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モンテディオ山形戦を振り返る【J2第4節】

2024-03-19 | Weblog
3月16日にアウェーで行われた明治安田J2リーグ第4節モンテディオ山形戦ですが、試合結果は1対0でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は後半に挙げたピーター ウタカ選手のゴールでした。


☆先発3人変更
前節敗れた栃木戦からヴァンフォーレは先発を3人変更。マンシャ選手に代えて孫選手&佐藤選手に代えて林田選手&アダイウトン選手に代えて鳥海選手を起用し、アダイウトン選手と佐藤選手を配置した攻撃的な布陣をテコ入れしてチームバランスを重視したメンバーを揃えたと思います。なかでも開幕から2試合連続得点と攻撃面では好調だったマンシャ選手から、組織的にかつ空中戦にも優れ粘り強いディフェンスができる孫選手に入れ替えたのは篠田監督にとって思い切った決断だったと思います。というのも山形には高橋選手という良いFWはいますが、長身で屈強な明確なターゲット役になれるような存在が見当たりませんでした。なので力強く競り合えるマンシャ選手よりもより細やかなディフェンスができる孫選手の方がこの試合には向いていたと思います。結果今シーズン初の無失点で抑えることになるので、篠田監督の先見の明が優れていたと言っても過言ではないでしょうね。

☆プレスが剥がされる前半
前節では強風の影響もあって理想的な堅守速攻カウンタースタイルが発動できなかったヴァンフォーレですが、この試合では三平選手を中心にファビアン ゴンザレス選手や鳥海選手&宮崎選手も計画的に相手を追い込む組織的なプレスを敢行。自分たちに試合のペースを引き寄せるためにスタートから積極的な姿勢をみせます。しかし相手の山形は選手たちの基本技術が高く、的確かつスピーディーにパスを繋いでこちらのプレスを巧みに回避。組織的プレスの網をかいくぐりその裏のスペースにボールを持ち出して反転攻勢に転じる機会を何度も作り出していましたね。ヴァンフォーレは一転して守勢にまわるのでピンチを迎える場面も少なくなかったのですが、そこは今津選手を中心とするDF陣が懸命に戻って対応し未然に防ぐ努力を怠らず。全体を押し上げた際の守備リスクをうまくカバーしていたように思います。特に前半は山形の動きもリズミカルでその勢いに押されるシーンが目立っていたので、この時間帯を我慢できたのはのちの試合展開に大きな影響を与えたと思いますね。

☆交代直後のウタカ弾
前半を0対0のスコアレスで終えたヴァンフォーレ。相手に押され気味だった展開を改善すべく選手たちはさらに積極的に動きます。山形のキーマンで右サイドのウイングに位置しているイサカ・ゼイン選手に良いタイミングでボールを渡さないために、マークを厳しくキッカーにもプレッシャーをかけてパスの精度を落とします。そして前への推進力を強化すべく後半14分に前線の交代を決断。三平選手に代わり飯島選手&ファビアン ゴンザレス選手に代えてピーター ウタカ選手を投入。その交代策がズバリと的中することになります。交代からわずか1分後、飯島選手が出したスルーパスは少し前方に出てしまいますが、ウタカ選手は決して諦めずにボールを追っていき相手DFとGKが一瞬譲り合った隙を見逃さずボールに追いついて両者をかわし、無人のゴールにシュートを流し込みました。このシーンは中盤で林田選手が前に出ていき相手からボール奪取したところから始まっています。インターセプトに成功し攻守が切り替わった瞬間プレーに関わったみんながゴールに向かって一直線に素早く行動していたことが良かったポイントで、ウタカ選手はスルーパスを出した飯島選手を信じてプレーを止めなかったのが結果得点に結びつきましたね。ボール奪取に成功した林田選手&ショートカウンターの勢いを殺さずに前方にスルーパスを出した飯島選手&味方を信じて諦めずにボールを追いかけたウタカ選手の3人の良さが合わさって決まった素晴らしいゴールだったと思います。

☆悪夢を払拭する万全な守備
後半15分に1点をリードできたヴァンフォーレですが、試合終了まで30分+アディショナルタイムが残されている状況はあるシーンを思い出します。それは昨シーズンのリーグ最終戦今回と同じくアウェーで行われたモンテディオ山形戦。そこでは後半18分に先制したもののそのリードを守り切れず、後半37分と後半アディショナルタイムに失点し逆転負け。直前でJ1昇格プレーオフ進出を逃す悔しさを味わっています。似たような時間帯での先制点に当時のことが一瞬頭によぎりますが、選手たちはその不安な気持ちを微塵も感じさせない逞しさをピッチ上で披露。徐々に守備にウエイトを傾けながらマンシャ選手を起用し3バックで守備時は5バック気味になる強固な守備ブロックを形成。でもゴール前に引き過ぎないようにアダイウトン選手も投入して相手にカウンター攻撃への脅威を忘れさせないなど盤石な試合の進め方をみせて1対0で逃げ切り。昨シーズンリーグ最終戦のリベンジを果たすJ1昇格ライバルを撃破する価値のある勝利になったと思いますね。

☆勝因は?
この試合の勝因はズバリ篠田監督の采配だと個人的には思います。強敵山形に対して粘り強く戦っていくために前節の攻撃中心のチーム編成を見直して機動力を活かした組織的に戦えるスターティングメンバーを揃え、そこから試合の流れに応じてパワーを加えられる柔軟性を発揮します。交代で同時に送り出したウタカ選手と飯島選手の2人が1分後に得点に絡んだのも篠田監督の交代カードのタイミングの良さだと思います。そして1点を追いかけようと懸命に攻勢を強めてくる山形に対して4バックから5バック気味に変更してゴール前の守備力を強化し、相手のロングフィードの供給者にもプレッシャーをかけに行くことを怠らなかったのも終盤の時間帯にまともにパワープレーを受けなかった要因だと考えます。状況に応じて適切な判断をした篠田監督の采配の妙が光る試合でしたね。


…この勝利によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は、3勝1敗の勝ち点9で順位は2位に浮上しました。J1昇格が感じられる位置に居続けることは大切で、高い意識のもとで常にストイックに貪欲に勝利を求めていきたいですね。この調子で頑張りましょう!




2024.03.16 2024明治安田J2リーグ 第4節 vs.モンテディオ山形





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