STP おやじ

スピード スリル パワーをテーマに生きて来たが時間が過ぎてもただのおっさんの生活を送っている。ぼやきかな?

オイルポンプ

2021-07-04 11:38:18 | CB125
CB125号のエンジンにはプランジャー式のオイルポンプが付いている。
小生 バイクのエンジンにはトロコイド式ポンプが使われていると思っていたが・・・・
プランジャー式は初めて見る形だ。
車のパワステポンプは ベーン式と言うオイルポンプでゴミに強いタイプが使われているそうで。
さて、プランジャー式の特徴は何だろう調べてみる・・・ふむふむ、高圧が作れて、噴出量が調整しやすい・・・
よくわからないので 現物見ながら考えてみよう。

そんな訳で好奇心からCD125のエンジンについているオイルポンプ・CB125号と同じを 取り外してみた。
ポンプ本体は シンプル

シリンダーにワンウエイバルブが2個ついた構造だ
プランジャーが往復運動して エンジンオイルを送り出す

プランジャーのストロークは20mm位だ

クラッチ・アウターギアの中心から偏芯させてボンプ・ロッドを取付け ストロークを作り出している。スゲーッ。
クランクシャフトのギアが16枚で クラッチアウターのギアが62枚 クランクシャフトが3.875回転でワンストローク。プランジャーのDIAは14なので オイルが3ml噴出する計算だ

トロコイドポンプのインナーやアウターローターを製造するのに比べて プランンジャーとシリンダーの製造・加工は見るからに簡単である
当時の費用対効果から プランジャー式ポンプが採用されたのだろう。

ポンプ本体下面の オイル吸い込み口

鉄球のバルブがついている
変な形の穴がオイルの出口

ここから出たオイルは クランクケース内のサージタンクに送られ カムシャフトに上がるオイルと 遠心分離式オイルフィルターを経由して クランクシャフトを潤滑するオイルに分かれる。

プランジャー式ポンプは
高圧が出せる エンジン回転数で噴出量を変えられる、
設計上の噴出量(ボア・ストローク)が分かりやすい、
ポンプの構造が簡単で 製造しやすい。いいことづくめのようだが、
しかし、今時はトコロイド式が主流だから プランジャー式にはなにか不利な要素があるのだろう。
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1 コメント

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初めて・・・ (権田 八洲男)
2021-07-04 17:29:51
プランジャー式のオイルポンプの分解画を見ましたよ、
これは貴重ですね
構造も原理もよく解りました。
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