打越通信

日記ふういろいろ

春の憂鬱

2017-03-22 20:28:45 | 日記ふう
一時期からすると随分と元気になったなと思うことが多くなってきた。
すっきりしなかった頭(心かな)が少しずつはっきりしてきたような気がする。
血液の循環が良くなったのか、はたまた、そう感じているだけなのか、自己分析に乏しい頭では血行が良くなってもわからない。
ここ一年ばかり音楽ばかり聴いているのが情緒を深めているのかもしれない。
社会人になってからはガサツな仕事に酒浸りの日々で、ただ突っ走っているような日々だった。
趣味を持ち、もっと豊かな人生を送るなど頭の隅っこにもなかったようだ。
近頃は情緒があふれ、公園の花を見ても感動し、空を見上げると雲の動きにも感動できるようになった。



ここ一年ばかり音楽ばかり聞いていたことも関係しているのか、クラシックの中にキラキラした曲を見出しては何度も繰り返し聞いている。
ピアノ曲で言えばやっぱりショパン、ベートベンの深い音など何度聞いても素晴らしい。
ホロビッツの細かな音に対するこだわり、大胆で包み込むようなフォルテに気持ちもすっきりと立つような気持になる。
最近はマタイ受難曲の大作まで手を出すようになってしまった。
気分転換に聞くジャズやロックも、はたまたJPOPもそれなりに美しく聞こえるのだから不思議だ。
ただ一回聞けばもういいやというのが多いのだ。
感動の振れ幅は大きいが疲れる音楽ってところだろうか。
そんな中、グリーグのペール・ギュント「ソルヴェイグの歌 」などの物悲しいメロディなどが流れてくるといてもたってもいられなくなるのは不思議だ。
加齢による涙もろさなのかもしれないな。
でもいいや、こんなに震える気持ちが私の中にもまだ残っていたことは良い事なのだ。



まあ憂鬱な春ということも関係しているのかもしれない。
そんな3月も考えてみればまだまだある。
早く過ぎてしまえと思うが、そう思うと一日一日が長いものだ。
どうなって行くのかわからないが、良い方向に早くすっきりさせたいものだ。
信じがたいが「逆境は最大のチャンス」という言葉もある。

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