「永遠の仔」は、小説の原作を読んでから、テレビ版を見ていた。
入院施設の医師は、主人公の優希の症状のみを見て、治療にあたっていた。
家庭で主人公がどのような虐待に遭っているかを、想像も出来ないし、
そのような事の知識すらないようだった。
施設からの石鎚山登山が終わったら、自宅に戻すということで、
周りの子供の患者達も、それはやばい、ということで、
虐待している父親を、山道から突き落として亡き者にすることを
計画する。
父親役が何故、古尾谷雅人なのだろうかと思っていたのだが、
長身の古尾谷雅人なら、誰が突き落としたか、最後まで解らない
という演出だった。そして最後には、優希の母親が、娘を守るために、
自分で夫を低空タックルで突き落すシーンが描かれる。
家で娘が虐待されていても、守ることができず、
自分の娘が、登山の際に父親を突き落して殺害しようとしているのに
気づいて、自ら突き落として殺害して、娘を守る。
この主人公の場合、少なくとも母親には守ってもらえたので、
その点では恵まれているのだろう。
米国ドラマの「ツインピークス」では、父親が娘に何をしているのかを、
母親はある程度気づいていながら、経済的に恵まれた生活を
手放したくないのか、何もしなかった。
医師や福祉関係者の、知識のなさというのは、それだけで罪なのだと
思った。
トリイ・ヘイデンの著作が出てきたときには、あくまで病んだアメリカの
話という感じだったが、最近出版された、「誕生日を知らない女の子」
(黒川祥子著)などを読むと、日本もアメリカのようになってきていて
さらに、被虐待児童への対応が、まったく足りていないことがよく解る。
入院施設の医師は、主人公の優希の症状のみを見て、治療にあたっていた。
家庭で主人公がどのような虐待に遭っているかを、想像も出来ないし、
そのような事の知識すらないようだった。
施設からの石鎚山登山が終わったら、自宅に戻すということで、
周りの子供の患者達も、それはやばい、ということで、
虐待している父親を、山道から突き落として亡き者にすることを
計画する。
父親役が何故、古尾谷雅人なのだろうかと思っていたのだが、
長身の古尾谷雅人なら、誰が突き落としたか、最後まで解らない
という演出だった。そして最後には、優希の母親が、娘を守るために、
自分で夫を低空タックルで突き落すシーンが描かれる。
家で娘が虐待されていても、守ることができず、
自分の娘が、登山の際に父親を突き落して殺害しようとしているのに
気づいて、自ら突き落として殺害して、娘を守る。
この主人公の場合、少なくとも母親には守ってもらえたので、
その点では恵まれているのだろう。
米国ドラマの「ツインピークス」では、父親が娘に何をしているのかを、
母親はある程度気づいていながら、経済的に恵まれた生活を
手放したくないのか、何もしなかった。
医師や福祉関係者の、知識のなさというのは、それだけで罪なのだと
思った。
トリイ・ヘイデンの著作が出てきたときには、あくまで病んだアメリカの
話という感じだったが、最近出版された、「誕生日を知らない女の子」
(黒川祥子著)などを読むと、日本もアメリカのようになってきていて
さらに、被虐待児童への対応が、まったく足りていないことがよく解る。