TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

揺れた五山の送り火

2011-08-13 | メディア

夏の京都は厳しい暑さに見舞われる。今月9日、カンカン照りで水銀柱は急上昇、37度近くまで上がった。

 

にもかかわらず六道珍皇寺から西福寺周辺は、精霊を迎えに行く人たちで大賑わい、

 

私もこの珍しい伝統の行事に足を運んだ。あの世と往き来する井戸や地獄絵などを見て回った。

この期間に先祖の霊は各々旧の棲みかに戻ったが、今年はどうも居心地が悪い。

 

お盆の間はゆっくりくつろぎ、五山の送り火であの世に送り返してもらえるはずなのだが・・。

 

妙なところで火柱が上がった

東日本大震災の被災地・岩手の薪を燃やすと“放射能が心配”という声があり、

 

スンナリあの世に戻してもらえるかどうか危うい。

 

幸い11日(木)にこの問題は決着したが、東北との縁が強い瀬戸内寂聴さんは怒りが収まらない。

 

朝日新聞によると「今回のことは京都の恥。送り火は亡くなった人の魂を慰めるもの。

 

ましてや今回は東日本大震災という大惨事で亡くなった人の魂に対してです。

 

私は怒っています。恥ずかしいです。悔しいです」と怒りを露わにした。

 

私は、ある意味“京都らしさ”を露呈した騒ぎだと思う。これを機に謙虚に反省をしてほしい。

 

お盆のこの時期、お精霊さんには余計な心配をかけず、のんびりさせてあげて下さい。



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