冷たさを感じさせる朝の空気、
道路に出たとたん、金木犀の芳しさに包まれる。
歩く道筋いたるところで香りが漂っている。
大げさかもしれないが3軒に1軒くらいの割合か。
香りを発することでその存在が際立つ。
この香り、きつすぎるという人がいるように、
受け止め方は様々なようだ。
花言葉も色々、謙虚・謙遜・真実の愛・初恋・陶酔など。
私がこの中から選ぶとすれば、“陶酔”だが、
朝の散策で包まれるこの香り、どんな表現が的確なのだろう。
道筋でかなりの大樹を見つけた。
2階の屋根とまではいかないが、それに近い。
花もたくさんつけている。
一方若木は色鮮やかな花が鈴なりだ。
香りはと言えば、若木に軍配があがる。
存在感が際立つ“秋”、私たちを大いに楽しませてくれる。