TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

お値打ちの50円 旧徳島城庭園

2012-10-07 | 散策

 

 

(栞によると)蜂須賀の居城・徳島城の表御殿に作られた名庭。

枯山水と築山泉水庭で構成されている。

蜂須賀の威勢を示す大名庭園で、

阿波自慢の名石青石がふんだんに使われている。

特にいろんな石橋が目を引いた。

強烈だったのは藩主が踏んで割ったという

長さ10メートル余の踏割石・自団駄橋。

子孫繁栄を願う陰陽石、心字池の護岸の石組み等々、

嬉しくなる出会いだった。

貸しきり状態で納得の行くまでゆっくり見せてもらった。

これで50円、京都の庭に比べるとあまりにも安い。

65歳以上の高齢者はなんと無料、嬉しい限り。

 

 

 

 

 


Oh 阿波国分寺 青石の庭

2012-10-07 | 散策

四国霊場第15番札所、曹洞宗薬王山国分寺。

「庭園の石組みは、豪華であり、剛健であり、

その技術の傑出している点では、各時代を通して

日本庭園中での第一級品」と重森三玲の評価した庭がある。

この日も遍路姿の人たちが次々と巡拝していたが、

庭の拝観を申し出る人はいない。

私の持っている霊場巡りのガイドにも残念ながら案内の記述はない。

折角便の悪いこの地にまで来たのなら庭を見てほしい。

地元ゆえだろう、阿波青石を惜しげもなく使った枯山水で、まさに豪快。

巨石の石組みや築山、枯れ滝、

特に“天生橋”の石組みは、崩れかけているが圧巻の景。

 

立派な蘇鉄が巨石の石組みと程よく調和している。

誰の手になるものか、作庭年代もよく分からないが、

「桃山時代の特徴ある意匠や様式を示している」という。

一部に、事前予約、グループでの拝観などの制約ありと記載したものもあるが、

当時が創った庭の栞によると、

「希望者は納経所までお越しください」と記されており、拝観料は300円。

不意の拝観も可能のようだ。

ここまで足を運んだのなら、見逃さないでほしい。