次女出産記8

季節は春から初夏へと向かっていた。

4月中旬には投薬用のチューブも足(!)から抜け、肺に入っていた呼吸用のチューブも抜けた。
ミルクを入れる為のチューブが口から、呼吸用補助用のチューブが鼻の穴に張り付き、心拍モニターの電極が背中に貼られ、体温モニター用のセンサーが足の裏に巻かれているだけになった。
・・・こう書くともの凄い重装備に思えるが、初めから比べるとかなり身軽になっているのであった。

平日は長女の幼稚園があったので、奥さんはなかなか面会できなかった。
流石に大学病院だけあり、面会時間は厳守。平日は3時から7時まで、土日は1時から7時までだった。
幼稚園が終わるのが2時過ぎ。幼稚園児に病室の前で一人で待っていろ、と言う訳にはいかない。
母乳を運んで面会無し、ということが多かった。

そのため、毎土日は病院へ通うこととなった。私もこの時にしか会えない。
面会は
私と奥さんが1~2時間で交代するというパターンだった。
長女は退屈だったろう。待っている間は、なるべく遊んであげるようにした。
・・・おかげで病院の内外を隅々まで探検できた。


次女は順調! とまではいかないが、育っていった。体重はソコソコに増えていった。

「退院の目安は、出産予定日から1ヶ月位ですかね」
先生より説明を受ける。
「基本的には体重が2500g以上が目安です。あと、眼底の血管の発達具合と、手首の骨の発達具合もみます。」

6月末か7月頭か・・・ まあ、あわてて退院してもしょーがない。じっくりといこう。
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