昨日の東証のシステム機器故障による一日にわたる株式売買停止措置には驚きました。
寄り付きから、株の売買に備えていたところ、東証のシステムの障害で取引は出来ないとの連絡がありました。まぁ10時には復旧するとみていましたダメ。いくらなんでも後場には市場が開くのではと思っていると、システム障害で終日売買は停止する とあいなりました。
なんじゃこれは?こんなんでいいのだろうか?
東証は、NYのダウ、ナスダック、上海に続く世界第4位の市場でしょ。
システム障害で売買を丸一日も止めるとは東証は大胆です!
東証で7割のシェヤーを占める外国人は、あきれ返って東証(日本)を捨てることにならないか心配です。
外国人が東証を見限ると、観光ではないけれど、株式市場は経済の大きな歯車の一つであるので、日本経済のダメージは避けられません。
バブル崩壊後、長ーい日本経済低迷要因の一つに、大企業病の蔓延が挙げられています。
大企業病は、事なかれ主義・責任の所在が不明瞭・責任転換・門閥/形式主義などの非効率な企業体質を指しますが、わかり易くいえば、半沢直樹のような社員が早々につぶされる組織です。
大企業だけではなくそこらじゅうの組織にはびこりやすい楽ちん病ともいえるでしょう。
東証には売買システムと運営システムとがあって、今回は、この運用システム機器が故障して、普通ならこのシステムに代わる代用システムが働くのですが、代用システムは働かず、これらの故障がが売買システムへも影響を及ぼし、(見直すところが多すぎて)システムが止まったというもののようです。
途中で市場を再開する手立てはあったようですが、システムを再稼働させると、入力情報がリセットされるので、売買情報を入力していた証券会社に再度入力してもらわなければならず、証券会社に手間をかけさせられないとの判断で、一日の途中での市場再開は断念した という。
東証のシステムのソフトとハードとを請け負った富士通と日ごろのメンテを担う東証の責任問題でしょう。
システム機器の故障の原因が分かると 富士通の責任か東証の責任か が判明するでしょうね。
金融庁は東証に報告徴求命令(原因と対策を説明せよとの命令)を発したという。
当然でしょう。
悪かったのは東証か富士通か?
原因が分からに段階で、昨日、東証は早々に富士通には賠償責任を求めないと発表していました。
これって大企業病の発出?
東証と富士通の両社とも大企業病なら、金融庁に、原因はよく分からない とか 両社に責任ありとする ような気がします。
もし予想が当たると、日本にはコロナのワクチンとともに大企業病に効くワクチンも必要となりますね・・・