亀戸水神宮の由緒によると、この地域の住民が水害から免れるために、大和国吉野の丹生川
上神社から勧請して水神宮としたものと伝えられます。室町幕府第12代足利義晴将軍の治世
の頃(1521~1546)とのことで、祭神は弥都波能売神(みずはのめのかみ)という水
を司る女神ということです。
地元住民は何れも土着の古い農民の流れをくむ人達で、亀戸の中でも特に歴史を有する地区
と言われます。昭和20年3月の大空襲で被災しましたが、昭和35年6月に再建され、毎年
6月に例祭が斎行され、地域の人々に親しまれています。