そうか、もう君はいないのか 2010-08-17 21:17:05 | 本 ハードカバーを読み損なった。というより、廉価の文庫を待っていた、というのが真実かもしれない。城山三郎の遺作というか、没後に発刊された容子夫人へのトリビュート。メディアに紹介されたあまたのコピーやキャッチの通り、素晴らしいの一語に尽きる。作家という種族に、このような妻を愛し家庭を大切に思い、サラリーマンの如き規則正しい生活をしてきた大家がいたことに、何より驚いた。夫婦百態百様。わが人生、いい時にいい作品に巡り合った。人生万歳。合掌。