ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

J1昇格の可能性を考える〜前半戦を終えて〜

2024-06-14 | Weblog
2017年シーズン以来のJ1の舞台への復帰を目指して戦っているヴァンフォーレ。現在は13位と出遅れ感は否めませんが、まだまだ可能性は残されていると思います。でもその可能性ってどのくらいなものなのか曖昧で分からないなって方もおられると思います。そこで今回はプレミアリーグに注目して、ヴァンフォーレのJ1昇格の可能性を考えてみたいと思います。


まず前置き情報として、今シーズンからJ2は長らく続いていた22チームから2チーム数を減らし、20チーム制のリーグとしてスタートしています。22チーム制は過去にJ2のデータがあったので参照しやすかったのですが、20チーム制は過去に日本で3例(2021年J1・2011年J2・2023年J3)しかなく日本でのデータが使えなかったのが頭を悩ますポイントでした。そこで20チーム制を1995年から採用しているイングランドプレミアリーグにスポットライトを当て、そこから優勝に必要な1位の平均勝ち点、自動昇格に必要な2位の平均勝ち点、J1昇格プレーオフに参加できる6位以内の6位の平均勝ち点を導き出しています。


【プレミアリーグ直近過去10シーズンの順位(1位・2位・6位)】
2023〜24
1位∶マンチェスター・シティ(91)
2位∶アーセナル(89)
6位∶チェルシー(60)

2022〜23
1位∶マンチェスター・シティ(89)
2位∶アーセナル(84)
6位∶ブライトン(61)

2021〜22
1位∶マンチェスター・シティ(93)
2位∶リバプール(92)
6位∶マンチェスター・ユナイテッド(58)

2020〜21
1位∶マンチェスター・シティ(86)
2位∶マンチェスター・ユナイテッド(74)
6位∶ウエストハム(65)

2019〜20
1位∶リバプール(99)
2位∶マンチェスター・シティ(81)
6位∶トッテナム(59)

2018〜19
1位∶マンチェスター・シティ(98)
2位∶リバプール(97)
6位∶マンチェスター・ユナイテッド(66)

2017〜18
1位∶マンチェスター・シティ(100)
2位∶マンチェスター・ユナイテッド(81)
6位∶アーセナル(63)

2016〜17
1位∶チェルシー(93)
2位∶トッテナム(86)
6位∶マンチェスター・ユナイテッド(69)

2015〜16
1位∶レスター(81)
2位∶アーセナル(71)
6位∶サウザンプトン(63)

2014〜15
1位∶チェルシー(87)
2位∶マンチェスター・シティ(79)
6位∶リバプール(62)
※()内は勝ち点。

10シーズンの平均勝ち点
1位∶91
2位∶84
6位∶62


J2後半戦の試合数は19試合。そのすべての試合で勝利した際に得られる勝ち点は57となります。ヴァンフォーレの現在(第19節終了時)の勝ち点は23なので、理論上ではMAX80まで伸ばせることが可能です。ということは少し残念ではありますが、これからヴァンフォーレが残りの試合で全勝しても20チーム制の平均となる1位と2位の勝ち点には届かないことが判明。よってJ1自動昇格の可能性は現時点で相当低いことが分かると思います。しかしJ1昇格の可能性がないかと言われたらそうではなく、3位から6位以内のクラブが参加できるJ1昇格プレーオフの出場権なら今からでも十分狙っていくことができそう。

プレミア20チーム制の6位の平均勝ち点は62。そこにたどり着くまでヴァンフォーレはシーズン後半戦で勝ち点39の積み上げが必要になります。勝ち点39の積み上げというのは現在J2で2位にいる長崎が勝ち点39なので、シーズン前半戦の長崎のペースで日程を進めていくことが求められます。勝ち点23のヴァンフォーレはさらにペースを上げて勝ち点を獲得していかなければならず、その道のりはさらに厳しくなっていくことは間違いないでしょう。理想は12勝3分け4敗以上の成績。しかし相次いでいた負傷者が続々と戦線復帰しチームの戦い方が早期に確立されたら、順調に勝ち点を積み重ねていきそのペースにたどり着くことができると個人的には信じています。シーズン後半戦はJ1昇格プレーオフに進出できる6位以内をターゲットにして、そこから5位&4位と良い順位が狙えるように力を振り絞って頑張ってほしいと思います。


※今回はプレミアリーグの20チーム制を基にして、過去10シーズンの平均値のデータでJ1の可能性を考えてみました。飛び抜けたチーム力のクラブが多いプレミアリーグの勢力図とJリーグの違いはあるのでそのままデータが正確に反映できるかは断定しかねますが、参考程度にご覧ください。




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シーズン前半戦を振り返る

2024-06-14 | Weblog
激しい戦いが続いている今シーズンのJ2リーグ。これまで19試合を消化しており、早くも全日程(38試合)の半分を折り返そうとしています。ヴァンフォーレはJ1昇格を目標に熾烈な争いを繰り広げていますが、なかなか厳しい状況のなかでその順位に落ち着いている要因や問題点&後半戦に浮上するための改善点を挙げていきたいと思います。まずは今シーズン前半戦の結果を振り返ってみます。


【2024年明治安田J2リーグ前半戦結果】
第1節 vs徳島(A)○5-1 三平、宮崎、マンシャ、ウタカ

第2節 vs水戸(A)○2-1 マンシャ、木村

第3節 vs栃木(H)✕1-0

第4節 vs山形(A)○1-0 ウタカ

第5節 vsいわき(H)△1-1 鳥海

第6節 vs長崎(A)△1-1 アダイウトン

第7節 vs山口(H)✕0-2

第8節 vs鹿児島(A)○1-0 宮崎

第9節 vs清水(H)✕0-1

第10節 vs熊本(A)△3-3 アダイウトン、木村、三平

第11節 vs群馬(H)○4-1 ウタカ2、アダイウトン、三平

第12節 vs愛媛(A)✕1-2 関口

第13節 vs大分(H)✕1-2 アダイウトン

第14節 vs秋田(A)○3-2 ファビアン ゴンザレス2、ウタカ

第15節 vs千葉(H)△2-2 神谷、ウタカ

第16節 vs岡山(A)✕0-2

第17節 vs横浜FC(H)✕1-2 アダイウトン

第18節 vs藤枝(A)✕1-2 アダイウトン

第19節 vs仙台(H)△1-1 アダイウトン

※節→対戦相手→ホーム&アウェー→スコア→ヴァンフォーレの得点者の順。

※6勝5分け8敗(勝ち点23) 13位

◇今シーズン前半戦の得点者すべて◇
①アダイウトン(8得点) ②ピーターウタカ(6得点) ③三平、宮崎(3得点) ④ファビアンゴンザレス、木村、エドゥアルドマンシャ(2得点) ⑤鳥海、関口、神谷(1得点)


今シーズン前半戦(19試合)のヴァンフォーレの成績は、6勝5分け8敗の勝ち点23という結果になっています。半分を経過し勝ち点23という数値は過去のヴァンフォーレのハーフシーズンで最低の勝ち点で、思うような戦いができていないことを意味していると思います。スタートこそアウェーで徳島&水戸に勝利を収めて連勝を記録。ホーム開幕戦では敗れたものの、山形に勝利&いわきと強敵長崎に引き分けに持ち込むなど順調に勝ち点を積み重ねることができていました。第6節終了時点で順位は4位&しかも3位横浜FCと同じ勝ち点で並んでいる状態だったので、一応スタートダッシュには成功したと言っても良いと思います。

しかし最初に風向きが変わったのは第7節山口戦での0対2の敗戦。というのもこの頃絶対的守護神として先発出場を続けていた河田選手がケガにより戦線離脱。渋谷選手が代わりに入って引き分けに持ち込んでいましたが、やはり守備の連携というのは今までやってきた経験が活きてくると思うので、GK交代を機に少しずつ歯車が噛み合わなくなっていきましたね。もちろん渋谷選手は頑張ってはいましたが、自分流の守備スタイルをチームに溶け込ませるためには時間がかかるので、それまでの期間で相手に隙を見せてしまった印象を受けましたね。そして上位対決として注目されていた清水との『富士山ダービー』では終了直前に勝ち越されて0対1で敗れてしまいます。もしここで勝利できていたなら清水を抜いてJ1自動昇格圏に迫れたので、精神的にショックな敗戦になったことは間違いないと思います。また失点数が増加したのもこの頃から。第12節熊本戦からつい最近の第18節藤枝戦まで7試合連続で複数失点が続いていたので、それではなかなか劣勢を引き分けに持ち込んだり同点の展開を勝ちに繫げることが厳しくなります。第10節には今度は渋谷選手が負傷離脱し代わりに若手の山内選手が出場。渋谷選手が短期間で立て直そうとした守備連携が再びイチから構築しなければいけなくなったのはチームにとって大きな負担となりました。渋谷選手同様山内選手もいち早く自分流のスタイルを確立しようと頑張っていましたが、さすがにこの短期間では荷が重かったですね。アダイウトン選手の活躍などで得点は順調に決めることができているものの、彼らの他にも負傷者が続出した影響と大事なところで耐えられずに勝ち越されるなど勝負弱い一面もみせてしまい、前半戦の終盤には3連敗を含めたここ最近5試合未勝利など現在はもがき苦しんでいます。

低迷の要因は負傷者続出のチーム状態と点取り屋の不在が挙げられると思います。まず負傷者ですが、今シーズンのヴァンフォーレは3月中旬に離脱した河田選手を皮切りに実に9人もの選手がシーズン中に次々と戦線離脱しています。一覧にしてみると…

【負傷者一覧】
3月21日&4月23日 河田選手(左太もも) 全治4週間&4週間〜6週間
4月11日 井上選手(左ひざ) 全治3〜4ヶ月
4月23日 渋谷選手(左手中指骨折) 2ヶ月
5月1日 マンシャ選手(右太もも) 6週間
5月4日 孫選手(左ひざ) 6〜8週間
5月15日 三平選手(左ふくらはぎ) 6〜8週間
5月22日 三沢選手(右太もも) 4〜6週間

復帰
4月23日 小林選手(右太もも) 4週間
5月4日 木村選手(左ひざ) 8〜10週間
※日にちは発表日→選手名→(負傷箇所)→全治までの期間の順。


先ほども言ったGKも負傷者は多いのですが中でも特にCBのポジションでケガ人を多数出しており、出場機会を掴んていたマンシャ選手、マンシャ選手が離脱したことにより出場数が増加した孫選手、孫選手離脱で出番が巡ってきた若手の井上選手までもケガでいなくなりました。チームの守備は試合数を重ねていくごとにその連携力も高まってより組織的になっていくので、このように頻繁に出場できる選手が変わってしまうとディフェンスがいつになっても成熟できないままになります。複数失点が続いた影響の一つとして負傷者で最適の守備の組み合わせができない苦悩があったと思いますね。

それと点取り屋の不在。期待され今シーズン加入したファビアン ゴンザレス選手は前線の守備とポストプレーなどは体を張って頑張ってはいたものの、その頑張りが得点に結びつかずに悩んでいたと思います。一方ウタカ選手は6ゴールを奪い得点を狙いに行く姿勢は強く見せるものの周囲の味方との呼吸がなかなか合わず、また自力でこじ開けていくタイプでもないので試合中に消えている時間が長いのが難点でした。前線からの守備貢献も消極的なので、他の選手へ負担を大きくしてしまう原因にもなっていました。攻撃の起点が作れない最近では19歳の内藤選手を起用することが多くなり、若さと勢いに頼る場面が増えています。存在感を示し攻撃の核としてトップの選手が安定するとその分守る回数や時間も減っていくと思うので、後半戦はいち早く核となる存在を見つけ出して固定して起用し続ける辛抱も大切になってくると思いますね。

これまでネガティブな要素が多かったのですが、ポジティブな面にも触れておきます。それはシステム変更の決断。スタートから基本フォーメーションとして4-2-3-1で戦ってきましたが、負傷者続出の状況や失点数の増加も考慮に入れて第17節藤枝戦から基本システムを3-4-2-1に変更しています。経験豊富な山本選手を守備統率者として入れた3バックは今のところ安定しており、守備改善の兆しが見えています。またこれから夏場の試合になるので、攻守に全員が動き回るサッカースタイルはそのクオリティがどうしても低下してしまいます。今のうちから夏場の試合を乗り切る守備的な効率的なサッカーを成熟させておけばその時期でもチームの質を落とすことなく戦えると思います。ヘナト選手の負傷により先日の天皇杯Honda FC戦では3バックに林田選手を起用するなどさらなる柔軟性をみせている篠田監督。守備面で安定した戦いができるかがこの夏場を好成績で乗り切る鍵になってくると思いますね。ただし夏場を過ぎて涼しい秋口になったらまたシステムを元に戻さないと大幅な勝ち点獲得は見込めないことを言っておきたいですね。その変わり目の見極めも重要だと思います。


シーズン後半戦は19試合あります。まだまだ巻き返せる時間が十分残っていると思うので、早急にチーム状態を立て直して調子を右肩上がりへと変えて勝ち点を連続して積み重ねられるようなサッカーを目指してほしいと思います。そしてまずはプレーオフ圏内進出を狙っていきましょう!




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