オリンピックと同じ4年に一度開催されるサッカーのワールドカップ(以下W杯)が南アフリカで開幕しました。
今日は韓国がアルゼンチンと戦って善戦しましたが、結果は1-4の完敗。さすがアルゼンチンという試合となりました。強いですね。マラドーナ監督も大変面白かった。監督があれでいいんでしょうかというくらいで。
オランダ戦はどうなるでしょう。ぜひ勝って欲しいという願望はありますが、極めて難しい。今日の韓国と同様、善戦するもスコアは開くという結果になる確率が5割以上と思っています。いつの世も現実は厳しい。でも、外れたらこんなに嬉しいことは無いでしょう。
やはりW杯は面白いですね。面白さはオリンピックより断然上だと思います。
面白い理由は、まずサッカーが世界で最も普及し人気のあるメジャーな競技であること。そして世界各地で行われた予選を勝ち抜いたチームが集まり、約一ヶ月間の戦いで世界最強チームを決めるというシンプルさ。4チームずつのグループリーグを経て、勝ち抜いた16チームでトーナメントになるという進行の仕方も大変結構です。それに自国の代表が出ているとなれば、これは当然見るしかないでしょう。
今回はどこが優勝するでしょうか。昨日、優勝候補スペインが負けたのは意外でしたが、次はきっと立て直してくることでしょう。あまり下馬評通りに進むのはつまらないものですが、同時にスペインのいない決勝トーナメントも、つまらないと思います。
日本がカメルーンを破った試合も、世界では番狂わせと受け止められました。日本国内でさえ予想外だった人が多いでしょう。私もその一人です。良くて引き分け。勝つとは思っていませんでした。それだけに大いに痛快な気分を楽しむことができました。
W杯の期間中、世界のサッカーファンは加速度的に増えていることでしょう。私のような「にわかサッカーファン」が大増殖しているのです。普段、クラブチームの試合など全く見ないくせに代表の試合は極力見る。そんな輩です。本物のファンにとっては嫌な感じでしょう。しかしW杯は面白いですから、そうなるのも仕方がありません。
ところで、昨夜スペイン戦を見ましたが、某民放の放送で現地からの試合の中継に加え、日本のスタジオからの放送が最初と最後、ハーフタイム時に挟まります。
あの「日本のスタジオからの放送」って必要なんでしょうか。無くても何とも思いませんが、まぁ、あってもいいとしましょうか。ただ問題は中身です。
見ているこちらが恥ずかしくなるほど異様にテンションがあがった男性アナウンサーがいて、その隣にはいわゆる女子アナ、そしてその二人の両脇には、これもいわゆる芸人と女性タレントが一人ずつ。芸人およびタレントを、最近特に芸人は何かと出てきますけど、何の目的で放送局は起用しているのでしょうか。通勤時に聞いているラジオ番組にも春の改編から某芸人が進出し、「何にでも芸人を出せばいい」という安易な風潮が気になっている所でした。
スペイン対スイスの素晴らしい試合の後のスタジオは、何やかやとしゃべり、掛け合っていました。私が聞く限り、必要以上の大声は出していましたが遂に中身のあることは誰も言いませんでした。あまつさえ、スイスがスペインに勝ったから日本もオランダに勝てるなどという「風が吹けば桶屋が儲かる」的話を声高にしている時など怒りすらおぼえました。
このような時間つぶしとしか思えない放送って何だろうと思うのです。以前、田中真紀子さんが当時首相だった羽田孜さんのスピーチを評して「多弁にして空疎」と言いました。次から次へとよく喋るが肝心の中身が無い(または何が言いたいか分からない)ということですが、田中真紀子さんのこのような表現は本当にうまく絶妙です。国会よりも大喜利に出るべきだと思っていますが、それはさておき、あのような「日本のスタジオから」は要らないと思います。そう思うのは私だけではないと思いますし、アレを求めている視聴者なんて果たしているのかなぁ。
サッカーの試合に漫談が加われば、より多くの視聴者が見るでしょうか。アナウンサーの横に口を開けばその場しのぎのマト外れなことばかり言う美人が座っていたら視聴者が増えるのでしょうか。断じて無いでしょう。試合そのものを見ることが目的であって、それ以外のことは枝葉末節なのですから。
見る者は試合そのものを楽しめればいい、単純にそれだけでしょう。だから、芸人もタレントも、異様に高いテンションも一切不要です。仕切りの上手いアナウンサーと揺るぎない知識をもった批評家がいれば十分で、それならば試合の余韻までが楽しめるでしょう。本当にもったいない。
そこのところを放送局はもうちょっと考えて欲しいなぁ。考えなくても普通は分かると思いますが。NHKも最近は民放局にありがちな傾向が出てきていて気になります。
シンプルな目的に向かって真摯に取り組むと言うのは、最も評価される姿勢ではないでしょうか。
そして、わがキャラバントラベルも「旅を楽しんでいただく」という旅行における根源的でシンプルな課題をクリアすべく、日々努力させていただいているのです。頑張ります。
おあとがよろしいようで。
内藤でした。
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