アメリカ映画
138分
監督 テレンス・マリック
主演 ブラッド・ピット、ショーン・ペン
今年のカンヌでパルム・ドールに輝いたが、いまひとつシックリ来なかった。
混沌の宇宙の成り立ちから地球の生成、やがて峻厳な生命の誕生、そしてヒトの現代の生活。壮大な映像と色彩は、さぞやあらんとは思わせるものの、本当に?と思わずにはいられない。
様々のこの映画の各紙映評は、テレンス・マリックの名前負けしてるのではないか。
どんな作品をどのような意図でどう作ろうと、それは製作者や監督などの勝手でいい。観る方も、どこを観て何を感じてどう評価するかも勝手。でも評子は褒めてるのばかり。まあ、「出来がいい作品」とは言いません。当ブログ主は。
いいところは、三つ。ブラピの典型的なアメリカ(舞台は1950年代のテキサス)親父の体現。そのテキサスの町並みの広大でノスタルジックなこと。それに音楽。イメージが結びつかないシーンにモルダウが入ってきたのには驚いた。
監督の作品『シン・レッド・ライン』を観てからもう20年も経ったのか。嗚呼!