きょうからNHK朝ドラ「べっぴんさん」が始まった。
神戸の子供服メーカー「ファミリア」の
創業者・坂野惇子さんをモデルにしており、
その活躍を描きあげてゆく。
タイトルがなんとも良い。
メルヘンチックで、動きも優しい。
菅野美穂の語りもぬくもりがある。
一つ驚いたのはテレビに映し出されたこのシーン、
ヒロイン・すみれの横に立つこの女性は
往年の坂野惇子さんと生き写し、
私が神戸センター街のお店の前で坂野さんと
挨拶を交わしたのは昭和41年ころだった。
私は当時近所のお店に泊まり込みでアルバイトしていた。
たまたまだが何度かお目にかかり
にこやかな笑顔で会釈をしてもらった。
このワンシーンでその時の面影が鮮明に浮き上がってきた。
たまたま似たということはないでしょう。
メイクさんはかなり入れ込んだことと思います。
これは隠し味といえるのかもしれませんが、
朝ドラならではのこだわりといえるかもしれません。
[文庫本宣伝から][朝ドラの1シーン・TVから]
「べっぴんさん」というタイトルは、“さん”付けで
坂野さんら創業者4人を指すかと思いますが、
特別な品を指して「べっぴん」というのは、
すでに死語で、今の神戸ではだれも使っていない。
「べっぴん」はあくまでも別嬪を指すのであって、
地元の人間にとってはかなり違和感がある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます