さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

逆手に行くのはどうだろう…

2016-04-30 12:58:11 | ダイアリー


昨日ドルは106円台へ突入!とあったが、今朝は106円台前半まで更に円高に振れていた。月曜は111円半ばであり一週間でドルは5円も安く(5%の円高)なったということだが、どこまで円高は進むのだろう?アベノミクス(安倍政権の経済政策の総称)は失敗だったとするニュースが散見する中で、円高はどうとらえればいいのだろう…

安倍政権誕生から今までのドル円の推移を見ると、

・野田政権が衆院解散の意思を表明したのが2012年11月14日で、翌朝のドルは80円ほど(2012年4月30日のドルも80円ほど)

・安倍政権が誕生したのが2012年12月26日で、ドルは85円から始まり、

・2013年4月末のドルは98円、

・2014年4月末のドルは103円、

・2015年4月末のドルは119円ほどとドル高(円安)は続き、

・2016年4月末の今朝は106.40円。

アベノミクスが失敗だとする説をとれば、ドルは安倍政権発足当初の80円?85円?まで値下がり(円高が進行)するということか?

アベノミクスは、

・日銀の金融政策のバックアップを得て、

・財政緊縮の必要性を意識しつつ、機動的な公共投資を実行すること と

・民間の投資を活性化する戦略を指し 三本の矢 ともいわれている。

今のところ、

・黒田流金融緩和策は、原油安、中国経済悪化、消費税増税による需要減などの負の作用があったにしては それなりの効果はあったが、

・公共投資は、自然災害が続き、原状回復的なものに置き換えられてしまい、将来への投資とはなっていない。

・民間投資の環境整備も、子育て支援などの福祉サイドへの偏りが強く、企業や外国人投資家の期待していたものとは程遠いもの。

総じて、アベノミクスの出来は、☓ に近い △ というところでしょうか。


普通、景気 ↑ 金利 ↑ 資本の流入で通貨は強くなり、逆に、景気 ↓ 金利 ↓ 資本の流出で通貨は弱くなる。

ただ、

・日本は 1955年から1973年の 神武景気・岩戸景気・いざなぎ景気で経済は急成長し、円もドル360円から265円へ た。

・いざなぎ景気以降は、日米の貿易摩擦、ドルと金との交換停止(ニクソン・ショック)、田中首相による日本列島改造(国内需要の喚起)策、 オイルショック(中東戦争やイラン革命で石油価格が異常に上昇)、米国の金利引き締め策(貿易赤字と財政赤字の双子の赤字をもたらした)とその後の金融緩和策などで、ドル円は上下動を繰り返し、ドルは250円ほどで落ち着いたが、

・更なる両替安定化策の名のもとに ドル安円高への誘導が図られ、1985年9月にニューヨーク・プラザホテルでG5財務相と中央銀行総裁の会議が開かれ、プラザ合意が出来上がり、
ドルは250円から急激に安くなる。
 
・日本のバブル経済(土地と株高)の到来で 円は強い と世界的に認識され、その後の円高不況、ブラックマンデー(米国株の急落)、アジア通貨危機、リーマンショックを経てまでも円安にはならならなかった実績を経て、世界の投機筋に、どんなリスクにも強い円というマインドを植えつけさせてしまった。

日本が、景気 ↓ 金利 ↓ 資本の流出でも 通貨高となる図式が出来上がってしまった のです。


また、黒田流日銀金融緩和策を、

・中国は通貨安戦争を始めるものだとし、韓国は円安誘導策の一環だと、海外や国際会議で非難し続け、

・IMF や 欧州中央銀行も、これに同調し始め、日本の金融緩和は 通貨安という通貨戦争でよくない、と暗に批判するようになり、

・つい最近では、ルー米財務長官も、黒田琉金融緩和は 円を偏った動きに誘導するものと懸念し始めた。

国際的な批判を受け、先週の日銀会合では、新たな緩和策は見送られ、以降の円安につながっている…


これからは?

・アベノミクスは成功しても 失敗しても 円高か

・米国も、クリントン氏も、トランプ氏に振り回されて、雇用増につながる支援として円安支持を採り始めており、

円高に行きそう・・・

しかし、通貨が強いということは 他国より価値の高いものや労力を有するということで、いいこと。 食品・原材料品・専門的技術的外国人雇用のコスト減などの円高メリットは円安同様に いろいろなメリットがあるもの。 この数年の円安にもかかわらず輸出が伸びなかったことを顧みて、円安よりも円高に 新たな経済メリットということで 脚光が浴びるような気がします。 どうだろう…
コメント

そのうちきっとわかります 政治を超える日本のものづくり…

2016-04-29 07:16:39 | ダイアリー


オーストラリアの2030年以降の潜水艦(12艘ほど)の共同開発国としてフランスが選ばれたという。 日本が、ドイツとともにフランスに 受注競争で 敗れたということのようです。ただ、どうしてこんなニュースが大きく扱われるのだろう、何で米国が選定先候補として入っていなかったのだろう、と不思議思いました。

ニュースが大きかったのは、

・建造費だけで4兆3千億円と大きかったこと

・オーストラリアにとって史上最高額の防衛艙部品調達であったこと

・日本にとっても本格的な初の武器・軍事技術の輸出と成り得ることであったこと

・日本に受注によって日豪の安保協力が緊密になることが期待されていたこと

・中豪の外相会談で、中国がオーストラリアに、日本は敗戦国で武器輸出はあってはならないと、日本を選定しないように、圧力をかけていたこと

があったからのようです。


米国が最初から選ばれなかった理由は、

・このプロジェクトの最初のとっかかりが、豪州の潜水艦の要求性能に一番近かったのが日本の ‘そうりゅう型’ で、アボット前首相が日本政府にアプローチしてきたもので 他国のものは想定されていなかったこと

・想像ですが、米国を候補先にすればそれだけで米国に(圧力で)決まってしまうこと が豪州にあったことのよう。


本当の日本落選理由は、

・豪州の経済の悪化で 安倍首相の盟友アボット首相が退陣し、親中のターンブル氏(義理の娘の父親は中国の元共産党幹部)が 昨年9月から首相の座についたこと

・豪州の役人や議会に、中国との緊密な関係重視と フランスの豪州内で全生産方式に魅力と が強かったこと

・ドイツの技術は戦前からの歴史もありかなり上のはずだが、中国からの指示である 敗戦という理由で日本を外せ からは、敗戦国たるドイツも採れなかったのでしょう

適正なものの調達という当初の目的が、中国の意向によって 変わってしまった ということでしょう。


潜水艦以降の今後は?

・豪州による潜水艦選定の日本外しは 中国外交の勝利と中国が公言しているということは、今後 中国は経済力を利用して 日本の排除を 各国で展開するでしょう。

・中国経済の回復は全世界の景気の願うところだが、中国経済の復活は、日本のダメージにもつながることにもなるでしょう。

・中華思想は分かり易いということから、中国国内での国民の不満の捌け口として、今後も、日本は利用され続けられるでしょう。


米国式というか、最近ではトランプ式ともいうのでしょうか、超期近重視のマネージメントが世界で優勢ですが、日本式の中長期重視のマネージメントも悪くない。そのうちきっと見直されます。外交も 日本は中長期重視観点からの 誠実・透明・協業・鍛錬・精到で対応を続けること以外はないいような気がします。 どうでしょう…
コメント

中韓から技術の無償提供者として叙勲され ハイさよなら?

2016-04-28 11:15:03 | be short


三菱自動車の月初めの株価が半分以下になってしまった。国内販売も半分になったという。VW社の販売が 米国での排ガスのインチキでも 5%ほどしか下がらなかったことと比べると 日本の消費者は厳しいものですね。

三菱の燃費偽装は 軽自動車の測定データのいいとこ取り → 机上のみで測定 → 過去25年間にわたっていた、と日を追うごとに悪質だったものと明らかになってきていいます。また、偽装測定にかかわったとされる担当部長も、すべて自分がやったこと言っていたが、今では すべて私の責任ではない、と変節してきていて、どこまで悪質だったのか、まだ底が見えないだけに、三菱自動車の存立問題にまで発展しそうです。

三菱自動車の記憶といえば、コルトの販売不振から、デザイナー重視に切り替えギャランや ランサーを生み出したこと。びっくりは三菱系役員専用?大型車デボネアの売り出しだった。
執拗に続てた パリダカ・ラリーへの参戦、 MIVEC や可変バルブエンジンの開発力、米生産工場でのセクハラ事件の対処の悪さ、米から、オランダ(欧州)から、韓国からの撤退 などです。 いいものや 他社にない絶対的なものを生み出しているのに 続かなかったのですね。

海外のパーティーでばったり会った妹の同級生の兄貴、三菱自動車に勤めていました。「お父さんはあの大使の方?」と聞くと「出身校は? 会社の従業員数は?」と聞かれてそのままとなったことを思い出します。 三菱自動車の社員の方々は ノーブル 気高いなぁ と思ったものでした。

今後は、スケールダウン デリカやアウトランダーといった上級スポーツバンやSUVに特化し、ラストチャンスに賭けるしか道はなさそう。 ボルボのように頑張ってほしいもの。失敗はかけがえのない財産であるはずですから…
コメント

トランス状態はちょくちょくありません?

2016-04-27 09:40:42 | 抜き書き


<「わかりました。“トランス”や“催眠”というと、人はマジシャンやスヴェンガリ(デュ・モーリアの小説『トリルビー』に登場する、ヒロインを催眠術で操る音楽家)を思い出しますが、催眠ということは少しも神秘的なことではないのです。人をトランス状態に導くには、人をリラックスさせながら、ひとつのことに神経を集中させ、静かな内面の世界にはいり込めるよう、まわりの音や影響を遮断するだけでいいのです。毎晩寝るというという行為がそれです。それから、読書などに熱中して、誰かすぐそばで何か尋ねてきてもその声が聞こえないというのもよくあることです。あの夜のハーモンのように、疲労と緊張の極にあると、人はごく限られたことにしか注意が向けられなくなります。ダウンズはハーモンに目を閉じさせ、頭に浮かんだスクリーンに映るものを見るよう指示することで、人間のそうした性向を助長しました。それは催眠術師が意図的に客をトランス状態に陥らせるために使う常套手段です」「では、トランス状態に陥ったゲイリーと、普通のゲイリーとの関係はどういうことになるのでしょう?」「ひとつ大きな問題は、トランス状態で話した信用度です。もしトランス状態にあったということになると、ハーモンはほんとうに記憶にあることを話していたのか、それともただ思いついたことをしゃべっていたのか、それを見きわめるのは、不可能といわないまでも大変むずかしくなります。トランス状態にある人間は、きわめて暗示にかかりやすくなっているだけでなく、完全な情報を与えれば尋問者が喜ぶだろうと思い、記憶の隙間を埋めたり、夢見たりすることがあるのです」「夢見るというのは?」「例をあげましょう。ひと月まえ、あなたは午前七時に起きて、白いシャツにブルーのスーツを着て、赤いネクタイをつけたとしましょう。それから、朝食にはコーンフレークを食べた。そんなあなたに私が催眠術をかけて、その朝、あなたのしたことを尋ねたとします。あなたはだいたいのことは覚えていた。しかし、ネクタイの色と朝食に何を食べたかということは忘れてたとします。私はあなたにもっと集中するようにと言い、ちょっとした手助けをします。そして、“ピーター、きみはいつもレーズン・ブランを食べているよね?その朝、きみは何を食べた?”とでも尋ねたとします。そういう場合、トランス状態にある者は、尋問者を喜ばせようとして、相手の意に添う答えをすることが極めて多いのです。尋問者は何らかの答えを求めている。そしてその答えがレーズン・ブランだと喜ぶようだ。被験者はそんなふうに考え、尋問者の願いを叶えようとするのです。では、ネクタイについては、色に関するヒントを特に与えずにあなたに考えさせたとしましょう。あなたは尋問者がなんらかの答えを求めていることだけはわかっている。で、無意識のうちにひとつの色を思いつき――たとえばグリーンならグリーンのネクタイを思いつき、記憶の隙間を埋めるのです。そして、そこまで行ってしまうと、ほんとうにグリーンだったと思いはじめ、証人席でも堂々と話せ、嘘発見器も簡単にパスするようになるのです」>フィリップ・マーゴリン田口俊樹訳「炎の裁き」P342~344より

これは弁護士ピーターと精神科医との会話で、被疑者ゲイリー・ハーモンが 警察の巡査部長のダウンズに催眠状態にさせられ 自白的な供述がなされた可能性を語っているところです。

自白の信憑性はいつの時代でも問題であり、最近ではようやく取調べの全工程の可視化(映像が外部に漏れない対策が重要)が進んでいるようで、このなぜが、ここにマーゴリン氏によってわかりやすく会話形式で書かれています…


映画やTVミステリー観賞時に参考にしよっと!

観賞時にはトランス状態に入っているから無理かなー?
コメント

震災や原発事故の影響も? 安全第一 でしたね…

2016-04-26 08:39:01 | be short


盗作でもめた2020年東京五輪のエンブレムが生まれ変わりましたね。野老氏のデザインした組市松紋になりましたね。

印象としては、これだったら盗作じゃないよねー、地味だなー、門前仲町の居酒屋の二階にあるデザイン事務所で創られた感じかなー、スカイツリーの夜間照明と君が代を足して割ったような感じかなー。 これだったらだけからも誰からもどこからもクレームがつかないよなー、安全第一で選ばれたなー、でした。

五輪マークに国旗を組み合わせれはオリンピックのエンブレムなのに、なぜ新たなエンブレムを作る必要があったのだろうか? 2020年の東京での開催という概念を視覚的にまとめたもののニーズがあったからといわれ、過去の開催でもその都度 創っているものだったから のようです。

東京ベイゾーンに多くの競技会場が作られる東京五輪、東京の下町での開催という意味では、野老氏のデザインは、合っていたのかも…

エンブレムの藍色は面白いかも。ジャパンカラーとしての展開も楽しみです。
コメント

若い人には驚かされます…

2016-04-25 09:11:15 | 抜き書き


<「わたしでも何かの役に立つことがあるんだと思うと、かえって嬉しいわ」そう言ってリタは微笑んでみせた。ベッツィは母を抱きしめた。泣いたのがよかったのだろう。また、ずっとひとりで抱え込んでいたことをぶちまけたことも。だからといって、答えに近づいたわけではなかったけれど。>フィリップ・マーゴリン田口俊樹訳「黒い薔薇」P353より

これは娘のベッツィと母のリタとの 情景描写ですが、最後の ‛だからといって、答えが近づいたわけではなかったけれど’ は実感ですよね。

娘 ベッツィ 若者 の自己満足的なクールさと 逆説的な意味でのやさしさを感じます…

そういえば熊本の被災地へ多くのボランティアが詰めかけてますね。驚きなのは、映像情報の限りですが、生徒や児童の多いこと。青少年のゲーム感が危惧されている昨今、人の痛みが分かる&アクティブなやさしさを見せらているような気がして、ちょっとびっくり…

日本人の 少なくとも 心を通わせるというやさしさ はこれからも大切に受け継がれていってほしいものですね…
コメント

どちらかといえばエゴ食でしょうか?

2016-04-23 07:59:27 | be short


年取るとだんだん片付けが面倒になり、また、食べたいものを食べればいいじゃんという傾向となるのでしょうか?

最近の朝食は、

先ずは野菜ジュースかトマトジュース(スーパーで安い方を買ってくるため)まだ飲み足りない時はスポーツドリンクの水割り(糖分を控えるため)。

フルグラにオートミールを混ぜてから牛乳をたっぷりかけ(オートミールは腸内対策)、メインはセブンイレブンの‘しっとり卵蒸しパン’(こんなに美味いものがあったのですね)。

デザートは バナナ入りのヨーグルト(トイレ対策)です。

洗う食器はボウルとコップとスプーンだけ。 エコ(エコロジー&エコノミー&エゴ)食とも言えるのかなー

昔はトースト、ハム、チーズ、ポテトサラダ、目玉+ウィンナ焼き、豆乳などでしたが、今の食事の方が胃もたれはない。年とともにエコになるのでしょう。
コメント

タックスヘブンはパナマだけ?モサック・フォンセカだけ?ではありません…

2016-04-22 12:51:47 | ダイアリー


昨日ニュースを見ていたらパナマの大統領が安倍首相と握手を交わしていた。二か国間の租税関連情報交換交渉の合意(税務情報の交換協定締結の前段階)に達したとのこと。パナマ文書(租税回避地)問題への対応ですね…

パナマ共和国は、北アメリカと南アメリカをつなぐ位置にあり太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河で有名な国です。国の 8割が山岳地帯で 6割以上が森林ゆえに、産品はバナナやエビなどですが、自国通貨を米ドルとしている点や、交易海路に世界的な熱帯雨林が観光化して、資金の流入が結構あり、金融業が盛んな国。 そしてこの金融産業は、外国人に租税免除等の優遇税制(パナマ船籍が多いのものこのためです)を敷くことによって、年々その規模を大きくしている という。

パナマ文書問題とは、パナマの法律事務所 モサック・フォンセカ の内部文書約1150万件が外部に漏れ出て、当法律事務所の顧客 租税回避者の実名 が明るみに出たことです。


問題点の所在は、

・各国首脳やお金持ちが自国の納税義務を逃れてパナマを経由して投資したり、会社を設立したりすると、その儲けを 税金に取られることなく 丸々手に入れていること、

・多くの国の銀行や証券や投資会社は 顧客サービスとして、顧客確保の手段として、にパナマのようなタックスヘブンを経由する投資や投機を勧めていたこと、

・パナマ文書は違法に流失したとされており、この文書で明らかにされる脱税行為は 違法な手段で入手した証拠ということで摘発できないこと、

・租税回避 タックスヘブンの問題は 長年 特に欧州で 協議されてきて解決が 容易であるにもかかわらず、結論 すなわち規制が先延ばしされ続けられていること

等が挙げられます。


トリクルダウン理論、 富めるものが富めれば貧しいものにも富が回り巡るという経済理論 が疑われ始め、貧富の所得格差の拡大は 経済成長を抑制するという OECD の報告が浸透し始めている今日、富める者がますます富むタックスヘブンは あってはならない経済活動です。


パナマ文書はその膨大な情報量故 情報分析に何年もかかるといわれていますので、分析終了までには、世界的なタックスヘブン対応策が出来上がってほしいものですね…

ずるい者が成功し、お人よしは苦労する、お金持ちが成功し、貧乏人は苦労する、こんな世の中は早く終わってほしいものです。
コメント

読み流せないのも異常者?

2016-04-21 05:41:37 | 抜き書き


<“恐怖はべつにいい”とビリーが言ったことがある。意外な言葉だった。父はいつも、恐怖を喜劇的なものだと、獲物が生きようと必死に無駄な抵抗をするときに示すものだと言っていたから。被害者によってそれぞれ違う、さまざまな素晴らしい形を持った恐怖は、すべて笑うべきものだと。“恐怖があるから生きのびられる。コツは、それに圧倒されないことだ。それに支配されないことだ。怖いと感じるときは、本能が何かを伝えようとしているんだ。逃げろ。ただし、走るな。パニックになるな。落ち着いてゆっくりその場を去るんだ。パニックになると人間は馬鹿なことをするからな”>バリー・ライガ満園真木訳「さよなら、シリアルキラー」P258より

この文節のところで、半日ほど読書が止まってしまった。“恐怖はべつにいい”とは、(人の)恐怖(の様を見ているの)は取り立てていいもの、といっているのか、自分が恐怖を感じても別にいいのだ・大丈夫だ、といっているのか、何度読んでもわからなかったからでした…

この本は、ビリーこと連続殺人犯を父に持つ17歳の少年が、父の模倣犯を突き止めようと、連続殺人犯の心裡や‘教え’を、友人やガールフレンドそれに保安官とともに解き明かそうとするするミステリーものです。


結論は、
人が示す恐怖の様は、人それぞれで面白おかしいもの=殺人の一つの動機で、また、己が恐怖に陥ってもパニクらずに落ち着いて行動すれば別に問題はない、ともいっているのではないか、でした。

原文を読めば著者の意図はもっとはっきり分かるのでしょうが、どうだろう・ああだろうと解釈できるところが出てくるのは翻訳本ならでは冥利とも?


恐怖はべつにいい、といえるのはやはり異常者ですよね…

この一週間ほど TV はどこも・いつも熊本地震被災現場からの映像です。見ていて本当にわが身降りかかったような不安・悲哀・絶望感に見舞われます。痛みや恐れが伝わってきて、チャンネルを容易に変えたり・映像を消すことはなかなか出来ません。

ところが、
「タイミングがいい地震だった」「(自分が出演するTVが)地震番組で日延べになってけしからん」「野球やサッカーを(近県で)やってなぜ悪い」などを公言する 政治家や ライブドア元代表や スポーツ選手には違和感を感じませんか?

彼らが、異常事態に慣れた生活環境ゆえの発言とはいいませんが、少なくとも普通じゃない。彼らを分析する気にはなりませんが、どうでしょう 分析するとしたら連続殺人犯並みの異常者ということですよね…
コメント

防災訓練が必要なのは…

2016-04-19 09:59:54 | be short


早朝のニュースで、ローソンの社長が被災地熊本のコンビニを回って店主を励まし、物資を、被災した配送センターを 近隣の県のものへ切り替えて供給し始めた、ことを伝えていた。

一方、このところ、被災者が昼食の配給を受けるのに 2~3 時間並ばなければならない光景や、上空から見える水、食品 SOS の文字、災害現場では、応援に駆けつけている他県からの多くの消防署員や自衛隊員の手が動いていない映像や、せっかくの重機が動いていない情景が、TV でよく目立つ。

震災現場での、救援救助活動、物流路の整備、支援物資の配給活動等が明らかに混乱しているようでした。

誰が総指揮官(熊本県知事でしょうが?)も顔も見えない。トップが指揮官として不適格でも 側近が支えるのが、宮廷・武家・戦前の社会史だったはずなのに…

コンビニが県政を代行する時代が来るのかも…
コメント