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熊倉弘達選手加入内定

2024-04-12 | Weblog
ヴァンフォーレ甲府は2025年シーズンの新戦力として、日本大学に在学している4年生FW熊倉選手の加入内定を4月5日に発表しました。なお熊倉選手は2024年のJFA・Jリーグ特別指定選手として承認されています。



◇熊倉 弘達（くまくら こうたつ）選手◇

熊倉選手は新潟県五泉市出身2002年5月16日生まれの現在21歳。小学校から中学まで地元のFCステラというクラブチームで過ごした後、高校は群馬県の名門校である前橋育英高校に入学。前橋育英では2年生から頭角を現し、主に中盤の攻撃的なポジションでの起用が多くなります。しかし全国高校サッカー選手権大会の出場には縁がなく3年生時にはコロナ禍に入り試合開催もままならない状況が続くなど難しい時期を過ごしますが、双子の兄の弘貴選手とともに切磋琢磨し活躍。2021年大学の進路では兄弟揃って日本大学への進学を決めます。大学ではすぐさま試合メンバーに選出され関東2部リーグやアミノバイタルカップなどに出場。2年生時はチームの18年ぶりとなる1部昇格に貢献するなど活躍。昨年の3年生時はFWとして関東1部リーグで9ゴール6アシストをマークし日本大学4位躍進の原動力に。日本大学として20年ぶりに出場した全日本大学サッカー選手権（インカレ）では2回戦で敗れたものの、チーム力を引き上げるためのキーマンとなっていましたね。森スカウトが彼に注目しており先日ヴァンフォーレの練習に参加。そこでのアピールが実り4月の段階で来年の入団内定が決まりました。

熊倉選手は171cm・69kgでポジションはMFとFW。利き足は右足。先ほども言ったように高校時代は中盤の攻撃的なポジションでサイドからドリブルで積極的に仕掛けるチャンスメーカーぶりをみせており、日本大学ではFWの一角としてよりゴールにより近い位置でプレーしていました。上背はそれほど高くなく特別ガッシリした体格には見えませんが、近代サッカーに求められる持久力だったり攻守の切り替えの早さや前線の守備をしっかりと精力的に行いつつ、それにプラスしてドリブルの突破力やパスセンス＆ゴールを狙うための仕掛けなどが存分に発揮できるFWとしての総合値が全体的に高いイメージの選手だと思います。その総合値の高さがポジションにも表れていて、ウイングのようなサイドの攻撃に特化したポジションからチームバランスを見ながら攻守に存在感を示せるサイドハーフ、1.5列目の位置で前を向いた攻撃ができるシャドーのポジションまで複数の攻撃的なポジションが務められます。現在4-2-3-1のフォーメーションを採用している篠田監督体制のヴァンフォーレで熊倉選手が目指すべきポジションはやはりサイドハーフ。利き足が右ということで、右サイドにポジショニングをとって縦への突破やサイド深くにえぐってクロスボールを上げたり、左側で起用された際にはチャンスメークしつつも機を見計らって中央にカットインしながら右足でシュートを狙うプレーなども期待できそう。熊倉選手にはクラブの新たな時代を背負って立つ選手になっていってほしいですね。

同時期の前橋育英高校の選手として、現在長崎に所属している笠柳選手や山形の岡本選手、神戸の櫻井選手などがいます。彼らに追いつき＆追い越せるように熊倉選手もヴァンフォーレの環境で切磋琢磨してほしいと思います。そして5歳からサッカーを始めるきっかけとなった双子の兄の熊倉弘貴選手もFCステラ→前橋育英高→日本大学とすべての場所でともにプレーしています。弘貴選手も世代別の大学選抜に選ばれる経験を持っているので今後プロの道を選ぶとなると、双子の ‘熊倉ツインズ’ がJの世界でも注目される日が来るかもしれませんね。

熊倉選手は大学に籍を入れながら今シーズンのJリーグの公式戦に出場できるJFA・Jリーグ特別指定選手として承認されています。基本はチームの全体練習に参加する1年になりそうですが、チャンスがあれば積極的にヴァンフォーレの試合出場を狙ってほしいですね。そして最後の1年となる大学サッカー生活に悔いのないように取り組んでもらい、来年の新体制発表までの約9ヶ月でプロに通用する体づくりに励んでもらい、キャンプで良いスタートダッシュを切るための準備をしてもらいたいと思います。熊倉選手これからよろしくお願いします！









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