一ヶ月半前に初めて飼ったメダカが一尾づつ死んでしまい、とうとう残りニ尾。餌をやり三日に一度の水替えをしたのだが、ダメだった。餌のやり過ぎということがあるのか知らん。朝晩一つまみづつだから多すぎたということはないと思っているけど。
で心機一転。今度は熱帯魚を飼うことにした。水槽も一新。小さいけど本格的なフィルター、発熱器、照明付き。泳いで戴くのは、赤・青・黄の三つがいのグッピーとネオンテトラ五尾。
水温26度ならメダカも一緒でいいんだって。仲良く泳いでます。
それにしても海外物の連中は、凄いですな。餌の食べっぷり、泳法、運動量、どれをとっても日本代表のメダカを圧倒しています。
吉沢久子氏が新聞の<くらし考>のコーナーで‘ひとり暮らしのひけつ‘として
「ひとり暮らしだと、だんだん自堕落になることもある。なんとなしに散らかって、生活が汚らしくなっていく。戒めるためには、何か自分に課するものがあった方がいい。
私はメダカを飼っているんです。世話をする生命がいる、面倒をみる責任がある、それが自分に緊張感を持たせてくれるのです」と語っていた。
暫くは小魚相手に奮闘してみよう。
60年代のクルセイダーズの時代から日本の音楽シーンに新鮮で粋な曲でファンを魅了、今やジャズ・フュージョンの大御所的な存在・ジョー・ザンプル。
79年の「ストリート・ライフ」以来のランディ・クロフォードとの極上のコラボレーション。気分がいいですねえ。
以下は、ライナー・ノーツから。
「偉大なミュージシャンが、素晴らしきシンガーと、卓越したプロデューサーとともに、見事な楽曲を心血を注いで録音すれば、間違いなく「傑作ーマスターピース」が生まれる。そんな傑作はアーティストの長い生涯の中で、それほど滅多に作れるものではない」
1.Feeling Good
2.End of the Line
3.But Beautiful
4.Rio De Janiero Blues
5.Lovetown
6.See Line Woman
7.Tell Me More and More and Then Some
8.Everybody's Talking
9.When I Need You
10.Save Your Love For Me
11.Last Night at Danceland
12.All Night Long
13.The Late, Late Show
14.Mr.Ugly
真山 仁 著、 講談社文庫 全2巻
NHKの番組宣伝に刺激を受けて読んでみた。
かなり分厚い分量だが、面白く一気に読めた。
現実のニュースにおけるこうした経済・金融報道は、実にわかりにくい。とりわけ、新聞は、果たして書いてる記者は、自身が本当に判っているのか、と思わざるを得ない記事が多い。
ところが、この本は、実によく判る。それだけ著者の力量が群を抜いている。こう断定すると記者らは、「長い文章なら、俺だって判り易く書ける」と反論するか知らん。「だったら、あなたが小説書いてみて」と言おう。出来ッこないのだ。
例えば、預金保険法102条の適用の一号措置と三号措置の違い。「再生」と「破綻」、規模とケースと影響などが素人でもスッと理解できる。
登場人物一人ひとりの造形と配置が巧み。彼らの心では、明と暗、善と悪が交錯する。その人間臭さが、最後まで飽きさせない要素でもあろう。
私のキャステイング。鷲津は田宮二郎をおいて他に無し。飯島は中村伸朗、松平は十朱幸代、芝野は加藤剛。ちょっと昔過ぎるか。まあいいや。
原題 STATE OF PLAY
もとは2003年にBBCで放送された人気番組。ハリウッドによるリメイク版。
売り上げ至上主義の会社(さらにその背景の巨大権力)の方針に屈した報道記者の真実を巡る戦いと挫折。題名から、 そんなよくある展開を予想はしていたが、展開はもっと複雑で、様々な伏線が用意され、飽きさせない。
テンポがいいのと、全編の背景に流れる低い小刻みな音楽が、緊張感を上手く演出して、上等のサスペンスに仕上がっている。
メタボの、なにやら小汚いラッセル・クロウ演じる記者は、バイタリティに溢れてなかな好感が持てるし、彼とチームを組むレイチェル・マクアダムスは、まだ青臭いくせに名を上げたがる生意気な女性記者に適役である。女性の編集局長は、男に比べるといささか迫力に欠けるが、アメリカらしくて宜しい。
ロビン・ライト・ペンが出ているのは嬉しかったね。『デブラ・ウィンガーを探して』(2002年)以来か。齢は取ったが、端正な美しさは相変わらず。 『メッセージ・イン・ナ・ボトル』(1999年)の彼女は素敵だった。
彼らが働く「ワシントン・グローブ」は、「ワシントン・ポスト」社内の実写だと言う。これを観ることができたのは、思いのほかの収穫ではあった。
信州・諏訪に出かける。
ふるさとを、生家の今を、見ておきたいという家族の思いを実現するため。
検討の末、歩行の危うい年寄りには電車は無理と判断、結局車となる。
車椅子を積み、すべてのSAで休憩をする予定を立てて出発。
4時間かかって到着。
30年振りの諏訪湖。変わってもいたし、変わらなくもあった。
綺麗に整備された湖畔には、遊歩道やグランドも揃い、ゆったりしたスペースには牧歌的だったり、あるいは野心的だったりの彫刻群が配置され、洒落たリゾート地の雰囲気が一杯。
その一方では、まだ葦の水際が続くほとりもあり、昔の面影を色濃く残していた。
片倉館は、対岸岡谷の紡績工場で働く女工をまとめて運んで
集団で入れるため、立ち浴用に1m10cmの深さでした。
いわゆる千人風呂。勿論今も営業中。
そういえば、30年前にはじめて見た湖上の花火。ナイアガラが綺麗だった。