処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

CAPTURED ALIVE / TOOTS THIELEMAS

2008-10-24 23:14:59 | ジャズ

CD club 11月新譜

 

                 

 

邦題 「酒とバラの日々」

 

今年86歳のハーモニカ・ジャズの第一人者トゥーツ・シールマンスの1974年の録音盤。

あの小さなハーモニカでこれほどダイナミックにジャズが奏でられる。初めて聴いた人は一様に驚嘆する。

それにしても、ハーモニカほど哀切の音色の楽器は他にはないだろう。日本に多くのファンがいるのは、そのためかもしれない。

 

トゥーツは、2008年度の”ジャズ・マスター賞”を受賞した。全米ジャズ界の最も権威と名誉ある賞。また彼の生まれ故郷のベルギー・ブリュッセルでは、彼を称えて、”トゥーツ・ストリート”が近く生まれるという。ファンの一人として、これを機に、彼に続くハーモニカ・ジャズ・マンが出て欲しい。

 

 1.DAYS OF WINE AND ROSES

  2.I NEVER TOLD YOU

 3.DR.PRETTY

 4.AIRGIN

 5.IMAGES

 6.DAY DREAM

 7.GIANT STEPS

 8.SNOOZE

 9.STELLA BY STARLIGHT

 10.REVOL

                      TOOTS THIELEMANS  (hca)

                      JOANNE BRACKEEN  (p)

                      CECIL McBEE (b)

                      FREDDIE WAITS (ds)

 

  OMAKE by YOUTUBE

    Peggy Lee & Toots Thielemans

     

 

 

 

 

 

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ラ・スコリエーラ

2008-10-21 23:38:35 | 舌鼓

南イタリア魚介料理。

            

 

この春に、場所を移しての新装開店。案内状を戴いたが機会が無く、やっと友人を誘ってランチに訪れる。 

赤坂の繁華街を外れた閑静な一帯のビルの2階。思ったより広く開放的。秋天の爽やかな気候がうってつけ。

 

          

 

オーナーは八丈島の漁師さん。都内などで、ご当地の新鮮な魚介類の和食店を展開中。この店は、一転趣向を変えての南イタリア料理。勿論、八丈の食材が中心だが、国内の各地の有機野菜を取り寄せたりウォーターにこだわったりと繊細な日本人の味覚に合わせた素材と気配り料理。よくあるイタメシ屋やパスタの店とは異なる。シェフによるところ大。

 

         

 

ランチは1250円から5250円の4種。デザートとエスプレッソも気が利いている。

 

ラ・スコリエーラHP

よく出来たHP。なかでも「月刊スコリエーラ」の『地中海の女王様 トンノ・ロッソを追いかけて』は楽しい読み物。

 

 

 

 

 

 

 

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上海タイフーン

2008-10-19 12:06:59 | テレビ

NHK総合、Bsハイビジョン

 

       

 

6回連続の1時間ドラマ。狂騒の発展を続ける上海が舞台のビジネスと友情と恋を描いた女たちの物語。

 

これほどシンボリックに現在の上海を描いた作品を他には知らない。見事に成功している。90年代後半から、日本のビジネス世界をはじかれたキャリア・ウーマンたちの中には、上海での成功を目指した人も多くいた。3000以上の高層ビルの建つ上海には今4万人を超える日本人が生活している。その一つのドラマである。勿論フィクションだが。

 

       

 

ハイパー・シャンハイとノスタルジック・シャンハイ。鮮やかな映像の落差に目が釘付けになる。信頼と裏切り、家族の愛憎、開発と疎外、異文化の交錯。脚本の福田靖は、制作にあたって6日間しか上海を取材していない。これだけメリハリの効いた内容に仕上げた手腕は大したものである。

 

キャスティングもなかなかいい。妊娠のため撮影を中断したというヒロインの木村多江の体当たりの演技が心地よい。上海先住邦人の松下由樹、MEGUMIが出色。少女役の林丹丹は、やがてチャン・ツィーのようにおおばけする気配あり。青年投資家のピーター・ホーの芯の温かさを隠したミステリアスな青年投資家も味がある。

 

       

 

最終回、ヒロイン美鈴の父・古谷一行がいう。「諦めさえしなければ、きっと何かが起きる。そういう街だ上海は。自分を信じるんだ」 

いい台詞だ。気障だが・・・。

 

NHK「上海タイフーン」HP

「上海タイフーン」blog

「上海タイフーン」撮影地 その1、 その2その3その4その5

 

 

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紅葉

2008-10-16 22:27:15 | 四季

好きな季節・秋。

 

テレビが伝える各地の紅葉は、日ごとに列島の北から南に移ってくる。

 

ここは、横浜市と川崎市と東京・町田市との県境。緑山住宅地のけやき並木。

 

モバイルで、撮影を試みる。

 

時期がまだ早い。再来週になると、大分変わるか。

 

追記、このgoo blogでは、我がデジタル・コンパクト・カメラでは、アップが出来ず、

携帯P904iの動画になった。運転しながらの撮影なのでサウンドに気を遣わなかったが、意外とよく音を拾っていて、窓を開けていたのが悔やまれる。

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ザ・ニュースペーパー

2008-10-12 16:50:19 | 舞台・演劇

今年で結成20周年を迎えた社会風刺コント集団。

 

        

 

 

初めて舞台を観る。2時間のステージは8人のしゃべくりコントが中心。1人づつ時には2~3人で3~7、8分間、辛辣・過激なコントを繰り広げる。

 

特段受けがいいのは、時の政治家とりわけ小泉・安倍・福田・麻生の各首相に扮するシーン。語り口の特徴をよく研究をしており、挙動・雰囲気も上手く醸しだしている。

 

              

 

「さる高貴なご一家」との紹介で演じるのは天皇家。本来、風刺とかコントは権力者や権威、強者に対峙した時、鮮やかさが増すもの。可笑しさをこらえて笑うものの、世が世であれば不敬罪。跳ねっ返りの右翼が場内に居ようものなら、即日街宣車を繰り出すと思えるほどに際どい。1988年、昭和天皇重篤の影響で商売のできなくなったお笑いの3グーループが合同したのが活動の始まりとか。であれば、皇室のお陰で今があるわけで、オチョクリ過ぎるのはどうだろうか。

 

収穫は、コントの合間にギター片手にソロで歌う谷本賢一郎。素直で伸びやかで艶のある声。これから歌手活動にも力を入れていくようだ。

 

ザ・ニュースペーパーHP

 

 

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チーム・バチスタの栄光

2008-10-11 13:37:54 | 

海堂 尊 著  宝島社文庫全2巻

 

            

 

自分で選んで読む本は、自ずと傾向が決まってしまう。あれも読みたいこれも読みたいと尽きることは無い。と思いつつも一方で、人から貰ったり借りたりした本は、自らの好みや思考回路を離れることで、実に新鮮かつ貴重な経験になる。この本もそうした一冊。2005年の「このミステリーがすごい!」大賞受賞。選考委員の満場一致、数秒で選ばれたという。

 

翌年の広告・宣伝が、映画の封切りも加え露出度が多く、ゆえに臍を曲げて読まなかった嫌いがある。

 

現在の最新医療の世界を扱い、しかも心臓手術のエリート達を巡っての犯人探しのミステリー。手術室の描写や医師・看護師の専門用語を駆使した会話、厚労省と病院の位相、大学病院の実態など、類書が少ない分新鮮な興味に満たされる。著者のように本業が医師でなければ到底書くことは出来なかろう。しかし、医師ではない山崎豊子の「白い巨塔」には及ばなかった。軽さは否めない。

 

映画では主人公の田口公平が女性に置き換えられている。演じるのは竹内結子。最近は、こうして原作とは異なる登場人物になることが多いようだ。まあ受けるためなのだろうが、感心はしない。私のキャスティングは田口公平には小日向文世、白鳥圭介には山本耕史を起用するが。

 

映画「チーム・バチスタの栄光」

 

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おめでとうございます

2008-10-08 21:40:07 | 

ノーベル物理学賞、日本人の3人が受賞。

 

連日、金融崩壊の暗く絶望的なニュースが打ち続く中、思いがけない素晴らしい朗報だ。嬉しくて一つ一つ丹念に記事を読む。こう言っては失礼だが、揃って奇人変人。テレビニュースで観る記者会見も頓珍漢で、こちらの頬が緩んでしまう。だからノーベル賞なんだと納得。

 

         

南部陽一郎氏(87歳)    益川敏英氏(68歳)      小林 誠氏(64歳)

 シカゴ大学名誉教授          京都大学名誉教授       高エネルギー加速器研究機構教授

大阪市立大名誉教授           京都産業大名誉教授

 

日本の理論物理学のレベルの高いことを改めて知ることとなった。果たしてアジアでノーベル賞の受賞国は? その人数は? 中国は? 韓国は? てなことを言うとナショナリズムの顰蹙を買うかしら。 

報道の中でチラッと目にしたが、シカゴ大学は82人の受賞者を出しているという。驚きである。となると、ハーバードは何人なのかしら。

 

この快挙に満足し、日本政府の教育の改革や英才教育への対応が遅れることにならなければよいのだが。それでなくとも現行の日本の教育投資は、他の先進国に比べてお寒い限りなのだから。

 

このブログのアップ中に、テレビが同賞の化学賞を、また日本人が受章したと報じる。

ボストン大学名誉教授 下村 脩氏。

2日間で4人。通算16人の受章となる。

 

希望と明るさと自信、今の日本に最も望ましいプレゼントになった。

 

物理学賞化学賞

 

 

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水彩画二点

2008-10-07 22:57:45 | 美術・絵

二週間ぶりに水彩画を描く。

 

            

 

 

細い筆というのは、なかなか思い通りには運ばない。

加えて、手許の絵の具Pentel VACANCE は14色しかない。

満足できる色がなく、いろいろ混ぜて作らねばならない。でやるほど汚い色になる。

 

色鉛筆FABER-CASTELLは36色もある。でどうしてもこちらが多くなる。

でも、今回は水彩。絵具やったり色鉛筆やったりというのは、良いのか悪いのか。

勝手に気ままにスケッチング。

 

                    

 

 

 

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IRISH CREME

2008-10-05 20:38:33 | パイプ

          

 

クセがなくスムース。甘い芳香でライトな感じ。ヘビーを好む向きには物足りないか。


タ  イ  プ: アロマティックタイプ
フレーバー: アイリッシュクリーム
喫    味: マイルド
ブ レ ン ド: バーレー
アメリカ産、980円

加賀屋(新宿)

 

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おくりびと

2008-10-03 16:16:30 | 映画

          

      

 

「一言で評するなら、あの伊丹十三の監督デビュー作品”お葬式”に及ばない」と、感想をTBSの関係者に話したら、ひどくがっかりしていた。それにはこちらが驚いた。自社の制作した映画だったのだ。直接、制作には拘わることのない人たちだったが、果たして愛社精神なのかしら。

 

昨今、テレビ局が 映画作りを競争している。鉦や太鼓、もとい、CMで封切を 派手に宣伝している。タレントがこぞって賞賛 の声を上げる。が、映画の出来不出来は別である。 

 

納棺師という職業があることを多くの人に知らしめたという点において、貴重な映画である。「お葬式」では主人公である夫、この作品では納棺業の社長役の山崎務。難しい役柄を演じて印象深い。穏亡焼の笹野高史は、この人ならではの役。

 

     

 

シナリオの小山薫堂によれば、本木雅弘が「納棺師をやりたい」と言い出したのが企画の始まりとか。とすれば、本木は、並みのタレントではなさそうだ。

 

 モントリオール世界映画祭グランプリ受賞発表の場に、スタッフが一人も参加をしていなかったというオチがいい。

 

新宿ピカデリー  80点

「おくりびと」オフィシャル・サイト

 

 

            

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