懲りない老鼠

新車だから気をつけて乗ってくれるだろう、そんな猫の思いを見事に裏切ってくれるのが、そう、老鼠
１回目、朝職場まで送ってもらった昼休み、携帯に着信が。時刻は送ってもらったすぐ後。なんだかいや～な予感。
猫　「もしもし、朝電話した？」
老鼠「うん、帰りに車こすった・・・人の車に、ミラーやけど・・・」
猫　「えっ！で、どうしの。」
老鼠「うちの電話番号教えて、妻は夕方帰ってきますって言っといた。」
猫　「相手の連絡先は？」
老鼠「聞いたよ。大丈夫よ。たいしたことないよ～」　　
開き直るな　
猫はすぐドキドキしながら相手に連絡。幸い相手の方は品のいいおばさまでした。このブログを最初から読んでいただいている方は覚えていらしゃるでしょうか？「老鼠原付デビューと同時に事故」の時のような、オラオラ系のおじさんだったらどうしようと思ったのです。
猫　「このたびは主人がご迷惑をおかけして、誠に申し訳ありません。」
相手「まぁまぁ、ご丁寧に。ご主人さんもわざわざ止まって何度も謝って。あれくらいならそのまま逃げてしまう人もいるでしょうに。」
猫　「えっ・・いや、とんでもありません。修理費をお支払いしますので、お車直されましたらご連絡いただけますか。」
相手「あっ、もう行ってきたのよ。実は買ったばかりでね・・・」
猫の心の声「どひゃ～！」
相手「軽くこすっただけだから、ただできれいにしてもらったから大丈夫よ。」
猫の心の声「ふぅ～よかった。」
それでも、迷惑掛けたことには変わりない。朝の貴重な時間に無駄な用事を作らせてしまったのだから。そこで猫は住所をお聞きして、お詫びの品をお送りし、それで許していただくことにしました。それすら要らないって言われたけど、それでは老鼠にしめしがつかん！
すると後日、送った品物に対するお礼のはがきが届きました。それには、「久しぶりに心が温まる方々とお会いできうれしかったです。お二人の幸せを心からお祈りして、お礼まで」と書かれていました。きっと以前、当て逃げされたとか嫌な思いをなさった事があるのではないでしょうか？猫と老鼠のやったことは当然のことだと思うのですが、それすらできない人が増えてるってことなのかな。とにかく老鼠が逃げなくてよかった。
さて、事故の原因ですが・・・
猫　「なんでこすったの？」
老鼠「ほらあの狭い道に入る角曲がるときね、相手の車（その狭い道から出ようとしてた）がちょっと線越えて止まってて、曲がるの難しかったよ～、信号赤になりかけてたし・・・」
猫　「じゃあ、信号赤になるんだから次まで待って、相手の車が出た後だったら普通に曲がれるよね？」
老鼠「あ～そうね～」
猫　「なんで、待たなかったの？家に帰るだけやのに、そんなに急いで。」
老鼠「だって・・・だって・・」
猫　「だってじゃない！！！ほんとにもう！！」
それと他にも原因はあります。老鼠は初心者なのに、左ひじをひじ掛けにかけて、右手だけでハンドル握ってハンドル切ろうとする。かっこつけてるつもりなんだか知らないけど・・・危ない。「なんなんだ！若葉マークでその偉そうな運転の仕方は！」と何度も注意したけど、今日もひじ掛けが降りていた・・・懲りない。

写真：左　上海夜の南京路
中　公安博物館前の大道り。車の量も少なくてきれいな通りでした。
右　老鼠、空気の悪さに思わずマスク着用。