ベツレヘム・聖誕教会
イスラエルから戻って参りました。心配していた治安も現地では危険を感じることは全く無く、楽しく旅行をしてきました。今回のツアーでは勿論パレスチナ自治区内にあるキリスト生誕の地・ベツレヘムも訪れました。しかし、パレスチナの収入源は主に観光収入によるもので旅行者に対しては非常に大切に扱ってくれます。イスラエル内も沢山の国から観光客や巡礼者などが訪れており、どなたも安心して旅行を楽しんでいる様子でした。
今回のイスラエルの旅は心に強く残る内容の素晴らしい旅でした。実際に廻ってきて本当にそう思いました。そしてこの感動を皆様にもお伝えさせていただきます。
印象に残った見学地ナザレ・受胎告知教会
現在でもキリスト教の重要な巡礼地の一つであるナザレには受胎告知教会があります。ここでマリアが天使ガブリエルから受胎告知を受けたと伝承される洞窟の上に建てられた教会です。
見学した日はちょうどミサが行われていて熱心にお祈りをしている信者の方が
沢山いました。
祭壇の前には床がない部分がありそこからマリアがガブリエルから受胎告知を受けたと伝承される洞窟が見られました。また教会の内外の壁には各国の聖母子像の素晴らしいモザイク画も見られました。
メギド
メギドの町があったところは海と陸を結ぶ商業、軍事上大変重要なところで旧約聖書に登場する「海の道」の重要拠点の一つでした。実はここの地面の下には20に及ぶ遺跡の地層には戦争の跡が重なっているとの事でした。そしてヨハネの黙示録の中に記載があるハルマゲドンの舞台となるところなのです。ヘブライ語でハル・メギドが訛ってハルマゲドンになったとの事でした。
エルサレム 悲しみの道と聖墳墓教会
エルサレム旧市街にある悲しみの道はイエスが十字架を背負い歩いた道です。中東の旧市街らしくスーク(小路)をゴルゴダノのまで歩いていきます。途中には九つのステーション(祈祷所)が残っております。歩きも高低差が少なく歩きやすい道です。ゴルゴダの丘の上には聖墳墓教会があり中には残り五つのステーション(祈祷所)があり、イエス・キリストの墓もあります。やはり中には沢山の熱心に拝む信者の姿が見られ大変印象的でした。
エルサレム 嘆きの壁と岩のドーム
エルサレムの西城壁でありユダヤ人の聖地である嘆きの壁です。壁石と石の間に
願い事を書いた紙を入れ熱心なお祈りを捧げていました。
奥のドームは岩のドームでマホメットがここで昇天した伝説が残りイスラム教の聖地となっています。現在は内部の見学は出来ません。
オリーブ山からエルサレムの全景を眺めた時は鳥肌が立ちました。
ベツレヘム 聖誕教会
エルサレム滞在の三日目にパレスチナ自治区内にあるベツレヘムに訪れました。エルサレムからはバスで十五分位でチェックポイントに到着しました。ここから徒歩でゲートを越え(約五分位)その後バスを乗り換えイエスの聖誕教会に行きました。正直最初はかなり緊張していましたが町の様子を見ると現在は平穏な様子でした。
そして、聖誕教会に到着し地下のイエス降誕の岩屋にたどり着いた時には感無量でした。夕陽に照らされたユダの荒(あら)野の山が美しく浮かび上がっていました。
エンカレム
エンカレムはエルサレムのすぐ隣にある町ですがエルサレムの喧騒はなく、非常に落ち着いたしっとりした雰囲気の町でした。この穴場的な町にも二つの重要な教会があります。一つはマリアがエリザベツを訪問したことを記念して建てられた訪問教会と洗礼者ヨハネが生まれたと言われている洞窟の上に建てられた聖ヨハネ修道院があります。ここにはアーモンドの木が沢山あり春には谷全体がアーモンドの花で埋まるみたいです。
ホテルについて
今回宿泊したホテルの部屋の設備については全ホテルにバスタブ、テレビ、ドライヤーがついていました。また一つのホテルを除いて湯沸しポットもありました。部屋は清潔で掃除も行き届いていた感じでした。フロントで両替ができ、売店でのお買い物も盛り上がっていました。
食事について
イスラエルの食事は非常にバレエティーに富んでおりトルコ料理や地中海料理、中華料理など様々で野菜もサラダから温野菜などが召し上がれます。ユダヤ教の戒律により乳製品と肉料理を一緒に食することができません。イスラム教は豚肉を食す事はありません。しかし、羊肉は殆ど出ません。朝食はチーズやヨーグルトが多く出ますのでこの戒律によりハムやソーセージ、ベーコンは出ません。主食は豊富なパンです。
夕食はホテルでの食事となりますが中東やヨーロッパ料理のバイキングです。主食はパンとパスタ、一部お米です。デザートも豊富にあります。昼食、夕食にも飲み物がついています。
バス、道路状況
今回のバスはヨーロッパ製のボルボの50席の大型バスでした。年式も新しく大きな窓から外の眺めも良かったです。道路も全て舗装道路で殆ど揺れるところもありませんでした。
イスラエルに日本語を話せるガイドがいるのかと言う心配をされているかともいらっしゃいましたがイスラエルには優秀な日本人のガイドがいます。説明は勿論素晴らしいものがありますが話しも面白く理解しやすい話し方で同じ日本人ですので私達の気持ちをよく汲み取ってくれるので心配なく旅行できます。
治安について
イスラエルというとまず思い浮かぶのが危ない国というイメージを持つ方が多いと思いますがしかし実際に廻って危ない思いは一度もしなかったどころか皆親切にしてくれました。勿論危険な地域も存在しますがわざわざ危険地域に立入ることはありません。安全な地域、区間のみを移動しますので心配要りません。
実際、多くの外国人旅行者が訪れており、今回行き帰りが同じ日本人グループも合わせて100名位のお客様がイスラエルを旅行されていました。
弊社では3月にイスラエルの旅の計画をしております。イスラエルの春は雨の多い冬を越えて沢山の栄養を補給した植物たちが一斉に開花する美しい季節です。イスラエルはアジア、アフリカ、ヨーロッパの接点にあたるため固有種も多く植生も多様です。イスラエルの春の主な花はシクラメン、チューリップ、アネモネ、ケシ、アイリス、クロッカス、ヒヤシンス、ランなど多彩です。この時期まだ雨が残りますが長雨はほとんど降らず気温はエルサレムの平均気温は10℃~18℃、死海は18℃~27℃位です。死海の浮遊体験もできます。
今回はガリラヤ湖ほとりの山上の垂訓教会周辺のお花畑を30分程のハイキングコースでご案内し、ユダの荒野とネゲブ砂漠ではこの時期に咲くワイルドフラワーを探しフラワーウォッチングをいたします。今まで心配で行く事ができなかった方も是非ご参加下さい。自信を持ってお勧めいたします。
指田 史朗
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