処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

My Coffee Tree

2014-11-29 19:49:18 | 身辺雑記

沖縄の友人の「珈琲の苗木を差し上げます」とのSNSに応じた。

到着を待つつもりでいたら、「日本では沖縄が北限なので、こちらで育てて、その様子を逐次お知らせします」とのメール。言われてみればその通り。まあ、世間知らずで恥ずかしいこと。

   

私の幼木。生まれて2年。実をつけるまでは5年程とか。 

   

鉢から庭の路地に植え替えられた兄貴分の樹。台風に煽られ、根っ子がぐらついていたとのコメント。

     

 

     

6月に白い花を咲かせ11月にルビーのように熟す。


    

 

実を水にさらして皮を剥く。そして、乾燥していくと茶色のコーヒー豆に近づく 。これを焙煎して、ひいて粉にして飲めるようになるとのこと。

 

   

 「焙煎し粉にして 試飲し、良いとおもったら送ります」との友人の弁。寝て待とう。

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マプ メルロ

2014-11-19 18:38:31 | ワイン

   《 MAPU MERLO 》

 生  産  国  チリ

地       方 セントラル・ヴァレー

ヴィンテージ   2012年

ワ イ ナ リー  バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド

葡  萄  種 メルロ

タ   イ   プ  赤・フルボトル

 

"マプ"は、チリの先住民族のひとつマプーチェ民族の言葉で"大地・地球"を意味するという。ラベルが四角なのは、同民族が「世界は四角」と考えていたからだという。あのロスチャイルド家につらなるワイナリーである。

 濃いルビー色。フルーツ香が濃厚。のど越し良。

この日のつまみはチーズ各種、柿の種、料理は、ブリ大根、餃子、貝割れサラダ、鍋(鶏)

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ベンチマーク グラント バージュ 2013

2014-11-09 14:48:08 | ワイン

 《 BENCHMARK GRANT BURGE 2013 》

 

生  産  国  オーストラリア

地    方   バロッサ・バレー(南オーストラリア州)

ワ イ ナリー   グラント・バージ

ヴィンテージ   2013年

タ   イ   プ   フルボディ/赤

 

                                 

 

濃紫色。ブラック・ペッパー、ソフト赤チェリー、オークの香り。

ステンレス醗酵、アメリカ・オークとフレンチ・オークでブレンド10か月のあと瓶詰めと能書きにあり。

この日は、チキン、おでん、マグロ、メロウ、水茄子、大根サラダ。 ミスマッチだが、口に入りゃいいやということ。

 

 

 

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唐津行

2014-11-04 22:48:15 | 出張

 長崎、福岡、佐賀に出張。

  

ソラシドエアとのシェア便。乗客は福岡便の1/3程度か。どこかの体育会系の十数名の学生たちと一緒。賑やかもつかの間、すぐに静かになった。爆睡だ。

  

大村湾。日本で最も美しい夕日が望める景勝地。あいにく1時間ほど早かった。

  

翌日、佐賀でに仕事が上手く運び、余裕の時間で唐津に行く。なかなかに見事な唐津城、別名を舞鶴城というそうで風情がある。周囲の観光化が弱いのが幸いしてると断定したら失礼か。

   

  城内橋。ウィーク・デイの午後。橋上に人影無し。

   

 観光地とは思えない静謐。

  

 

ひやかす積りが木乃伊取り。口当たりの感触が気に入って衝動買い。

  

  

帰路は福岡空港から。博多から地下鉄で二駅10分。いつもながら至便に感謝感謝。

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お菓子とフランス料理の革命児 ぼくが伝えたいアントナン・カーレムの心

2014-11-01 23:10:18 | 

著  者 千葉好男

出版社   鳳書院

定  価 1600円+税

 

グルマン世界料理本大賞2014グランプリ受賞。

この賞は約20年前に創設され、「料理本のアカデミー賞」と称されている。今年度は187カ国2000冊以上がエントリー、そのグランプリ本である。

 著者は、1949年生まれ。高校卒業後日本一の菓子職人を目指して単身渡仏。数多く菓子店・フランス料理店で修業ののち80年にパリにサロン・ド・テ兼菓子店をオープン。菓子コンクールで幾度となく金賞を獲得、95年には日本人初のフランス料理アカデミー会員となる。 

 

    

アントナム・カーレムはフランス料理を芸術の域まで高めた天才料理人。ロシア皇帝、イギリス皇太子、ロスチャイルド家など王侯貴族のシェフをつとめて名声を不動のものとする。

武者修行時代、最も影響を受けたのが、外務大臣のタレイランだった。フランス革命の波を恐れたヨーロッパ各国との交渉の武器となったのが、タレイランから「365日違う献立で食卓を飾れ」と命題を与えられたカーレムの料理だった。まさにウィーンの踊る会議の影の主役だった。

カーレムの生涯は、ナポレオンのそれにほぼ重なる。ナポレオンが最も華々しく活躍した時代に才能を見いだされ、一人の料理人としてナポレオンの治世に華を飾ったと言える。

それにしても、料理職人が自らが創作した料理について、これほど心血を注いで書き残す行為というのは何だろうか。しかも料理という限られた世界ではなく、広範な社会の各層に支えられて。全集にまでなっている。日本料理と比べてどうだろうか。

理に、経営に、業界に多忙の著者がこうして料理本をものにする。そのことの中に、フランス料理のDNAがあるとすれば、こうして著作に挑戦し続ける著者はまさに正真正銘のフランス料理人と言える。

 

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