マチンガのノート

読書、映画の感想など  

「夜と霧」 ヴィクトール・フランクル

2013-03-07 09:08:37 | 日記
震災後、ヴィクトール・フランクルの「夜と霧」が売れているらしい。
なぜ外国人の、ヨーロッパでの強制収容所体験には関心をもち、感動するのに、
自国民のシベリア抑留や、「家の無い少女たち」(鈴木大介著)のような
貧困、虐待のため体を売らざるを得ない人には関心を持たないのだろうか?
宮台真治なども、援助交際に関し、「女子高生の性の自己決定権」など言って
それに反論する河合隼雄なども、「援助交際は魂に悪い」などと言っていて
その取材対象の、家庭不和、貧困、虐待などを思い付かなかったようだ。
以前、教育テレビで日本人作家が、プリモ・レーヴィを取材して、晩年を過ごした
街にいっていたが、最初から国内は見えないようだ。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿