北の街へ出張

北の方の海沿いの街へ出張した。
震災及び津波の影響は、とりあえず見受けられなかったが、出張先で話を聞くと、やはり色々と大変だったようだ。

出張先での約束時間は10時。
今週は奥さんが入院中なので、娘達に朝食を作ったり、学校への送り出しをしている。
どうしても通常の出勤時間に間に合わない。
上司にブツブツ言われながらも、30分遅れで出ている。

が、今日はそれでは間に合わない。
やはり娘達に早起きしてもらうしかないか、と思っていた。

「朝最寄り駅でピックアップしますよ」と同僚。

え、いいの？　遠回りになっちゃうけど。

「たいした距離じゃないんで大丈夫です。そうすればじにーさんも、１時間遅れでも間に合いますよね」

それじゃあ、申し訳ないけど頼みます。


という訳で、同僚の配慮のおかげで余裕のある朝となった。

帰りも仕事場に寄らず、駅で落としてくれた。

「だいたい退社時間なんで、上司には言っておきますので」と同僚。

おかげで帰りも１本早い電車に乗れた。


仕事をする上で、同僚に恵まれるというのはかけがえのない事だ。感謝感謝