VOICE



明らかに不用意発言をして,上司に疑念を抱かせた。

仕事自体は間違ってはいないのだが,キチンとした根拠があるのか? と。
「経験則で大丈夫です!」では通用しないので,証拠固めをすることになる。

この仕事,担当は同僚。当然上司も同僚に,「どうなっている?」と聞くことになる。
が,資料がパッと出てこない。参考書1冊で済む話ではないからだ。

あちこちの資料を引っ張り出し,必要な部分をコピーすることになる。
何やかやで2時間くらい同僚2人の仕事を停めてしまった。

「問題の整理が悪い。だから明確な答え作りに時間がかかる。資料の整理も悪い。過去に同様の事例はあるはず。どれを見れば答えが出るか分からないはずがない」

はい,ごもっともです。

「更に,出所不明の資料が多すぎる。まさかWikipediaが根拠,などどいうことはないと思うが,最悪,裁判になっても負けない証拠にしておく必要がある。全ての資料について,出所は明らかにしておくこと。」

はい,おっしゃるとおりです。


資料の出所は論文,と言うことも多々あるのだが,やはり何に掲載されたかは重要,
でも,それがどのくらいの権威があるか分からない事があるのも事実。メジャーな業界紙,だけでは許してもらえない。
特許登録されていれば,まあ,そこそこ。

一番良いのは判例だが,これも最高裁判例以外は扱えない。
しかし,業務レベルではめったにない。

結局は,大多数の人が,「まあ,そうだろうな」と納得する結論が必要になる。
それが法律だ。
我が上司,法学部出身,フィールドワークメインの学部出身の私のような,大雑把なヤツとは合わない。

今更だが,口は災いの元。同僚や部下に「足引っ張ってんじゃねー」と言われないようにせねば。少なくとも・・・
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