処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

湘南平

2018-03-31 11:57:31 | 四季

まとまって花見をしていなくて、通院を始めた病院のあと、友達を訪ねた折にふと思い至り、遠回りをして湘南平に足を延ばす。

   

標高180メートルの決して高くはない山だが相模湾の眺望はピカ一。人出を覚悟していたが、ウィーク・デイの遅い午後が幸いしたのか、スンナリ駐車場へ。頂上の展望台やレストランもゆったりで、大いに得をした気分。

    

子供の頃、ここは千畳敷と呼ばれ、男坂・女坂を駆けっこで登ったものだった。南斜面の下は大磯駅。その途中には、戦時中、心中事件で有名になった坂田山がある。

   

左は三浦半島越しに房総半島、右は伊豆半島、正面には大島が遠望できるはず。残念ながら、春霞で絶景を堪能するまでには至らなかった。

   

夜は、友人宅でライト・アップの桜の下、バーベキューでわいわいがやがや。小・中・高の孫三姉妹も参加。食べて飲んで喋って、仕草・やり取り・会話の可愛いこと、花冷えを暫し忘れる楽しさ。満月に近い月も顔を出し、演出もお誂え。

  

結構な花見の一日となったのだった。

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生きていてもいいかしら日記

2018-03-29 23:17:09 | 

 著   者 北大路 公子

 出版社 PHP文芸文庫

 定  価    278円(アマゾン) 

  

驚きの本。こういう書き方をする人がいるんだと。

さらに言えば、書いていることは、全部自分のこと。つまり、日ごろの生活を綴っているらしい。こんな有様で現代社会を生きて行けているんだ 、という驚き。その点、このタイトルはぴったしカンカン。

一転、これらがすべて嘘というか、フィクションだとしたら、恐ろしく緻密な頭脳と個性に満ちた文体をものする超一級のライターと言うことができるだろう。

それにしても、この著者を見出した編集者は偉い! 慧眼に心から敬服します。

 

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花はん

2018-03-25 08:38:46 | マッチ・コレクション

                         ※カテゴリー《マッチ》について

 

私の勤める会社がこの3月に創業55年を迎えた。

とはいえ、記念のイベントとか出版などとかく物入りの行事は、現状の業績からしてちょっと無理。結果、ブランチ別の記念食事会で祝うことになった。

東北支社の会場は仙台・国分町の《花はん》。

  

なかなかに落ち着いた日本料理のお店でした。

マッチを所望して、こうした箱型を戴ける店というのは、全部が全部高級店。

床の間のはお雛様。旧暦なのでした。お陰でとても雰囲気の良い昼間の祝宴になりました。

 

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十津川村行

2018-03-20 04:45:09 | 出張

 奈良県の南部、山また山の奥。和歌山県と三重県の県境の十津川村への出張である。

 新横浜駅発9時42分発の《のぞみ》に乗る。3月初旬、車窓の富士に雪は少ない。

  

新大阪でブランチの同僚3人と合流してまず昼食。のち、車で3時間半の行程に出発。

途中、これ以上先には買い物ができる店がないとかで、大和八木の近鉄デパートで差し入れ用に買い物。

           

渓谷に沿って進む道路は、いたるところで大規模工事に出っくわす。7年前の台風による水害の復旧作業だ。行き交うダンプも多い。 

  

宿泊先の《山水》着は17時半。

          

十津川温泉の旅館・ホテルの点在する地域から離れて街道沿いに建つ。裏手には石河原を蛇行して流れる十津川。その向こうには杉が群生した山が迫る。

 

フロントでは、こちらのオーナーでしょうか、初老の男性に受付と案内をして戴く。

        

夕食は、広間で椅子席。鍋は猪肉、鮎もでた。料理長が挨拶に来て、メニューを解説。他の投宿客は外人のカップル。よくもまあこんな奥深いところへと思わずにはいられない。

   

翌日は、廃校になった中学校の体育館で《希望の種子展》のオープニング行事。十津川村は3000世帯の日本で一番大きな村。村長や教育長など村の名士が参列した。

            

式典への参列、来賓の皆さんへのご挨拶、展示物の巡覧などで1時間半。これで終了。

 

        

帰路の途中で、日本有数の長い架け橋の《谷瀬の吊り橋》に寄り肝試し。折あしく、同じタイミングで観光バスが到着、その観光客らと一緒に吊り橋を渡る羽目になる。揺れる揺れる。怖くて四分の一ほどで引き返す。

   

大阪市内に入って、高速道路は中之島公会堂の脇を通って新大阪駅へ。17時20分の《のぞみ》に乗車。19時34分新横浜駅着。 

           

この日は土曜日。昔ならいざ知らず、週休2日に慣れた今では、翌日1日だけの休みはキツイです。

でその翌日の日曜日、自宅で、梱包した新聞塊を運ぼうとしてぎっくり腰、というオチが付いたのでした。

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風渡る

2018-03-15 05:04:21 | 

著者 葉室 麟

発行 講談社文庫

初版 2012年5月15日

頁数 384

価格 1円(アマゾン)

 

  

黒田官兵衛がキリシタンだったとは。衆知の事実を知らないでいた。赤面の思いである。

4年ほど前に『播磨灘物語』を読んだが、果してそうした叙述はあったかしら。

西暦千五百年代の後半、日本の戦国時代にキリスト教が渡来、約十万人の日本人がキリシタンとなったとある。随分と多い数である。

ちなみに、登場するキリシタン大名を挙げてみた。小西行長(洗礼名アゴスティーニョ)、高山右近(ジェスト)、蒲生氏郷、大友宗麟、三箇義照(サンチョ)、和田惟政、大村純忠。

商人では日比屋了珪、小西隆佐(行長の父、ジョーチン)など。

九州を治めた大友宗麟はやがて大名をやめて信仰者の道をとり、領土を務志加(ムジカ=MUJICA)と名付けたキリスト教の郷土作りを目指した。織田信長はバテレンとの往来をしつつ、南蛮への侵攻を描いていた。明智光秀は信長を倒した後の世にキリスト世界を志向したフシがある。

竹中半兵衛が信長排除という自身の想念を官兵衛に共有させ、その官兵衛が光秀に仕掛け、光秀が実行者となった。

歴史にイフはあり得ない。その上で、光秀が秀吉に倒されていなければ、我が国はキリスト教国になっていたのかも知れない。想像は楽しい。

 

 

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つる平

2018-03-10 12:06:39 | 舌鼓

 我が町紹介の第6回。

古くからこの町に住む友人に連れられて入ったのは半年前。訪れは今回が2回目。

 

70歳台(失礼)と思しき女将さんがコの字のカウンターの中で焼き鳥を焼く。

殆どの客は常連のようで、女将さんとの大声のやり取りやら、酔客同士の怪しい会話、映画論に唾を飛ばしている学生さんもいる。

     

隅の卓では、初老の男5人が、焼酎を吞りながら真剣な面持ち。何やら、会社か組合か自治会かの改善策を論じている模様。結構激しい。

     

人気は軟骨つくねと餃子(金・土曜日限定、自家製)。

お腹が空いたらちょっと暖簾をくぐりたくなる生活感溢れた庶民的な店。

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いい日旅立ち

2018-03-05 08:00:54 | ドーナツ盤

いい日旅立ち』(動画

   註:"ドーナツ盤"カテゴリーについて

 歌:山口百恵

山口百恵のの24枚目のシングル、および、この楽曲を使った日本国有鉄道による旅行誘致キャンペーンのキャッチ・コピー。

この曲のリリースの際、日本旅行(国鉄の指定券発券システムを使用)と日立製作所(国鉄の車両を製造)がスポンサーになった。タイトルに「いい日旅立ち」「いいち」とそれぞれの会社の名前が入っている。

 

詞・曲:谷村新司   年:1978年

  雪解け間近の 北の空に向い
  過ぎ去りし日々の夢を 叫ぶとき
  帰らぬ人たち 熱い胸をよぎる
  せめて今日から一人きり 旅に出る
  ああ 日本のどこかに
  私を待ってる 人がいる
  いい日旅立ち 夕焼を探しに
  母の背中で聞いた 歌を道連れに

  岬のはずれに 少年は魚釣り
  青いススキの小道を 帰るのか
  私は今から 思い出を作るため
  砂に枯木で書くつもり さよならと
  ああ 日本のどこかに
  私を待ってる 人がいる
  いい日旅立ち ひつじ雲を探しに
  父が教えてくれた 歌を道連れに

  ああ 日本のどこかに
  私を待ってる 人がいる
  いい日旅立ち 幸せを探しに
  子供の頃に歌った 歌を道連れに

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中国・四国行

2018-03-01 13:01:07 | 出張

今年の仕事初めは、昨年と同じく広島・岡山・香川・愛媛の4県を一泊二日。初めの東京⇒広島と最後の松山⇒東京が飛行機。広島→岡山→高松が電車。高松➛松山が車という交通手段。

ここでは空路の画像をアップ。

1月4日、羽田空港から富士山がくっきり。

 

離陸直後、東京湾上を旋回。

 

 ウォーター・フロントがクッキリ

 

 グングン上昇、海面の照り返しが眩しい

 

 

 

 アルプスでも、この時期はまだ降雪は多くはなかった

 

 雲の景色を、いつも飽きずに眺めている

 

 中国高速道路、間もなく広島空港

 

 帰路は松山空港から。瀬戸内海の島嶼。

 

 羽田空港着陸直前

  

 無事ランディング

   

 スター・フライヤーの黒衣装はカッコいい

 

 

 

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