散歩の時に見つけた!

東京都内を散策しますが、こんな所にこんなものがと再発見します。写真を添えて紹介します。

芥川龍之介文学碑(両国小学校)

2015-10-06 06:18:08 | 日記

       

 杜子春(とししゅん)の最終の一節が彫り込まれています。「お前はもう仙人にといふ望は持って

いまい。大金持になることは、元より愛想がつきた筈だ。ではお前はこれから後、何になったら好

いとおもうな。」「何になっても、人間らしい、正直な暮らしをするつもりです」杜子春の声には今ま

でにない晴れ晴れとした調子がこもっていました。「杜子春」より。    

  こうしていると、杜子春が閻魔大王とやりとりする場面が蘇ります。なんとも感動的なシーンで

した。芥川の短編小説「杜子春」、大正9年(1920)に雑誌「赤い鳥」に発表されたものです。