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ロアッソ熊本戦を振り返る【J2第10節】

2024-04-18 | Weblog
4月14日にアウェーで行われた明治安田J2リーグ第10節ロアッソ熊本戦ですが、試合結果は3対3の引き分けに終わりました。ヴァンフォーレの得点は前半に挙げたアダイウトン選手&木村選手&三平選手のゴールでした。



☆先発変更は3人
前節の清水戦からヴァンフォーレは先発を3人変更。サイドハーフには鳥海選手に代えてアダイウトン選手が3試合ぶりの先発復帰。負傷し戦線離脱した井上選手と出場停止となった今津選手の2CBには、エドゥアルド マンシャ選手と神谷選手が起用され少し特殊な左利きのCBコンビが誕生しました。アダイウトン選手にはサイドから力強いドリブル突破などの攻撃面での仕掛け、マンシャ選手は競り合いの強さ&神谷選手は左足の正確なフィードを使った後方からの展開力を期待されていたと思います。その特長がピッチで存分に発揮できたか、この3選手の活躍がチームのキーポイントになっていたように思います。

☆前半で3得点&2失点
試合がスタートするとヴァンフォーレは三平選手を中心とした前線での精力的なチェイスで前から組織的なプレッシャーをかけに行きます。その圧力が功を奏したのか前半5分にCKのチャンスを獲得。最初のセットプレーの機会でアダイウトン選手が混戦状態のゴール前から豪快にシュートを突き刺して先制点を奪います。前半11分にリズミカルなパス回しから熊本に追いつかれるものの、その1分後に木村選手が地を這うようなミドルシュートを決めてすぐさま勝ち越します。しかし前半42分に再び追いつかれますが、前半52分に佐藤選手の直接FKのこぼれ球を三平選手が素早く詰めて再度勝ち越しに成功。前半だけで3得点&2失点の計5ゴールが入る激しい打ち合いの展開となります。もちろん2失点を喫した守備の不安定感は目立ちましたが、負傷交代というアクシデントが発生したので致し方ない面もあり、3得点できた攻撃面を褒めるべきだと個人的には思いますね。

☆渋谷&神谷選手交錯アクシデント
2対1とヴァンフォーレが1点リードしていた前半30分に守備のアクシデントが起きます。相手のクロスボールを対応しようとしたGK渋谷選手の左手とヘディングでクリアしようとしたDF神谷選手の頭が衝突。両者ともにもつれ込むようなかたちで倒れ込みます。神谷選手はしばらくすると起き上がりプレーに戻りましたが、渋谷選手は左手の痛みが引かずそのままプレー続行不可能な状態に陥ります。代わりにベンチにいた山内選手が急遽準備し出場しますが、アクシデントはそれだけではありませんでした。前半アディショナルタイムにもゴール前で神谷選手が相手選手と交錯しまたしても倒れ込みます。競り合った際に頭部が接触したようで、短時間での2度の頭部強打により脳震盪の恐れがあるとしてすぐさま交代の判断を下されます。この2選手の代わりに山内選手と孫選手が交代出場。彼らも精力的なディフェンスをこなすなど頑張ってはいましたが、前半のうちに戦略的ではなくアクシデントで2人替えなければいけない選択を迫られた状況は、試合の計画が狂う要因になったことは間違いないと思います。

☆勝っているのに先に仕掛ける謎
2対1とヴァンフォーレがリードして前半が終了したこの試合。篠田監督は後半開始に合わせて小林選手とファビアン ゴンザレス選手を下げて荒木選手と林田選手を投入し2枚替えを決断。システムも4-2-3-1から3-5-2に変更するなど戦い方も変えてきました。3バックで中央の守備を固めて守勢時にはウイングバックも下がって5バックになるため後ろにチームの重心が傾き、前では2人がクリアボールのターゲットになるものの効果的なポストプレーができず、また陣形が間延びしている影響でフォローに行く存在がいなかったために相手に簡単にセカンドボールを拾われていましたね。守備→クリア→守備の流れは変えられず、後半はジリジリと下がって相手の猛攻を受ける展開に変わってしまいました。個人的に采配に疑問が残ったのが、なぜ勝っている状況で相手より先に交代枠を使用しチームとして動いたのかということ。後半開始の段階で相手は交代枠を全く使用しておらず5人替えられる状態で、後半45分間の対策する時間が残されていました。始めは後ろでガッチリと待ち構える守備の効力はあったと思いますが、試合を進めていくにつれて次第に熊本は攻めどころが分かってきた感じでしたね。ヴァンフォーレは先に明確な戦術を示して選手も交代したため押し込まれて同点ゴールを許したあとは反撃するパワーが残されていませんでした。勝っているときは動かずあまり変えないというのがサッカーの鉄則としてあると思いますが、チームとして先に動いた謎が残るハーフタイムの決断だったと思います。

☆隙を突かれてミドルに沈む
相手の猛攻を受けて懸命にディフェンスしクリアしてもセカンドボールが拾えずに再び相手ボールとなる苦しい試合展開を変えられずに迎えた後半34分、熊本に中央から崩されて最後はミドルから失点し同点に追いつかれます。守備の人数が揃っていても足を伸ばしてアプローチすることができなかったディフェンスは早急な改善が必要だと思います。結局1点差を守り切れずに追いつかれた展開での引き分けだったので負のイメージが強く残る試合でしたね。

☆引き分けとなった要因は?
この試合ヴァンフォーレが引き分けた要因は先ほども言ったようにハーフタイムで決断した戦術変更とその時点で4人使った交代枠の使い方があまり良くなかったことだと個人的には思います。もちろん守備戦術をするなと言っている訳ではなく守備力を高めることは試合でも重要な要素となります。しかし今回は守備戦術にしてから終わるまで45分間と時間がかなりあったのが問題。後半から20分くらいまではヴァンフォーレの守備陣は適切に守ることができており熊本の攻撃陣を封じていました。しかし20分を過ぎたあたりから熊本は動きながらここを仕掛けたらプレッシャーがあまり来ないというスポットを見つけることができたようで、交代枠を使いながら攻勢を強めてきました。そして後半34分に被弾。ヴァンフォーレはフォーメーションを3-5-2に変えるのが約20分ほど遅く採用していたら熊本は解決策を見つける時間が足りずにヴァンフォーレの守備網を打ち破れなかったかもしれないと思うと非常にもったいない気がしましたね。それと脳震盪での交代だったので余分に1人多く替えることができる状況でしたが、同点に追いつかれた後は疲れた三平選手に代えて同じ立ち位置に鳥海選手を使い、後半37分にウタカ選手を起用してアダイウトン選手との2トップに変更しましたが、再び勝ち越すまでのパワーが最大限発揮できなかったのも後半開始ですでに4人使っていて劇的に変化できない影響が色濃く残っていたからだと思います。

3回追いつかれての引き分けだったのでどうしても良くなかった印象の方が目立ってしまいますが、3ゴール挙げた攻撃陣は素直に評価しても良いでしょう。セットプレーから相手に圧力をかけて押し通したアダイウトン選手の先制点、2列目から鮮やかなミドルシュートを突き刺した木村選手、そして直接FKのボールに誰よりもいち早く反応して押し込んだ三平選手の得点嗅覚は素晴らしかったと思います。特に今シーズンの爆発が期待されるアダイウトン選手にゴールが生まれたことは今後に向けて弾みとなることでしょうね。


…この引き分けにより今シーズンのヴァンフォーレの成績は、4勝3分け3敗の勝ち点15で順位は7位となっています。前節が5位だったので2つ下がる結果となりましたが、まだまだ中位グループは大混戦状態なので次の試合に勝てば再び前回の順位周辺に戻ることができそう。そして次はホームゲームなので、今度こそはスタジアムのみんなで喜びを分かち合えるようにチーム&サポーターが一丸となってホーム初勝利を掴み取りましょう!




【ロアッソ熊本×ヴァンフォーレ甲府|ハイライト】2024明治安田J2リーグ第10節|2024シーズン|Jリーグ





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