こんにちは!松崎です。
添乗員という仕事がら、外国の方と接する機会が多いのですが、先日、キルギスでお世話になった現地のガイドさんが、先の旅行博覧会のために来日をされており、久しぶりに東京で再会しました。
食事をしながら、その時の思い出話などで花を咲かせていたのですが、その会話の中でこんなやりとりがありました。
私 :「またキルギスに行きたいな~」
彼 :「何で?」
私 :「自然がいっぱいあるし、のんびりしてるし、東京よりも静かだだし。」
彼 :「確かにキルギスはいい所だけど、東京の方が生活が便利だし物も豊かで楽しいと思うけどな。僕は東京に住んでみたいよ」
私 :「生活が多少不便でも、自然が多くてのんびりした暮らしができる所の方がいいよ」
彼 :「それは生活が豊かで不便のない暮らしをしているからじゃない?不便でもいいなんておかしいよ。便利な方がいいでしょ」
この会話をしていて、私はハッとしました。自分が「豊かな国」と呼ばれる国で生活をしていて、何気ない事でも当たり前に思っていたんだなと。便利な生活を当たり前と思っているがゆえに「少し不便でもいい」なんて事を平気で言えてしまったんです。 その後も、彼といろいろな話をしました。ソビエト時代の話、キルギスの政治、日本の政治の話。「不便」というものが、ただ単に物や生活の次元ではなく、国が変わった、自分の暮らしの根本が変わったという意味での大きな「不便」。話をしていて考えさせられる事がたくさんありました。
その中で彼が「キルギスを好きだと言ってくれてうれしい。自分の国を好きだといってくれるのはうれしい」と言ってくれました。
彼と話をしていて、感じだのは「自分の国」という意識をすごく持っているという事。それに比べて自分には「自分の国」という意識がすごく低いなって思い反省しました。
添乗員という仕事はお客様を案内する役目を持っていますが、それと同時に、自分の国である日本をもっと理解して、外国の方に「あなたの国はどんな国?」と聞かれた時に、きちんと説明できなくては恥ずかしいと思います。
キャラバントラベルのツアーでは、一般的に日本よりも生活水準が低いと言われている国を訪れる事が多くあります。
そのような国を皆様に紹介する立場である自分が「豊かボケ」をしていてはいけません。自分をもっと磨いて物質的な豊かさだけではなく、人間として心の豊かさを自分の中に育てていかなくてはと身を持って感じました。
ほんの1時間半の再会でしたが、彼との再会を喜ぶと同時にとても貴重な時間を過ごしました。ツアーの時もお世話になったのですが、またまた彼には感謝です。ありがとう!!
キルギスは自然豊かで人情味溢れる国。中央アジア諸国の中で日本人観光客がビザ不要で行ける唯一(2006年9月現在)の国でもあります!ぜひ一度訪れてみて下さい!!
添乗員という仕事がら、外国の方と接する機会が多いのですが、先日、キルギスでお世話になった現地のガイドさんが、先の旅行博覧会のために来日をされており、久しぶりに東京で再会しました。
食事をしながら、その時の思い出話などで花を咲かせていたのですが、その会話の中でこんなやりとりがありました。
私 :「またキルギスに行きたいな~」
彼 :「何で?」
私 :「自然がいっぱいあるし、のんびりしてるし、東京よりも静かだだし。」
彼 :「確かにキルギスはいい所だけど、東京の方が生活が便利だし物も豊かで楽しいと思うけどな。僕は東京に住んでみたいよ」
私 :「生活が多少不便でも、自然が多くてのんびりした暮らしができる所の方がいいよ」
彼 :「それは生活が豊かで不便のない暮らしをしているからじゃない?不便でもいいなんておかしいよ。便利な方がいいでしょ」
この会話をしていて、私はハッとしました。自分が「豊かな国」と呼ばれる国で生活をしていて、何気ない事でも当たり前に思っていたんだなと。便利な生活を当たり前と思っているがゆえに「少し不便でもいい」なんて事を平気で言えてしまったんです。 その後も、彼といろいろな話をしました。ソビエト時代の話、キルギスの政治、日本の政治の話。「不便」というものが、ただ単に物や生活の次元ではなく、国が変わった、自分の暮らしの根本が変わったという意味での大きな「不便」。話をしていて考えさせられる事がたくさんありました。
その中で彼が「キルギスを好きだと言ってくれてうれしい。自分の国を好きだといってくれるのはうれしい」と言ってくれました。
彼と話をしていて、感じだのは「自分の国」という意識をすごく持っているという事。それに比べて自分には「自分の国」という意識がすごく低いなって思い反省しました。
添乗員という仕事はお客様を案内する役目を持っていますが、それと同時に、自分の国である日本をもっと理解して、外国の方に「あなたの国はどんな国?」と聞かれた時に、きちんと説明できなくては恥ずかしいと思います。
キャラバントラベルのツアーでは、一般的に日本よりも生活水準が低いと言われている国を訪れる事が多くあります。
そのような国を皆様に紹介する立場である自分が「豊かボケ」をしていてはいけません。自分をもっと磨いて物質的な豊かさだけではなく、人間として心の豊かさを自分の中に育てていかなくてはと身を持って感じました。
ほんの1時間半の再会でしたが、彼との再会を喜ぶと同時にとても貴重な時間を過ごしました。ツアーの時もお世話になったのですが、またまた彼には感謝です。ありがとう!!
キルギスは自然豊かで人情味溢れる国。中央アジア諸国の中で日本人観光客がビザ不要で行ける唯一(2006年9月現在)の国でもあります!ぜひ一度訪れてみて下さい!!