CPU使用率考

Vistaのサイドバーガジェットには,標準でCPU(メモリ)メーターが搭載されている。



・・・本来,「サイドバーなんぞリソースの無駄!」と言わなければならない立場なのだが(<誰が決めた?),まあ,Vistaのウリなので今のところ立ち上げている。
で,このメーターだが,全くもってツマラナイ。CPUメーターの針がほとんど振れないのだ(<おそらく自慢)。
これこそ出しているだけ無駄なので,こちらのCPUメーターを入れてみた。

・AddGadget.comのCPUメーター http://addgadget.com/download.htm

これはCore別の使用率が表示されるというもの。デュアルコア,クアッドコアどちらもOK。
これを使ってCPU使用状況を見てみた。


・DVDライティング


全然CPUを使っていない。ここまで使わないとはビックリ。


・DVD再生


Power DVD7.0で『劇場版 機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-』を再生(<このDVDである必然性はなし)
これまたほとんどCPUを使用していない。
Core3の使用率が若干高い。他のCoreはほとんど同じ。


・CDをiTunesにMP3形式でインポート


Bitrateは192kbps。
Core3のみ使用率が高い。次にCore1。
リッピングをCore1が,エンコードをCore3がやっているのかな?
使用率が突出して高くなるコアは,その時々で異なるようだ。


・DVDリッピング


DVD Decryptet 3.5.4.0でDVDをリッピング。
これまた全然使用していない。CPUパワーは全然いらないようだ。


・DVD圧縮


DVD Shrink 3.2で2層DVDファイルを1層DVDイメージファイルに圧縮。
流石にCPU使用率が上がる。が,ほぼ100%となっているのは3つのコア。Core1は使用率が低い。
このような局面はクアッドコアの本領発揮か。Phenom x3と処理時間を比較してみたい。


・MP3音楽データの音量調整


MP3 Gain 1.2.5でMP3ファイルのボリュームを調整。
Core1の使用率が高いが,下の時系列グラフを見ると,Core2と交互に使用率が上がっている。
ファイルごとに使用するコアを交代しているようだ。あまり意味は無いように思えるが。


・Super PI


やはりSuper PIはやらねばなるまい。
4つのコアでバランス良く計算しているように見えるが,下の時系列グラフを見ると,かなりの波がある。
ループごとに特定のコアが高かったり,バランス良かったりしている。う~ん??


・音声データ吸い出し


hugflash 2.2.3で,FLVファイルからMP3データを吸い出す。
Core4のみ使用率が高い。これまた使用率が突出するコアは,毎度異なる。


ざっと見てみたが,特定のコアのみ使用率が上がるソフトウェアが多い。
まだマルチコアが一般的とは言えない状況だから仕方がないか。

個人的はクアッドコア推奨のソフトだけでも良いのだが(<ほんの数ヶ月前とエラく態度が違う)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
なにーっ (nyatto)
2008-05-14 10:51:03
>クアッドコア推奨のソフトだけでも良いのだが
むむむっ。
ここまで自慢されると・・・欲しくなります!
でも確かに効率よくコアが使われるソフトウェアが少ないみたいですね。
う~ん、いよいよ並列処理が標準になる時代が・・・
いっそのことマルチコア対応コンパイラに頼ってしまいたい今日この頃です。
 
 
 
自慢しているつもりは・・・ (じにー)
2008-05-14 17:10:49
ないのですが(<んなぁ訳ぁない)

昨年既にCore2 Quad対応のC++コンパイラがIntelからリリースされていますね。Fortran用も。
使う局面がないので,どんなモノかはワカラナイのですが (^^;

Intelは2010までにXeonの6コア,AMDも6コアをリリースするようですね。
AMDはその後に12コアを出すとか。

コンシューマ用でもマルチコアCPUのみになるかもしれませんね 
 
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