2019年の米国ののアクション映画だが、予算をかけて、あまりひねらずに作られている。
今回の悪役は民間軍事会社と、悪い政治家。
米軍を強化するためとして民間の請負業者をもっと使おうとする悪い政治家と、
それに対する善人の大統領、そしてシークレット・サービスのジェラルド・バトラーという構図。
ハイテク装備を持つ請負会社が悪役となっているのは、以前の悪役がテロ集団などだった頃との、
時代の変化を感じさせる。
イラクで乱射事件を起こしたブラック・ウォーター社の社員が米国で有罪判決を受けたこともあり、
軍事的なことを民間会社が請け負うことに疑問や反感を持つ人も多いのだろう。
それにしても、モーガン・フリーマンは、いろいろな映画で大統領役として出ている。
ニック・ノルティがジェラルド・バトラーの父親で、退役兵という設定で途中から出てきて、
活躍するところが面白かった。
全編にわたって銃撃戦などの殺し合いだが、重くならないように作られていた。
軽く見るのにはいい映画だった。
映画「エンド・オブ・ステイツ」予告編(出演:ジェラルド・バトラー )