閉店の報に何かやるせないものを感じる。
以前はよく足を運んでいた元町の海文堂さん。
待ち合わせの機会があるとこの店を指定し、立ち読みをさせてもらった。
新書・文庫の書架が非常に見やすく、神戸の郷土本もよく揃っている。
思わぬ本が平積みになっているのもうれしい。
閉店を報じた神戸新聞によると、創業は大正3年、
港神戸を象徴するかのように
海事関連書籍の専門店として産声をあげたと言う。
最近は本革のカバーを使うことが多いが、
以前は、“帆船”の模様を刷り込んだ
ブックカバーと栞を自慢げに持ち歩いていた。
海文堂の閉店は神戸の活字文化が消えるようでさびしい。
まだ何度か行くこともあるだろうから、
ブックカバーと栞は多めに確保しようと思う。
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