ブログ・クロウキョウ

文京の働く愉快な仲間たち

アテルイ

2012年01月11日 17時02分33秒 | お知らせ
 わらび座のいなほさん(秋田)と元区労協副議長の昆さん(郡山)から
メッセージが届いていますのでご紹介します。
 文京区労協の皆様
 いつもわらび座を応援くださりありがとうございます!
今年もよろしくお願いします。
 昨年震災があって、今年は震災復興の一年目。
 今回、東北に本拠地を置くわらび座の使命として、
ミュージカル「アテルイ(阿弖流為)―北の燿星」をやります!
 東日本大震災復興祈念公演です。
 亡くなられた方の鎮魂への想い、そして「東北は何度も
こうして再生してきたんだ!」という復興への希望を感じ取って
もらえたら、想いを共有できたら幸いです。

 今から1200年以上前の陸奥(みちのく)の蝦夷(えみし)と言われ
蔑まれていた時代の東北が舞台。
 アテルイは、蝦夷のリーダーとして大和朝廷と戦った実在の人物です。

 和太鼓のシーンが随所に散りばめられていて、大小様々な太鼓を、
これでもかっっというほど叩きます。
 あと、朝倉摂さんの舞台美術が素晴らしいです!
途中、誰もが「あっ!」と驚く仕掛けが施されています。
どんな仕掛けかは見てのお楽しみ!
 私は、村人、公卿(くげ)、太鼓、笛、踊り…色んな所で出ます!

 震災への想いが重なって、何度も込み上げてきたり、
涙が止まらなくなったりしますが、本番はもちろん泣かずに頑張ります!

 秋田では三が日過ぎてから雪がまたドサドサ降ってきて、
外は凍る寒さで雪かきも毎日大変ですが、正月明けの5日から
熱い稽古が始まっています!
 今回チケット代の一部は東日本大震災復興義援金として寄付されますので、
どうか一人でも多くの皆さんに観に来て頂けたら嬉しいです。
 お待ちしています!
                 わらび座 権田いなほ

 文京区労協の新年旗開きに福島の地よりご挨拶申し上げます。
 政府は昨年末、原発事故の収束宣言を出しました。しかし、
地元では言葉通り受け取る人はほとんどおりません。
 肝心の原子炉がどのような状態にあるのか誰も確かめることができていないのです。 そして一時期より放射線は減少したといえ依然として原発からの放出は続いているのです。
 また、除染作業に使用された水は側溝を通して河川に流れ、やがて海へとそそぎ海洋汚染につながっています。
 地震や津波の難を逃れたのに原発事故によって住み慣れた故郷を追われ、
地域の絆も断ち切られ、何時戻れるかも分からない出口のないトンネルの中に置かれているのが現実です。
 このようなつらい思いをするのは福島県民だけでたくさんです。
 どうか皆さん、全国にある原発停止に向けて力を貸して下さい。

               福島県郡山市  昆 徳郎

 今年の文京区労協は、今まで以上に文化活動に力をそそぎます。
まずその最初の取り組みは、わらび座の「アテルイ」です。
 文京観劇会は2月23日(木)PM7:00~新宿文化センターです。
 いなほさんも出演するので文化交流会が開けるかもしれませんね。
 特別料金で、しかも良いお席でご覧いただけますので
区労協文化部までお問い合わせください。

*その他の文化的行事スケジュール
 3月16日(金)青年劇場「野球部員 舞台に立つ」(紀伊国屋ホール)
 4月05日(木)区労協的メモリアル「やすらぎコンサート」(区民センター)
 4月27日(金)ドキュメント「ショージとタカオ」(シビック小ホール)昼夜
 5月11~22  前進座国立劇場公演「鳴神」「芝浜の革財布」