今年はスギ花粉が大飛散。
NHKは今月10日、花粉の飛ばないスギを紹介した(BS2・いのちドラマチック)。
花粉症患者は推定3000万人、4人に1人に達しているという。
どうしてこんなに患者が増えてしまったのか。
専門家は「(花粉を)外敵と誤認」「社会の無菌化で過剰反応を起こす」と説明した。
花粉症に対抗措置として地道な研究が続けられている。
林業の盛んな富山県の森林研究所が花粉を生成しない“無花粉スギ”開発した。
この杉を生みだすまでの軌跡を感動的に描いた。
神社の境内で花粉の飛ばないスギを見つけたのがきっかけ。
ぼろくそに言われながらも、
可能性を信じあらゆることにチャレンジし、実用化にこぎつけた。
しかし、“敵も然るもの”。
専門家は研究を評価しつつも、「免疫系が力を持て余した」ため、
花粉との無駄な争いを展開していると説明する。
その上で、たとえスギ花粉が無くなっても“新たな敵を見つけるかもしれない”とクールに話す。
夢のない話になってしまったが、現実を直視するという意味では、それもやむを得ないのだろう。
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