さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

ツバキ

2024-03-15 12:00:21 | Weblog


身の回りのものを見渡すと「一生もの」と思って買ったものはほとんどなくなっています。

欧米で買ったもので今使って残っているものは、孫の手、油絵、モナリザのポスター、アリタリアの機内販売で買ったカシミヤのセーターとめったに使わなくなった腕時計ぐらいで、大枚で買ったブランドものコート類、スーツ類、靴、ネクタイ、ワイシャツ、CD、眼鏡、財布やバッグ、羽毛布団、家具などは皆なくなっていました。

両親は、ものを買う時は「質」をみなさいといっていましたが、昔買ったもので残っているものを見ると、「一生もの」は、販売業者の宣伝文句だけのように思います。

時代の変化は身の回りものに広まってきていて、しかも「変化」は、より頻繁に起きているということでしょう。

その時々に自身が影響される言葉、私の場合は両親のものでしたが、時代によって読み取りを変えないということでしょう。

今日のニュースで注目した「言葉」は

・パリに市長は、五輪開催について「ロシアの選手については来て欲しくない、侵攻がなかったようには振る舞えないし、プーチン大統領が欧州全体を脅かす独裁者ではないかのように振る舞うこともできない」と。

・バイデン大統領は、日鉄のUSスチール買収について「米国の鉄鋼労働者にとって運営される強力な米鉄鋼会社を維持する必要がある、USスチールは一世紀以上の間、象徴的な鉄鋼会社であり、国内で所有・運営される米鉄鋼会社であり続けることが不可欠だ」と。

ムニューシン前財務長官は、TikTok禁止法案が下院で議決された翌日「米国の企業が所有すべきだ、中国も国内で米国企業にこのようなことはさせないはずだ、バイトダンスから切り離されれば、TikTokは米国の技術で作りなおされるだろう」と。

・EUの外相にあたるボレル外交安全保障上級代表はウクライナ戦争について「今後数カ月が決定的になる、アナリストの多くが今夏にロシアの大規模な攻撃を予想しており、ウクライナは11月の米大統領選の結果まで待つことは出来ない、ウクライナへ欧州はスピードを上げて支援を拡大しなければならない、だから防衛産業の能力を高めている、米国にも同じことが言える」と。

・ブルームバーグ通信は「プーチン氏の5選が確実視される15-17日の大統領選挙を控えて、景気に対する市民の不満はほぼ皆無だ、ウクライナでの戦争で数十万人が死傷し、目標値を上回るインフレに対応する当局にとって、長期的な課題は膨らみ続けているが、今のところプーチン氏は経済については順調だと主張できている」と。

・NATOに加盟するリトアニアの国家安全保障局のヤウニスキス局長は、12日ロシア反政府活動家故ナワルヌイ氏の側近を長年務めたボルコフ氏がリトアニアの首都で襲撃されたことについて「ロシアの特殊部隊による犯行だと思われる、リトアニアに拠点を置くロシアの反体制派の安全にわれわれはもっと注意を払う必要がある」と。

・在日中国大使館の報道官が、IEAEのグロッシ事務局長が福島第一原発の処理水について「安全に実施されている」と述べたことに対し「国際世論を誤解させる一方的な情報を発信すべきではない」と。

・参院の政倫審でのやり取りは日本の政治家レベルを如実に表すもので恥ずかしくて転記できません。

聞き流していい言葉と止め置きたい言葉の選択はむずかしいもので、自身の世界観・価値観によって選択するほかありません。

自身を育てるのは一般教養でしょう。一般教養は、幅広い知識の吸収力、社会共生への認識、先輩や教師からの学び、友人や家庭環境から得られるものです。

自身に自信を持ちましょう。
日々大量に膨らむ報道も、取捨選択で行きましょう。

では
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