「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」と詠んだのは加賀千代女。花の咲く期間が百日にも
なるので百日紅(ひゃくにちこう)だそうです。それと「サルスベリ」ともいわれるけれど、これは
木肌がすべすべとして、木登り上手の猿も滑るというから可笑しいですね。どちらにしても、夏
から秋にかけての花にはぴったりの風情がありますね。
暦は9月、秋分の日まであと8日ですね。太陽の光を拝んだのが2日で、あとは秋雨前線で
雨マークがずらりで、とても秋晴れとはいきません。正岡子規は「夏雲は岩の如く 秋雲は砂の
如く」とよんでいます。立て続けの台風も14号が西に進めば、ニュースは15号、16号も発
生とか、秋晴れはしばらく拝めませんようで。