き刺します。うーん、わからない。最後オレンジの女の人と戦っていました。トークイベントがあったので聞きました。オール北海道ロケだけど風光明媚や自然の驚異は出てこない、名もない人たちが暮らしている名もないところを選んでいると。北海道の大学で先生をしていた女性が北海道は植民地で北海道の人はほぼ本州のどこかにルーツを持つという話をしていました。で、会う時どちらの方ですかと聞くのですが、学生に聞いたら生まれた時から北海道ですと。今はもう植民地の記憶がなくなっているのかと。まあ150年前の話ですから。わからないけど色々秘められていたのね。
ほしおさなえ「言葉の園のお菓子番 復活祭の卵」読了。
祖母が通っていた連句会・ひとつばたごに祖母の亡き後祖母の代わりにお菓子を持って行ったところその連句会に通うことになった一葉の物語、第四弾です。お菓子は一周したけど定番だったり変えてみたり。今回の話は才能を持つ人は才能を利用しないでしょうか。できるのにしない。何でもないように素晴らしいものを作り上げるので苦労して作っている人はそれを憎むと。苦労しないと才能とは思えないのかもしれません。知らない私が見ても短歌の方がいいのにやめて俳句に行くんだもんな、寺山修司(何の話だ)。