処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

江の島散歩

2017-04-27 20:08:36 | 身辺雑記

 転居して二か月が過ぎようとしている。漸く心身ともに落ち着けるようになり、我が新天地の周りに目を配る余裕も持てるようになった。

近くには桜の名所が至るところにあると、親しくなった近隣から聞いてはいたが、果して何処か。モタモタしている間に季節が通り過ぎてしまった。

で、連休のさる日、近くなった江の島に出掛けることにした。青春の思い出が一杯詰まった地。

 

最寄りの駅から各駅停車に乗る。鈍行で六つ目が終点片瀬江の島駅。30分。のんびりいい気分。

  

陽光が眩しい海岸線。東浜の橋から4件目の海の家 ”四季春”がバイト先だった。

客を呼び込み、服を脱がせ、ラーメンを運び、五右衛門風呂の燃料になるおが屑をリヤカーで運び、ゴミを埋める穴を掘る。

思えば、遊びもせずサボりもせず真面目によく働いたものだった。

  

 本格的な季節を前に、海も空も人も何かウズウズの感じ。

  

楽しみはいつもサザエの壷焼き。だが、何処にも露店は見当たらない。シーズン前というより規制のためだろうか。店の呼ぶ声と選ぶ客、鳴きながら上空を舞うトンビ、打ち寄せる波音、焼く醤油の臭い。昔日の風景は何処にもない。

 

  

橋のこちら側で、パントマイム。全身黄金色。動かない。どうやら外国人のよう。傍に寄ったり腕を組んだりで記念撮影をする家族連れも。

大道芸人には日本は辛い国ではなかろうか。タダ見の人が殆ど。日本にはコインを投げ入れる文化が育ってこなかったし、おひねりは別の意味合いになろう。

 

 

家が近くなったことだし、時間はある。水族館にも寄る。

初めの頃は、大層な水族館の印象だったが、回を重ねるとそうでもない。

 

 

一生懸命、掲示の名前を覚えたのだが、出て来ない。

 

 

クラゲ人気は相変わらず。若い女性たちの人気の的だ。スマホが大活躍。

イルカのショー、今日の演目は、ヒトのダンスとのコラボ。振付がヒト中心になっているので、イルカの出番が少ない。かつ間延び。この演目は早晩なぬなるのではなかろうか。

  

ショーの向こうに烏帽子岩。サザンの歌がすぐに出てくる。

海はいいなあ。今度来るときは麦わら帽子にかき氷。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

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ムーンライト

2017-04-14 23:46:59 | 映画

原    題 MOONLIGHT

制 作 国 アメリカ

上映時間 111分

監    督 バリー・ジェンキンズ

出    演 トレヴァンテ・ローズ、アンドレ・ホランド、マハーラシャ・アリ、ナオミ・ハリス 

今年(第89回)のアカデミー賞作品賞。受賞式では、最後まで競った『ラ・ラ・ランド』が受賞と誤って発表され、それが手違いと確認された末に、正式に受賞が発表されるという、歴史的珍事付きの作品である。

黒人の貧困社会が舞台の性的マイノリティーにフォーカスした静謐な映画である。構成は、主人公シャロンの「幼少期」「少年期」そして「青年期」という3部構成。この下の画像は、顔の左が幼少期、中が少年期、右が青年期の相貌の一部である。

  

一人の俳優を成長に会わせて、それこそ幼少・少年・青年期と歳月をかけて撮ったものと初めは思い込んでいた。実は俳優3人である。それほど、佇まいと挙動と内在の心と会話に違和感がない。バリー・ジェンキンス監督は、その点に最も力を入れてオーディションを何度も重ねたという。見事キャスティングは成功した。

 

  

子供時代のシャロンにあたたかく寄り添い、手を差し伸べ、人生を教えた麻薬密売人フアンを演じたマハーラシャ・アリがいい。彼はこの役で助演男優賞。海でシャロンに泳ぎを教える長いシーンがある。現実の世界の競泳界に黒人は少ない。黒人世界は泳げる人の割合が少ないとの蘊蓄もある。何かの表出か。

 

  

黒色でマッチョで擬装金歯のシャロンが、かつて、心が通じる友だちで味方の、そしてただ一回の”男”だったケヴィンを訪ねて行く。人気のないドライブイン、そこそこの暮らしのケヴィン。二人は寄り添う。

アカデミー賞は、アメリカだからこそのイベント。黒人の制作・出演・キャストの受賞の皆無が、近年論争になって来た。一方で昨年来のトランプ現象もある。

 

 

アカデミー受賞、封切り4日目、日比谷の劇場、午後2時半過ぎ、七分の入りの客は、その殆どが年配者のペア。爺さんと婆さんが連れだって観に来てる。しかもLGBTQの映画。この世代の感性いいね。

若者のテレビ離れが著しい。だのにテレビは若者向け番組ばかりを造る。これにモノ申して倉本聰が、テレビ界に忘れられた俳優を配置して、昼間の連ドラを開始した。成功するだろうか。成功して欲しい。社会の流れを変えて欲しい。

リアルの映画館、観たい時に観れない。時間帯が合わなかったり、上映期間が短かったり。一方で儲かる映画に大動員を目論む。不便を託っているのは、私だけではなかろう。

オフィシャル・サイト

 

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非常食

2017-04-04 21:13:42 | 身辺雑記

出張から会社に帰ったら、机の上に積み上がっていた。

防災グッズの点検で、古い物と入れ替えをしたとか。これで一人分。

”各自で処分”の指示だが、こんな嵩張る物をどうすりゃいいのだ。スペースも無ければ、家に持って帰るのもナンダカナー。

結局、小腹のすいた時に腹に入れることにした。

気がつきゃ、オフィスは、机の周り、キャビネの脇、ロッカーの上に頓挫まします缶詰たち。

その山は、毎日少しずつ減っていく。

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